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“独裁”小沢一郎に急接近する民主党の「ごますり三人衆」
週刊文春2009年12月24日号「THIS WEEK 政治」
おもちゃ箱をひっくり返したように、各閣僚からばらばらな発言が飛び出し、首相官邸がリーダーシップを発揮できない鳩山内閣。対照的に、巨大与党・民主党は、小沢一郎幹事長の威令が隅々まで行き届き、ますます「小沢党」の色彩を強めている。
「今の民主党には『言論の自由』も『集会の自由』もない。以前は執行部に対して議員が平気で物を言えたが、今それをやれば『反党分子』扱い。執行部に批判的な議員が何人か集まって飲んだというだけで、小沢側近グループが大騒ぎして情報収集に走り回る。共産党独裁の旧ソ連みたいなムードになっている」
こう嘆くのは、小沢氏と距離を置く中堅議員の一人。まさに「小沢グループにあらずんば人にあらず」の状況なのだという。
“非小沢派”の幹部も、小沢氏にモノ申せない状況だ。長老・渡部恒三元衆院副議長は、衆院議長就任を阻まれたうえ、最高顧問の肩書まで剥奪され意気消沈気味。岡田克也、前原誠司の両氏は入閣し、党の問題には口出しできない立場に。大連立騒動の際、小沢氏に面と向かって苦言を呈した仙谷由人行政刷新担当相や、最も反小沢色の強い議員グループ「花斉会」を率いる野田佳彦財務副大臣も同様だ。
「小沢支配が強まる中で、反小沢の牙城と言われた野田、前原・枝野グループなどからも小沢氏に急接近する『転向組』が相次ぎ、党内が疑心暗鬼の状態になっている。『ごますり三人衆』がその典型だ」(民主党関係者)
その三人衆とは、松本剛明衆院議院運営委員長、細野豪志党組織委員長兼企業団体委員長、原口一博総務相のこと。松本氏は野田グループ、細野氏は前原・枝野グループの中心メンバーだったが、今や自他ともに認める小沢氏側近。原口氏も野田、前原両氏らと同じ松下政経塾出身ながら、最近の小沢氏への接近ぶりはすさまじい。
「国会運営や党務を担当する松本、細野両氏と違い、原口氏は本来、小沢氏に指示を仰ぐ立場にはない。なのに、幹事長室に頻繁に出入りしては小沢番記者に、『今日は総務省の政策の進め方についてアドバイスをもらった。さすが幹事長はすごい。僕が考え付かないようなことを考えている。感激した』などと持ち上げています」(同前)
忠勤の成果か、小沢グループ内で「ポスト鳩山で小沢さんは、原口氏を担ぐのではないか」という見方も出てきた。
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