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理論派の保守は習近平と天皇の会見セッティングしたを小沢を評価している。【山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』】
http://www.asyura2.com/10/senkyo76/msg/260.html
投稿者 こーるてん 日時 2009 年 12 月 15 日 18:12:48: hndh7vd2.ZV/2
 

山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/

小沢の「対中外交」をどう評価するか? 自民党的な「中国敵視政策」は転換すべき時期に来ていたのだ。


僕が北京に行ったのも、もう一ヶ月も前のことだが、その後、オバマ米国大統領の訪中があり、今度は、小沢一郎幹事長の訪中、そして、小沢帰国後、それに入れ替わるように中国から次期国家主席と呼び声の高い習近平副主席が来日、というように、ここに来て、にわかに中国問題が、国際的な政治問題として浮上してきたが、僕の最初の中国旅行が何かを引き起こす切っ掛けになったかのような感じがして、もちろん錯覚にすぎないが、不思議な因縁のようなものを感じている。さて、140名弱の民主党議員を含む600名の小沢軍団の訪中(長城計画)にも驚いたが、来日した習近平副主席の天皇陛下との会見のセッティングに関して、宮内庁の羽毛田長官が、「一ヶ月ルール」とかいう原則論を持ち出して、鳩山政権の「天皇の政治利用」を懸念するとか言い出し、それに呼応するかのように、マスコミや自民党サイドから、そして民主党内部からさえも、小沢批判が一斉に沸き起こったのにも、ちょっと驚いているところだ。この異様な雰囲気の小沢包囲網作りは、小沢の親中的な対中外交に、従来の中国脅威論に凝り固まった自民党サイドが何か異変を感じとった結果だと思われるが、小沢幹事長も、ここが勝負時と見たか、久しぶりに記者会見で歯切れのよい激論を展開し、宮内庁長官に「辞任を迫る」かのような過激な発言をして、マスコミと自民党サイドを挑発している。マスコミや自民党サイドは、あるいは民主党の反小沢グループの議員(福山哲郎外務、渡辺周総務各副大臣)は、ここぞとばかりに、ますます騒ぐだろうが、しかし、やはり自民党的な中国脅威論と中国敵視政策だけで、これからの対中政策を展開していくことには無理があるわけで、いずれ我が国の対中外交にも、大きなパラダイム転換が必要だったことは、論を待たないだろう。僕は、小沢式の「対中外交」にも、鳩山式の「東亜共同体構想」にも、全面的に賛成というわけではないが、「中国が攻めてくる」「中国の核は日本を標的にしている」「中国経済はバブルだから明日にも崩壊する」というようなネツト右翼か櫻井よしこ女史並みの被害妄想的、嫉妬妄想的な「中国論」の時代が終わったことだけは確かである。いたずらに中国の軍事的脅威や経済的脅威を強調し、国民の不安と嫉妬と羨望を煽るだけの中国報道を繰り返してきた自民党系の中国ウォッチャーたちも、政権交替と共にそろそろ交替期にあるのかもしれない。ところで、こういう時には必ず顔を出す安倍晋三元首相だが、例によって、いつものように前のめり口調で、「天皇陛下を政治利用したと断じざるを得ない」と子供みたいに騒いでいるが、それを言うなら、自民党が、これまで、つねに「天皇の政治利用」を繰り返してきたという事実を、どう説明すのか。まさか、勉強不足のために、そんなことは知らなかったとは言わせないよ(笑)。天皇を、強引に中国訪問へ引っ張り出して、「政治利用」したのは、何処の、誰だったか。平成四年、訪中直前の記者会見で、天皇陛下は、こう語っている、「この度の中国訪問のことに関しましては,種々の意見がありますが,政府は,そのようなことをも踏まえて,真剣に検討した結果,このように決定したと思います。私の立場は,政府の決定に従って,その中で最善を尽くすことだと思います。」と。この時の政府は、もちろん、自民党だった。それにしても、落ち目の自民党には、マンガ右翼の小林よしのりと同様に、起死回生の最後の一策として使うべきものが、もう「天皇」カードしかなくなったということだろうか。とすれば、むしろ天皇を、「政治利用」しているのは、小林よしのりと自民党、及び自民党シンパ、民主党内部の反小沢グループ(福山哲郎、渡辺周各副大臣)、及びネット右翼等…の方だということになるが…。


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■平成四年の天皇の中国訪問は「天皇の政治利用」ではなかった?

中華人民共和国ご訪問に際し(平成4年)

記者会見

ご訪問国:中華人民共和国

ご訪問期間:平成4年10月23日〜10月28日

会見年月日:平成4年10月15日

会見場所:宮殿 石橋の間

記者会見をなさる天皇皇后両陛下

(写真:宮内庁)

宮内記者会代表質問

問1 日中の長い歴史の中で初めての天皇訪中が実現いたします。その意義について,陛下はどのようにお考えでしょうか。また,念願の訪中にあたりまして両陛下の抱負をお聞かせ下さい。

天皇陛下

日本と中国は地理的に極めて近く,長い交流の歴史がありました。日本人は古くから中国の文化を学び,それを元にして漢字から仮名を作り出したように,様々な面に日本の文化を育ててきました。したがって両国の間には似ている面と異なっている面が入り交じっていると聞いております。このような関係にある両国の間で関心を持っている人々が互いに理解を深め合い,友好関係を増進することは極めて重要なことと考えます。この度の訪問がこのような契機となれば幸いと思います。短期間の限られた地域への訪問でありますが,中国の文化や歴史に接するとともに,多くの人々と交わり,相互理解を深め,友好関係の増進に資するよう努めていきたいと思っています。

皇后陛下

私も陛下のおっしゃいましたことと同じ気持ちでおります。この訪問を楽しみに,心を込めて務めを果たしてまいりたいと思います。

問2 陛下は李鵬首相が来日した際に,「近代において不幸な歴史があったことに遺憾の意を表します」と述べられたと伝えられています。この度の訪中には,どのようなお気持ちで臨まれるのでしょうか。

天皇陛下

日本と中国は,古くから平和に交流を続けてきましたが,近代において,不幸な歴史がありました。戦後,日本は,過去を振り返り平和国家として生きることを決意し,世界の平和と繁栄に努めてきました。この度,国交正常化20周年の機会に中国を訪問することになりましたが,これを契機として,日本が世界の平和を念願し,近隣の国々と相携えて,国際社会に貢献しようと努めている現在の日本が理解され,相互信頼に基づく友好関係が増進されことを願っております。

問3 今回の訪中をめぐりましては,内外に様々な反対意見もありました。この点について陛下のお考えをお聞かせ下さい。

天皇陛下

言論の自由は,民主主義社会の原則であります。この度の中国訪問のことに関しましては,種々の意見がありますが,政府は,そのようなことをも踏まえて,真剣に検討した結果,このように決定したと思います。私の立場は,政府の決定に従って,その中で最善を尽くすことだと思います。

問4 中国とその国民に対して両陛下はどのような印象をお持ちでしょうか。また,いよいよ訪問が間近に迫っていますが,準備の方はそれぞれいかがでしょうか。特にお読みになっている本などがあればお聞かせ下さい。

天皇陛下

小さい時から中国に関しては話を聞いたり,また,本を読んだりして関心を持っていました。中国の古典や歴史から学ぶことがたくさんあります。私が好きな言葉に忠恕(ちゅうじょ)ということがありますが,これは自分に誠実で,そして人の心を思いはかるという意味のことです。これは論語にある言葉であり,また,私が小さい頃,当時の穂積東宮大夫は,新訳孟子をちょうど在職中に書いていましたけれども,その新訳孟子も後に興味深く読みました。日本人はこのような中国の文化の恩恵に浴してきました。遠い昔からこのような文化を生み出した中国に対して深い敬意の念を持っております。また,中国の人々に接した,私が接しました人々には,非常に親しみを感じております。準備の方としましては,いろいろ行事も多く忙しい日々を過ごしていますので,今までに読んだ本や,読まない本を含めて,ところどころに目を通すという程度しか出来ません。

皇后陛下

小学校の何年生の頃でしたか,音楽の時間に揚子江の歌を教わりました。水を満々とたたえた川が,昼も夜も滔々(とうとう)と流れて大陸の沃野(よくや)をうるおす,という意味の歌でした。歌いながら子供の心にも何か広々としたもの大きなものが感じられ,その印象が今も私の中にとどまり,中国や,そこに住む人々の姿と重なっています。準備の方は,期間も短く,決して十分とは申せませんが,陛下お始めいろいろな方面の方々にお教え頂きましたり,中国各地の民話等を少しずつ読んでいます。

問5 韓国訪問は皇太子ご夫妻時代に一度延期になり,その後,廬泰愚大統領から招請もありましたが,陛下はどのようにお考えでしょうか。

天皇陛下

韓国は日本と極めて近い隣国であります。近年,そして長い交流の様々な歴史があります。近年,協力の関係が進み,友好関係が深められてきていることは喜ばしいことと思います。私の訪問に関しましては中国の場合と同じく,政府の決定に従うものであり,そのような機会があれば,心を尽くして務めていきたいと思っております。

問6 中国につきましては,昭和天皇から生前どのようなお話を聞いていましたでしょうか。昭和天皇が中国訪問を強く希望されていたことについてはどう思われますでしょうか。

天皇陛下

中国のお話は,あまり伺ったことはありません。ご訪問に関しては,そのことを気にかけていらっしゃったということを聞いております。

問7 中国から帰国されますと,すぐに皇太子妃選考に関する申し合わせの期限が来ますが,こちらの方の見通しはいかがでしょうか。

天皇陛下

報道関係者が理解を示して,皇太子妃報道に関する自主的な申し合わせをされたことに深く感謝しております。皇太子の問題は,皇太子の意向に沿って,宮内庁長官や東宮大夫を始めとする関係者が努力していることですので,それを静かに見守っていくことが大切と思います。

在日外国報道協会代表質問

問8 1970年代に日中間の国交が正常化されたとき,中国が戦争について公式の補償を放棄したことは,これは寛大な行為だと思われますか。

天皇陛下

このことに関しましては,政府が関係する問題でありますので,お答えは差し控えたいと思います。

問9 陛下は皇室と中国の関係をいかがご覧になるでしょうか。それは三つの時代についてお尋ねいたしますが,一つは昔の時,もう一つは明治維新以来終戦までの時と,現在の時をお伺いしたい。

天皇陛下

皇室と中国の関係につきましては,古くは天皇が遣隋使,遣唐使を派遣し,それに伴って留学生も随,唐に渡り中国の文化を学ぶように力を尽くしてきました。遣唐使が廃止されてからは,中国との関係は,政治が将軍の手に移ったこともあり,なくなりましたが,中国の文化が皇室に深い影響を持っていたことは,例えば天皇の即位礼でも孝明天皇までは中国から取り入れた礼服という式服によって行われていたことにもうかがえます。明治以降は,世界の変動の様々な影響を受け,両国の関係も様々に変化しますが,その間には不幸な歴史もありました。戦後は,国交正常化の後両国の関係は緊密化を強めてきていることは喜ばしいことと思います。両国の関係は過去を踏まえて,それを乗り越え,相互信頼に基づく末永い友好関係が今後培われていくことを念願しております。

問10 両陛下へお尋ねいたします。今回の中国ご訪問に関して,特に楽しみにしていられること,例えば是非お会いになりたい人,ご訪問されたい場所などがございましたらお聞かせください。

天皇陛下

中国訪問中,多くの中国の人々にお会いすることを楽しみにしております。しかし,短期間でありますので,十分お話しする時間がとれないことを残念に思っています。また,この度の訪問地は限られたものではありますが,日本の文化に大きく影響した未知の国,中国を実際に見,そして理解を深めることは今後の中国を考える上にも意義深いことと考えております。この度の訪問で西安,昔の長安に当たる西安が含まれていますが,その地で昔の遣唐使のことを偲びたいと思っております。

皇后陛下

中国は今までに一度も訪れたことのないお国ですので,何もなにも初めてのこととして楽しみにしています。今回の旅で出会う人々,今回の旅で訪れるそれぞれの場所がいつかやがて自分にとって懐かしい人々,懐かしい場所となればうれしいと思います。

関連質問

問 陛下にお伺いしたいのですが,平成元年の李鵬首相来日の際の会見で,中国と日本の両国の歴史について遺憾の意を表しますというふうに述べられたと伝えられていますが,実際は残念に思いますという表現を使われたというふうにもお聞きしております。その時のお気持ちはいかがだったのか,もう一度お伺いしたのですが。

天皇陛下

その時には,残念に思いますということを言ったように記憶しています。

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コメント
 
01. 2009年12月15日 19:26:39
アメリカ抜きでの独自外交はどんどんやるべき。
ネトウヨとアホ自民はほおっておけばいい。
この機会に右翼はみんな検挙な

02. 2009年12月15日 20:47:06
政府は、亜細亜国家間の恒久平和を目指す今上天皇陛下の御意に従わぬ逆賊どもを朝敵として征伐すべき。

03. 2009年12月16日 00:06:33
小沢の中国訪問団の団長が朝鮮人、名誉団長も朝鮮人とは、どういう意味があるんでしょうか?

千葉景子法務大臣は、法務大臣として適切なのでしょうか?

シンガンスはゴキブリ国にまんまと逃げちゃいましたが、適切なのでしょうか?

アホなのでわからないんで教えてください。


04. 2009年12月16日 13:33:44
>>03
「最悪に不味いメシと排泄物を比較する」ような話ですみませんが、
少なくとも草加を国教とした女系天皇制度下の「日本」(=「既に日本とは言えない何か」)よりは、マシなんじゃないでしょうか。
というか、それと比べたら共産党政権下の方がマシにすら見えますな。失礼いたしました。

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