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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100106-00000095-mai-bus_all
藤井裕久財務相の後任に、菅直人副総理兼国家戦略担当相の就任が決まったことに、市場関係者からは「民主党の重鎮で、党内外ににらみが利く」との評価が上がる一方、「経済や財政政策の手腕は未知数」との懸念の声も出ている。
10年度予算案が既に閣議決定済みであることから、市場では「財務相が代わっても当面の財政運営や金融市場への影響は少ない」(大手証券)との見方が大勢。「菅氏は当面、藤井氏の路線を踏襲する」(同)との声も多い。
だが、旧大蔵省職員や閣僚として予算編成を熟知する藤井氏との経験の差を不安視する市場関係者も少なくない。三菱UFJ証券の藤戸則弘氏は「日本の財政状況についての菅氏の発言は少なく、藤井氏と比べると経済、財政面での経験不足は否めない」と指摘。市場とのコミュニケーションは財務相の重要な役割だが「為替相場など市場に関する不用意な発言をすれば、海外の投資家の日本株売りなどにつながる恐れもある」(日興コーディアル証券の司淳氏)という。
ニッセイ基礎研究所の櫨(はじ)浩一氏は「首相の椅子を目前にする菅氏は、藤井氏ほど小沢一郎幹事長に『ノー』を言えず、財政規律が緩む懸念がある。予算の膨張圧力を抑えられなけれは、長期金利は上昇しやすくなり、景気にはマイナス効果となる」とみる。