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http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2009/12/post-67e8.html
踊らされてる人たちへ
ここんとこ、競馬の話題と普天間基地の話題ばかり書いてるので、どちらにも興味のない人には申し訳ない状況が続いてる。特に、競馬の話題に関しては、日曜日か月曜日に結果報告をして、それから次のレースの予想をしたり皆さんからのメールを紹介したりした上に、日曜日が近づいて枠順が発表になると本格的な「エヴァンゲリオン予想」を楽しんだりして、1週間のうち3日も競馬の話題を書いてる週もあるほどだ。このままだと、バラエティー豊富に日替わりの話題を書くことをポリシーにしてる「きっこの日記」じゃなくて、競馬専門の「きっこの競馬日記」になっちゃいそうだけど、あたしの「エヴァンゲリオン予想」は年末の「有馬記念」までってことで、それが過ぎれば、競馬の話題だけじゃなくて、また、パチンコの話題も、麻雀の話題も、ロト6の話題も、ナンバーズ4の話題も、オイチョカブの話題も、チンチロリンの話題も、日替わりで書いてこうと思ってる‥‥って、それじゃ「きっこのギャンブル日記」だろがっ!‥‥って、ヒサビサのノリツッコミからスタートしちゃったワケだけど、今日も今日とて、興味のない人には申し訳ないけど、普天間基地の問題について、ちょっと書かせてもらわなくちゃならないのだ。
何でかって言うと、「漢方薬騒動」の時とおんなじで、バカマスコミの垂れ流す偏向報道を鵜呑みにしちゃう単細胞な人たちとか、あたしが子供にも分かるように、わざわざ簡単な言葉に置き換えて書いてることすら理解できないフロッピー麻生並みの国語力の人たちとかから、トンチンカンなメールが届くからだ。そうした人たちのメールって、内容がトンチンカンなだけじゃなくて、文章自体もおかしいから、ここで全国の皆さんにご紹介できるレベルにはホド遠い。だから、あたしが要点だけを書くけど、そういう人たちは、こんな主張をしたいワケだ。
「沖縄の人たちが基地問題で苦しんでることは理解できるが、沖縄から米軍がいなくなったら誰がニポンを守ってくれるのか? 国防の観点からも、日米合意の重さからも、普天間飛行場は辺野古へ移設すべきだ」
だ〜〜か〜〜ら〜〜、バカマスコミやバカ保守派の垂れ流す偏向報道を鵜呑みにして、こんなふうにカン違いしてる人たちが多いから、あたしが子供にも分かるように書いてるのに、こういう内容のメールを送って来る人たちって、ニポン語が読めないのか、読めても意味を理解する知能がないのか、テツ andトモじゃなくても「何でだろ〜?何でだろ〜?ななな何でだろ〜?」って思っちゃう今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、何度もおんなじことを書いて来てウンザリ気味だけど、もう一度、普天間飛行場の移設問題について、小学生にでも分かるように説明する。まず、普天間飛行場の名護市辺野古への移設が日米間で合意されたのは、13年前の1996年の「SACO合意」で、この時は、アメリカ側のトップがクリントンで、ニポン側のトップが橋本龍太郎だった。もちろん、名護市の人たちには何の説明も相談もなく、日米の政府だけで勝手に決めたものだ。だからこそ、日米間で合意したのにも関わらず、その後、何年間も、住民たちの反対によって実現されなかったワケだ。
で、今回は、より分かりやすくするために、こうした「沖縄の人たちの思い」はカツアイして、日米合意の内容の中の「辺野古の計画」だけを説明してくけど、この1996年の「SACO合意」の内容ってのは、宜野湾市の普天間基地をニポンに返還して、普天間基地にいる海兵隊の兵力を他の場所へ分散させるって内容だった。フランク・ザッパに言えば、司令部はグアムへ、補給隊は岩国基地へ、ヘリ部隊は辺野古に新設する飛行場へ‥‥ってふうになってた。これが、当初の日米合意で、この計画のままなら、辺野古の海を埋め立てて作られる巨大な飛行場と併設する基地に、ヘリ部隊の海兵隊員たちも大挙して移動して来ることになってた。
だけど、沖縄の人たちに何の相談もなく、日米の政府間だけで勝手に決めた合意内容だったから、当然、激しい反対運動が起こった。名護市の住民投票でも、過半数以上が辺野古への移設に反対だった。こんな経緯から、政府間では合意したものの、実際の計画はぜんぜん進まなかった。そして、この「SACO合意」から9年が過ぎた2005年、いっこうに進まないニポン側の計画にシビレを切らしたアメリカ側が持ち上げたのが、海兵隊をぜんぶグアムへ移転するっていう新計画だった。これが、2006年5月に発表された「再編実施のための日米ロードマップ」で、これは、当時の日米のトップ、ブッシュとコイズミの間で合意された。
その内容は、1996年の「SACO合意」の内容からは大幅に変更されてて、辺野古へ移転するハズだったヘリ部隊も含めて、沖縄の海兵隊のほとんどがグアムへ移転することになったのだ。だけど、コイズミの強い意向で、辺野古に建設する予定だった巨大滑走路の計画だけは、そのまま据え置きにされたのだ。ここが、この問題の最大のポイントなので、「沖縄から米軍がいなくなったら誰がニポンを守ってくれるのか?」なんて寝言を言ってるアホは、シーブリーズを垂らした綿棒で耳そうじをしてからよく聞いて欲しいんだけど、「現在の日米合意に沿って辺野古に飛行場を移設しても、カンジンのヘリ部隊はグアムへ移転しちゃう」ってことなのだ。
つまり、ニポン側が、日米合意の通りに普天間飛行場を辺野古に移設しようとも、嘉手納基地に統合しようとも、別の場所に県内移設しようとも、県外移設や国外移設の代替え案を提示しようとも、その場所に移動するのは「ヘリ部隊の施設のみ」であって、ヘリ部隊の軍事用ヘリと隊員たちは、2014年までに、みんなグアムへ移転しちゃうってことだ。軍事用ヘリも隊員もいない「施設だけの基地」が、ニポンを守ってくれるワケなんかないし、それ以前に、抑止力にもならないことは明白だろう。分かった?
そして、それでも、こんなものを作ろうとしてるのは、完全にニポン側の軍事利権の問題であって、だからこそ、売国奴のコイズミは、ブッシュにお願いして、本来は不必要な総予算5000億円を超える巨大公共事業を「再編実施のための日米ロードマップ」に残してもらったってワケだ。ま、この辺については、今まで何度も書いて来たし、ここでは繰り返さないけど、「日米合意の重要性」を連呼してるバカマスコミや自民党の売国奴どもは、その「日米合意」の内容についてはまったく触れない。仮に触れたとしても、最初の「SACO合意」について触れるだけで、現行の「再編実施のための日米ロードマップ」については、まったく触れようとはしない。それは、「ヘリ部隊はみんなグアムへ移転しちゃって、辺野古に移転するのは施設のみ」だなんてことがオオヤケになると、唯一の味方である単細胞な保守派にまでアイソをつかされちゃうからだ。
もちろん、売国奴の自民党もバカじゃないから、猫の仔1匹いない飛行場なんか建設したら悪どい計画がバレちゃうから、ホンの数機だけ軍事ヘリを残して、ホンの十数人だけ海兵隊員を残すことにしてる。ようするに、留守番みたいなもんだ。そして、アメリカ側には、「辺野古に新設される飛行場はヘリ部隊がニポンに行った時に演習で使う」って言わせてるのだ。これが、日米合意の真実であって、この内容をキチンと理解した上で、それでも「国内に海兵隊のヘリ基地は必要だ」なんて言える人が、いったいどれだけいるだろうか。あたしが言ってるのは、「中に入れるものがなくなったのに、それでも器を作る必要があるのか?」ってことであって、辺野古に新基地を造ることが「国防」だの「抑止力」だのって言ってる人たちは、空っぽの器でも満腹になれる奇特な人たちだってことだ。
世の中の多くの人たちは、バカマスコミの垂れ流す偏向報道を鵜呑みにして、真実を知ろうともしない。数日前に、テレビで普天間基地の問題に関する世論調査の結果を報道してたけど、「辺野古への移設」に関しては、「反対」が40%弱だったのに対して、「賛成」もおんなじくらいの40%弱だった。だけど、「辺野古への移設」に賛成した40%弱の人たちのうち、いったいどれだけの人たちが、辺野古へ移設されるのは不必要な施設だけで、ヘリ部隊も隊員たちもぜんぶグアムへ移転しちゃうってことを知ってるのか、あたしは疑問だ。そして、こうした真実を知れば、保守派だってウヨクだって、誰もが飛行場の新設に反対すると思う。
‥‥そんなワケで、しばらく前の「漢方薬騒動」の時だって、バカマスコミが垂れ流したデマ報道を鵜呑みにした単細胞たちが、「漢方薬が保険から除外される!」って大騒ぎして、バカ丸出しな署名まで始めちゃった。ま、あの騒動のオカゲで、オレオレ詐欺に引っかかるような単細胞が、ニポンには少なくとも27万人ほどいるってことが分かったから良かったけど(笑)
ちなみに、あの事業仕分けを担当してた民主党の枝野議員は、仕分け結果を誤解されないようにと、各所で「漢方薬を保険から外すとは決まってない」って発言してたのにも関わらず、バカマスコミは枝野議員の発言を封じ込めて、正反対の報道を続けたんだよね。あたしは、11月29日の日記、「漢方薬に関するデマ」http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20091129で、この問題について懇切丁寧に書いたんだけど、それでも、今回の普天間飛行場の問題とおんなじに、フロッピー麻生並みの国語力しかない人たちからトンチンカンなメールが届いたから、12月2日の日記、「漢方薬騒動顛末記」http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20091202で、さらに分かりやすく書いたんだよね。
勇み足で無意味な署名なんかしちゃった単細胞たちは、「自分たちの努力で漢方薬が保険から除外されずに済んだ」なんて自己満足してるみたいだけど、漢方薬を保険の対象外にするなんて話は最初からなかったワケで、だからこそ、あたしは、デマ報道に踊らされてる人たちのことを「バカ丸出し」だって指摘したワケだ。で、この問題に関しては、安住るりさんが、「JANJAN」のコラム「安住るりの昭和史瑠璃色眼鏡」で、12月9日付の「漢方薬保険適用除外は【誤報】です!仕分け人枝野議員が明言」http://www.news.janjan.jp/column/0912/0912094193/1.phpで取り上げてる。詳しくは、安住るりさんのコラムを読んでもらうとして、その一部を引用させてもらうと、次のように書かれてる。
「ここ(仕分け会議)では仕分け人の誰一人として「漢方薬」について言及していない。うがいクスリ、湿布薬、ビタミン剤については、具体的に薬品名を挙げて「同等の市販品が安く入手できるもの」については、保険適用から外すことも検討すべき、としたが、財務省の事前ペーパーにあった「漢方薬」には仕分け人は触れておらず、除外する薬品の判断は厚労省と財務省でよく協議検討すべし、という結論になった。そのことは、現場で取材していた記者たちは正しく理解したはずだし、枝野議員は、日本テレビの全国放送番組などで「漢方薬を保険から外すとは決まっていない」と何度も述べたのに、系列の新聞さえもが、逆の誤報を前提として「仕分けチーム批判」の社説まで書いたのだという。」
ね?あたしが書いた通りでしょ?現場の会議では、誰1人、漢方薬を保険から除外するなんて言ってないし、それどころか、うがい薬やシップ薬に関してだって、除外することが「決定」したんじゃなくて、あくまでも「検討すべき」っていう結論になっただけなんだよ。それなのに、バカマスコミは、まるで明日からすべての漢方薬が保険から除外されるって決定したかのようなデマ報道を垂れ流して、世論を煽って民主党批判に火をつけたんだよね。そして、安住るりさんは、次のように続けてる。
「なぜか、他紙もテレビニュースも、いっせいに同様の報道をしたので「署名運動」などの大騒ぎになったのは周知のことである。11月11日の事業仕分けの翌日に、漢方薬大手の「ツムラ」の社長が自ら、誤解に火をつけるような発言をした。経営者としてはおかしな行動だと筆者は感じる。自社の株価などにただちに跳ね返る情報を、この社長は、自ら確認しなかったのだろうか?また、短期間に27万人もの署名を集めた「東洋医学会」も、仕分けの音声や映像の記録を確認しなかったのだろうか? 筆者は、どうも腑に落ちない。」
だからこそ、あたしは、「とにかく原典にあたれ」「とにかく会議の音源を聞け」って繰り返して、親切に音源をリンクしといたんだよね。あの63分の音源を聞けば、たとえフロッピー麻生並みの国語力しかなくても、たとえアベシンゾー並みに知能が低くても、それでも「漢方薬が保険から除外される」なんて思い込むバカはいるハズないからだ。ま、この騒動のカラクリについては、橋本龍太郎の系列の自民党の厚生族議員どもの政治資金報告書を調べれば簡単に分かると思うけど、未だに反省の「ハ」の字もなく、国民のことは無視して、民主党を政権の座から引きずり下ろすための裏工作だけに邁進してる自民党って、完全に終わってると思う。
たとえば、12月10日の日記、「海外の報道は正反対」http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20091210に書いたけど、普天間飛行場の移設問題について、ニポンのバカマスコミは、「アメリカが怒ってる!」「アメリカが怒ってる!」ってヒステリックに連呼してる。だけど、アメリカの「誰が」怒ってるのかって言えば、ローレス前米国防副次官だの、アーミテージ元米国務副長官だの、グリーン元米国家安全保障会議アジア上級部長だの、どれもみんな肩書きに「前」や「元」がつく旧ブッシュ政権の残党どもだけで、現在のオバマ政権の人間で怒ってるのは、12月10日の日記で紹介した「フィナンシャルタイムズ」の記事に書かれてるように、国防長官のゲーツだけだ。そして、これまた「フィナンシャルタイムズ」の記事に書かれてるように、オバマ大統領を始めとしたアメリカ政府の関係者たちは、普天間飛行場の移設問題について、「我々は我慢強く待ちましょう」と約束してくれてるのだ。
で、現在のアメリカの政権とは無関係なこれらの残党どもが、何で「ホントは興味のない普天間の問題」なんかでワザワザ怒ってるのかって言うと、すべて自民党との連携プレーによるものだからだ。ローレスがトンチンカンなことを言ったのも、自民党から依頼されてのことだし、アーミテージやグリーンが怒ったのも、自民党に招かれて来日して、自民党のクソガキ‥‥じゃなくて、タニガキと会談して、そこで十分に発言内容を打ち合わせしたのちに、都内で行なわれたシンポジウムで民主党批判を繰り広げたのだ。
「ヒゲの隊長」でオナジミの自衛隊あがりの自民党議員、佐藤正久にしても、党の命令で12月5日から8日までワシントンにノコノコと出掛けてって、軍事利権にからんだ共和党の関係者たちと打ち合わせして、帰って来てから「アメリカ政府は普天間問題をめぐる鳩山政権の対応ぶりに不信感が強めてる」なんて報告してる。だけど、現在のアメリカは、あたしのお部屋の水槽のクチボソたちでも知ってるように、民主党のオバマ政権であって、国民からアイソをつかされて下野した共和党なんて関係ない。
ようするに、ニポンで下野した自民党が、アメリカで下野した共和党の関係者たちと連携して、「アメリカが怒ってる!」「アメリカが怒ってる!」って騒いでるってワケで、それを何倍にもして垂れ流してるのが、自民党と一緒に下野した「三流軽薄新聞」、略して「サンケイ新聞」を始めとしたニポンのバカマスコミってワケだ。だいたいからして、自民党政権時代に、13年間もかけて何ひとつ進まなかった計画なのに、政権交代が実現したトタンに、「早くしろ!」「年内に決めろ!」って、あまりにもおかしな話だと思わない?
さらには、こないだの日記で紹介した「ニューヨークタイムズ」の記事だけじゃなくて、「ワシントンポスト」の記事でも、アメリカ側の報道は、日米政府の現状を淡々と報じてるだけで、どこも怒ってもないし、「早くしろ!」とも書かれてない。「早くしろ!」「年内に決めろ!」「過去の日米合意の通りにしろ!」って狂ったように報じてるのは、何のことはない、ニポンの中のバカマスコミだけなのだ。そして、「アメリカが怒ってる!」って報道のソースにしても、ぜんぶ自民党と連携してるアメリカ共和党関係者からの発言ばかりなんだから、完全に「漢方薬騒動」とおんなじ構図だ。違うのは、自民党の厚生族が糸を引いてるか、防衛族が糸を引いてるかって部分だけで、あとは何も変わらない。
‥‥そんなワケで、あたしは、いつも言ってるように、人の感性や感覚は十人十色だから、おんなじニポン人でも、趣味や好みも人それぞれだし、考え方も人それぞれで、だからこそ世の中は楽しいんだと思ってる。だから、政治的な思想も人それぞれで、あたしには強迫観念にとりつかれた異常者にしか見えないけど、マジメに「核武装」を望んでる人もいるほどだ。誰が見てもカルト集団にしか見えない新興宗教にも、たくさんの信者がいる。そして、「核武装」を望んでる人たちも、カルト教団のお題目を唱えてる人たちも、みんなギャグじゃなくて本気で信じてやってるんだから、世の中にはあたしの想像を絶するファンキーな人たちがいっぱいいるってことになる。ま、それはそれで個人個人の問題だから、あたしに迷惑が掛からないぶんには文句は言わないけど、あたしのとこにトンチンカンなメールを送って来る人たちに関しては、少なからず迷惑してる。だから言わせてもらうけど、「漢方薬が保険から除外される!」とか、「辺野古に基地を造らないとニポンが危ない!」とかっていうカルトなメールだけはやめて欲しい。あたしは、バカマスコミが垂れ流してる偏向報道なんかに踊らされずに、自分の目で真実を知りたい人たちのために日記を書いてる。だから、こうしたトンチンカンなメールを送って来るような人たちは、あたしの日記なんか読まずに、死ぬまで「三流軽薄新聞」でも読んでて欲しいと思う今日この頃なのだ。
投稿者 きっこ 日時 2009.12.15