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基本的に考えれば戦後「象徴天皇制」が創られたこと自体、天皇の「政治利用」だったと考えられる。奥平康弘さんも「極端なことを言えば、天皇制自体が政治的な性質を帯びており、今回の問題は当然出てくる不幸な結末と言える」(毎日新聞)としている。
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http://megalodon.jp/2009-1215-1139-28/www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009121400888
天皇「政治利用」問題
2009年12月15日 at 00:29:31
来日した中国の習近平・国家副主席が天皇と会見することにかんして、宮内庁長官が内閣の対応を批判したことから、にわかに「政治利用」云々の論争が巻き起こっている。
もともと、憲法に定められた天皇の外交上の国事行為は、「批准書及び法律の定めるその他の外交文書を認証すること」と「外国の大使及び公使を接受すること」しかない。それ以外のことは、歴代自民党政権が、自らの外交に天皇を「政治利用」してきたものに他ならない。今回の事態で自民党がにわかに「天皇の政治利用」に反対し始めるのは筋が通らない。
天皇陛下の要人会見「政治判断と別次元で」 宮内庁長官 : 朝日新聞
安倍元首相、「天皇の政治利用」と批判 : TBS News-i
隣国との付き合い大事=首相 : 時事通信
反中国的な思惑から、「政治利用」を言うのはますます道理がない。中国との外交で、天皇との会見や発言などにさまざまな政治的な意味を与えてきたのは、自民党政権。その結果、もし今回会見しないということになっていたら、それはそれで逆の「政治効果」が生じたはずで、それを回避するために民主党政権があれこれの対応をとっただけをとらえて、「政治利用」と批判するのは片手落ち。
つまり、「1ヶ月前なら政治利用OK」という自民党が、「1ヶ月前かどうかにかかわらず政治利用する」という民主党を批判している、というのが、現在起こっている騒動の正体。
それにしても、鳩山首相が「中国は大事な国だから」としゃべったのは最低最悪。そうなれば、今後は、天皇と会見できなかった国は「重要でない」ということになってしまう。その限りで、鳩山首相には政治的センスがないといわざるを得ない。
(元ソースにはここに記事原文が貼り付けてあるが、省略)