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2009.12.11(その4) 森田実の言わねばならぬ【973】
平和・自立・調和の日本をつくるために[968]
《新・森田実の政治日誌》「2010年の政治のポイントは何か」/A誌編集部の質問に答えて私が語ったこと
「勢い、もし使い尽くさば禍必ず至る」(日本の諺)
[以下は、A誌編集部の「2010年の政治において注目するものは何か」との質問に答えての私の発言である]
2010年の日本の政治のポイントは三つ。
第一は「鳩山政権の沈没」である。鳩山政権の命運は2010年の参院選までに尽きると予想している。参院選まで政権を維持できたとしても、鳩山内閣では参院選を勝つことは困難であり、参院選で退陣する可能性は高い。
その前に、鳩山首相は三つの困難に直面している。
一つは平成大恐慌というべき日本経済の破綻。いまの鳩山内閣の財政再建至上主義、縮小主義では日本経済は沈没する。鳩山政権は無為無策の責任をとらなければならなくなる。
二つは沖縄米軍基地問題。これも鳩山内閣は無為無策の責任をとらなければならなくなる公算が高い。沖縄県民は鳩山政権の無為無策・無責任な対応に怒り決起する可能性がある。
三つは政治資金虚偽報告問題。検察の捜査を理由に説明責任を果たそうとしない鳩山首相の逃げの姿勢に、国民は不信を抱いている。いつまでも逃げつづけることは困難である。
以上の三つの困難が、鳩山首相を追いつめる。
ポイントの第二は夏の参院選挙である。東京の第マスコミは民主党の圧勝を予測しているが、地方・地域に鳩山政権の地方切り捨て政治への怒りが広がっている。最近の地方政治では、民主党候補が苦戦をつづけている。去る8月30日の民主党フィーバーは地方選挙では下火になっている。
地方・地域の経済は真っ暗である。地方・地域は、この原因が鳩山政権の地方軽視・地方切り捨て政治にあることに気づいた。2010年夏の参院選において地方・地域の民主党への怒りが爆発する。このとき、地方・地域の草の根の力が結集する。反鳩山・反小沢・反民主党の統一戦線ができれば、民主党の大敗は避けられないと思う。
第三は、2010年夏の参院選とともに小沢一郎独裁体制が崩壊に向かう。民主党小沢体制が終焉し、政界は混乱期に入る。民主党政権は、小泉以後の自公連立政権と同様、政権をたらい回ししながら延命する。混乱期の中で、新たな力が育つ。注目すべきは三つの勢力ある。一つは民主党内の非小沢勢力だ。二つが古い自民党からの脱皮をめざす自民党の新勢力である。第三勢力は、地方の新しいリーダーが中心になってつくられる。反鳩山・反小沢・反民主党の統一戦線である。
2010年の政治の最初の終着駅は2011年春の統一地方選挙である。
「地方を制する勢力が日本を制する」のである。
2011年の統一地方選挙が、次の日本の中心勢力を登場させる可能性がある。この統一地方選挙において主導権をとった勢力が、2013年の衆院選、参院選(同日選挙の可能性あり)の勝者となり、次の日本のリーダー政党になる可能性大である。