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2009/12/14 16:57
http://netallica.yahoo.co.jp/news/104081
沖縄・読谷村で先月発生したひき逃げ事故は、米軍基地に駐留する陸軍2等軍曹(27)の関与が疑われながら、1カ月以上が経過した今も解決のメドは立っていない。この事態に、沖縄の住民たちは「またか」と一様にあきれ顔だ。米軍人、軍属の車両、通称「Yナンバー」によるトラブルは日常茶飯事だからだ。
沖縄・読谷村で先月発生したひき逃げ事故は、米軍基地に駐留する陸軍2等軍曹(27)の関与が疑われながら、1カ月以上が経過した今も解決のメドは立っていない。この事態に、沖縄の住民たちは「またか」と一様にあきれ顔だ。米軍人、軍属の車両、通称「Yナンバー」によるトラブルは日常茶飯事だからだ。
事故が起きたのは先月7日。沖縄県読谷村楚辺の道路沿いの雑木林で同村の無職、外間政和さん(66)の遺体が発見された。現場の状況から、沖縄県警は外間さんがひき逃げされたと断定。目撃者の話や遺留物などから、現場近くの米陸軍通信施設に所属する2等軍曹が浮上した。
県警は重要参考人として軍曹を任意で事情聴取。その結果、「関与が極めて濃厚」と判断したが、本格的な取り調べに入ろうとした途端、「弁護士を通じて『任意の調べにも応じない』と通告してきた。その後、米軍側に再三出頭を要請しているが、『本人が拒否している』の一点張りで引き渡しにも応じていない」(県警関係者)。
日米地位協定で、米兵の身分は保障されているとはいえ、なんとも理不尽な話。しかし、こうしたトラブルは珍しいことではないという。
昨年1月には北中城村で、タクシー運転手の男性(53)がYナンバー車両のひき逃げに遭い、負傷する事故が発生。県警や米軍捜査機関の調べで、この車が基地内に住む米軍属のものであると判明した。ところが、この軍属は「カギをつけたままの車を盗まれて使われた。保険で補償する義務もない」と主張。犯人は特定されないまま、男性は泣き寝入り状態だ。
「Yナンバーに当て逃げされたという話はしょっちゅう聞く。特に一部の若い兵隊は運転も荒く、無保険で平気で走っている者もいる。だから沖縄では、Yナンバーの近くは走らないというのが鉄則。もしも事故ったら、かなりややこしいことになりますからね」とは那覇市に住む男性会社員(32)は言う。
勤務先でYナンバーと事故を起こした別の男性会社員(31)は、「Yナンバーと事故を起こすと、警察以外にMP(軍警察)もくる。英語が話せないと、MPとのやり取りにかなり神経を使う」と語る。
また、県の交通事故相談窓口には「事故相手が無保険だった」「事故後に帰国して連絡が取れなくなった」という相談が毎年寄せられている。車庫証明がいらないYナンバーの“特典” を悪用し、違法駐車を繰り返す輩もいるという。
警察庁によると、米軍基地がある地域での今年の交通事故発生件数は10月末現在で248件。そのうち沖縄は130件と突出している。この年末年始、もしも沖縄に旅行する予定があるなら、Yナンバーにはご用心−。