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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091211-OYT1T01233.htm?from=main2
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(50)が自身のブログ(日記形式のホームページ)に障害者の出生を否定するような文章を掲載し、障害者団体の抗議が続いている。竹原市長は、ブログに持論に賛同する意見だけを載せ、問題の記述は削除しないまま。これに対し、県議会と市議会は「看過できない差別意識」とし、それぞれ抗議決議案の提案を決めるなど、反発が強まっている。 発端は、竹原市長が11月8日付で公開した自身のブログの書き込み。市長は「高度医療が障害者を生き残らせている」「死は忌むべきことというのは間違い」などと持論を展開した。 「福祉政策を預かる首長としての資質に疑問と失望の念を禁じ得ない」 11日、阿久根市役所を訪れた県身体障害者福祉協会(戸口田三千尋会長)、県精神保健福祉会連合会(瀬戸口健理事長)など7団体の計20人は市長あてに抗議文を提出した。抗議文は「障害者の家族の心を土足で踏みつけにした」などする内容。市長に面会を求めたが、市役所にいた市長は「用がある」として面会に応じず、応対したのは総務課長だった。 この後、会員らは市議会の浜之上大成議長に面会し、男性の一人は「市長にはひと言、申し訳なかったと言ってほしかった」。女性の一人は「私たちは一生懸命子育てをしています。よろしくお願いします」と声を詰まらせた。 浜之上議長は「市長のブログで皆さんが胸を痛めたことに深く謝罪したい」と頭を下げた。 今回の問題では、市長への批判が広がっており、全国に約5万人の会員がいる全国知的障害者施設家族会連合会(事務局・神戸市)が8日、福岡市で開いた全国支部長会議で発言の謝罪と撤回を求める抗議声明を決議。鹿児島県ソーシャルワーカー協会など4団体も9日、竹原市長に謝罪を求める声明を発表した。 一方、鹿児島県議会の環境厚生委員会は11日、「障害者の方々を差別するとしか取れない表現で書き込みをしている。強い憤りを覚え、看過できない」とし、竹原市長に謝罪を求める決議案を全会一致でまとめた。県議会が他の自治体の長に対して決議をするのは異例といい、大園清信委員長は「県の福祉行政を考えるうえで見逃せない。市長は重く受け止めてほしい」と話す。17日の最終本会議で決議する見通し。 阿久根市議会(16)も、議員11人が連名で同様の決議案の提出を予定しており、18日の最終本会議で可決される見込みだ。 ブログ内容が報道された今月3日から7日昼までに250件を超す抗議の電話やメールが市に寄せられたが、市は同日以降の抗議件数は市長の指示で公表を控えている。 |