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既に5年以上前になるが、温暖化と石油の枯渇をにらみ、ブッシュ前アメリカ大統領は米国内での原発建設再開を宣言した。スリーマイル島原発事故以来原発の新規着工は一切行われていなかったが、方針転換をすると宣言したのだ。
しかし、ウィキペディアの「原子力発電所」の項にある表、「世界の原子力発電所設備容量」(2008年1月現在 日本原子力産業協会他)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80によれば、アメリカ国内で新規着工した原発は一つもなく、計画中の原発でさえ一基に過ぎない。
そして、驚くなかれ、世界中で建設中、または、計画中の原発の数は合計90以上あるが、一位中国で計16基、二位がインドとそして日本で計14基、三位がロシアで13基なのだ。
オバマ大統領が就任して、グリーンニューディール政策をぶち上げ、新エネルギー開発に産業の軸足を置こうとしている。また、オバマ大統領は、高レベル核廃棄物の地中処分計画の中止を表明している。
日本は、ブッシュの原発建設再開宣言に踊らされていないか?