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今回の事態の本質とは何か?
宮内庁長官という政府の一員が、自ら属する政府に公然と反旗を翻したことだろう。
しかも習近平氏来日直前というその次期に!
明らかにそれは、「小沢訪中」と「次期中国トップの訪日」という日中接近による政治的効果の減殺を狙ったものである。 このことで一体誰が喜ぶのか?
当然、アメリカであろう。
考えてもみよ。 仮にこのまま黙っていたら、或いは習近平氏が帰国した後でなら、これ程騒がれることはなかったはずだ。 「一ヶ月期間」というのは官僚同士が作った取り決めに過ぎず、それさえ外務官僚のサジ加減でどうでもなったシロモノではないか。
健康がすぐれないというなら兎も角、天皇は、2日前の日曜日、学習院での演奏会を鑑賞し、その後のレセプションにも出ている。
音楽を楽しむ時間はあっても、僅か30分にも満たない、儀礼的会見に出られないのか?という疑問は当然出て来るであろうし、単にそれは、天皇に会わせない為の口実に過ぎないのではないか?と見られても仕方なかっただろう。
もし外務官僚が日中関係を本当に重要視しているのなら、このような展開にはしなかったはずだ。 ーそう外務官僚の「サジ加減」がこのような事態をもたらした、とみるべきだ。
つまり、習近平氏来日直前の微妙な時期という、絶好のタイミングを見計らっての長官発言に、逆に我々はその政治的な意図を見るべきであろう。
一体誰に向けての? 当然、第一に、日中接近を喜ばない宗主国アメリカに向けての。
「我々官僚は鳩山政権の対中接近を支持していない」と。
これはまさに、官僚どもの、鳩山外交へのサボタージュ宣言というべきだろう。