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http://udonenogure.iza.ne.jp/blog/entry/1362965/
時事通信とこの日経と毎日には書かれているのだが、産経や読売には乗せられていないようだ。またどうも、朝日でも見つからない。
非常に面白い記事であるのだが、なぜに産経と読売と朝日はスルーをするのであろうか?
この記事を書き始めて下書きが終ったのが、夜8時であったが。見直してアップをしようと思ったら産経でも記事をアップをしたようである(笑 20時30分の配信なので日経より約7時間遅れであろうか。小沢氏を叩く時には、どこよりも早い産経らしい話である。
小沢氏が中国国防相に「軍拡を懸念」 弱腰批判を意識?
2009/12/11 20:30
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/334844/
「弱腰批判を意識?」で?マークをつけるあたりはヘタレ産経らしい(大笑
産経をはじめ読売の親米一本のメディアにとっては、耐えられないことなのだろう。まぁ〜、それは後で書くとしてまずは、日経の記事を読んでみよう。
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小沢氏「中国の軍備強大化を懸念」 国防相と会談
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20091211ATFS1101A11122009.html
【北京=小嶋誠治】民主党の小沢一郎幹事長は11日、中国国防省内で梁光烈国防相と会談し、「最近の中国の軍の近代化で非常に軍備が強大化していることを心配している。周辺国にそう言う人がいる」と伝えた。梁国防相は「中国の軍は大きな国境線を守るもので、覇権を求めるものではない。軍事費の増大も他の国と比較して飛躍した数字ではない」と応じた。
小沢氏は「専守防衛の原則の下で国防政策を進めてほしい。日本でも中国脅威論の下で防衛力強化の意見が根強くあり、その点を頭に入れてほしい」と要請した。
小沢氏は今回の訪中について、記者団に「20年前からやっている草の根の交流事業で、日米関係の交流事業もやっている。日米、日中は日本にとって最も大事な2国間関係だ。今後もその考えで行動する」と総括した。(13:45)
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面白いですなぁ〜。
「最近の中国の軍の近代化で非常に軍備が強大化していることを心配している。周辺国にそう言う人がいる」
ここ最近、日本の政治家で中国に「軍備が強大化していることを心配」をしているって言った国会議員ていたかなぁ〜?
石破くんも防衛大臣だったし、中国に「軍備が強大化していることを心配」くらいは当然いったんだろうなぁ〜とは思うけど。
「中国の脅威」キャンペーンを張るというか、国内向けに言った議員や首相はいたけど、中国の国に直接言った議員ていなかったように思う。ようは「仮想敵国」として、近隣諸国の中でも軍事費が増加をしている中国を叩いたほうが、世論に危機意識を刷り込みやすいことは事実である。だから中国脅威論だったのだろうか。
中国の防衛費は、2003年度411億ドル、2008年 849億ドルと5年で倍以上になってはいるが、アメリカも2003年2,946億、2008年6070億ドルと倍以上になってはいるが、中国とは桁違いに防衛費が多いということは、誰も問題にしない。
小沢氏の、「周辺国にそう言う人がいる」ってのには、笑ってしまった。誰をさしているのか(笑
言われた人間とそのお仲間は、記事にはできないわなぁ〜w
同時に、これはかなりアメリカ側も日米関係を根底から考え直すチャンスのような気がする。何も、日本に頼まれて沖縄(日本)の人間の前で悪役をする必要は無いわけである。
中国側の「覇権を求めるものではない。軍事費の増大も他の国と比較して飛躍した数字ではない」
これは、台湾と同時に日本との領海に関しての言及であろう。今まで日本は、常にアメリカの後ろに隠れて「ごちゃごちゃ」と言っていただけである。
個人的には、台湾と中国の問題に関しては、両国で話をつけるべきであり、尖閣問題は、堂々と渡り合うべきであって、なにも遠慮をする必要は無いと思っている。何よりも、「夜光尖閣」や「尖閣」というネーミングの釣竿を使用をしていた自分にとっては、尖閣列島は日本の領土だと堂々と今まで言えない政府に苛立ちさえもっている。
「軍事費の増大も他の国と比較して飛躍した数字ではない。」とする中国に意見に関してはある意味納得ができる。昨日書いたブログにも書いたのだが、2003〜2008年を比較をして、軍事費が減少をしたのは、ロシアだけであり、微増が日本だけ。ほかは、ほぼどこの国も倍増をしている。ただし日本の場合は微増と言っても、現実には、「思いやり予算」や「補償金」を含んでいないだけであり本来であればかなりの金額になるはずである。
http://udonenogure.iza.ne.jp/blog/entry/1361521/
小沢氏の
「専守防衛の原則の下で国防政策を進めてほしい。日本でも中国脅威論の下で防衛力強化の意見が根強くあり、その点を頭に入れてほしい」。これって中国も困ったろうな(笑
後は、交流事業が後ろ指を指されるような、怪しい利権が無かったら、別に良いんじゃないの。というのが記事を読んでの感想である。まぁ〜、地上げ屋さんが中国から帰ったら何があったか聞きましょうかね。
まぁ〜、小沢氏を嫌いな産経の記事でも載せておきましょう。
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小沢訪中 時代錯誤の「乾杯」
2009.12.11 19:53
http://sankei.jp.msn.com/world/china/091211/chn0912111959001-n1.htm
小沢一郎幹事長が率いた、総勢600人超の民主党訪中代表団を中国の国際情報紙『環球時報』(11日付)は、世界の交流史上想像を絶する規模と評し、鳩山由紀夫政権の中国に対する「空前の重視」を示すものと述べた。一方で同紙は「日中間の戦略的摩擦や対抗要素は排除できず、蜜月期の序幕にはならない」(社会科学院日本研究所高洪副所長)といった専門家の見方を紹介、小沢氏の意図に警戒心も表している。(北京 伊藤正)
数百人規模の訪中団はまれではないが、143人もの国会議員の来訪は、中国にとっても「驚き」で、主宰者の小沢氏の意図がさまざまな憶測を呼んだ。
高洪氏は、小沢氏は一貫して民主党の対中交流の核心人物であり、日本の戦略的重点を米国から中国にシフトするよう主張してきたとし、今回の訪中は世界、特に米国に対し、民主党の対外政策は自主、独立と宣言したものと分析。小沢氏が自分の政治権力を誇示する狙いもあると述べている。
いずれにせよ、中国が「日本の●(=登におおざと)小平」(最高実力者)と見なす小沢氏を歓迎して当然だ。10日の代表団との会見前、胡錦濤国家主席は、全員と記念撮影、国会議員の大半とのツーショット撮影にも応じた。小沢氏は胡氏に丁重な礼をいい、「日中友好発展にいい結果を生むと思う」と述べている。
この場面や小沢氏の言葉は中国では一切報じられなかった。中国の主席が日本の議員にこうした慣例や規格外のサービスをすれば、国内の反日世論を刺激しかねないからだ。しかし小沢氏が言う通り、中国は議員の多くを取り込み、政治的に大成果を収めた。
小沢氏だけでなく、鳩山首相、岡田克也外相、菅直人国家戦略室長ら民主党幹部は親中派として知られているが、中国側は、鳩山政権は発足して間もないため、日中関係はなお調整期が続くとみており、好感しつつ警戒もしている。
中国現代国際関係研究院日本研究所の劉軍紅研究員は、世界金融危機後、日本は中国をより重視しているが、米国に「平等な関係」を求める一方、鳩山首相が10日の「バリ民主主義フォーラム」で、中国に民主と人権改善を求めたと指摘。日本は中国一辺倒にはならないとの見方を示した。
小沢幹事長が11日、中国の梁光烈国防相に、中国の軍備増強への懸念を表明したのも、小沢氏が友好姿勢の半面で、中国との力関係のバランスを追求している表れとみられている。
特に中国が注視しているのは、日米同盟の行方だ。中国は対米協調を世界戦略の基軸にし、対日戦略も日米同盟を前提にしてきた。日本の日米同盟からの離脱はないにせよ、不安定になることは中国は望んでいない。それは北朝鮮問題などを抱える日本が、核を含む軍備増強に向かう危険性を生むとの分析による。
小沢訪中団は、日中友好ムードを演出したが、双方の利害が複雑に絡まる難題が山積している。日本の選良が大挙訪中して「乾杯」し満足する時代ではない。
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まぁ〜、どうでも良いのだが、アメリカ側も小沢氏に近づいてきているようだし、さてさて、どんな展開になるのやら。
★メディアのだめっぷりが活写されていて大笑いしながら読ませていただいたが、相手が誰であろうと、言うべきことは言うのが小沢の真骨頂であり、政治家として信頼感が持てるところ。
この中国大訪問団は、対中国だけでなく、対米国にも大きな一手であり、タイミング的にもドンピシャ。
囲碁で言えば、大きな実利を得るだけでなく、相手の陣に脅威を与える攻防の一手か。
このあとどのような展開を小沢は想定しているのか、興味津々だ。