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オバマ大統領が鳩山首相との1対1会談を断った
【記事転載元:ステージ風発http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/1362414/】
主権国家同士の首脳会談といえば、厳密には国家主席、あるいは政府の長同士が2人だけ、つまり1対1で会談することです。
もちろん通訳は入るでしょう。しかし会談の当事者は大統領とか首相だけです。これが本来の意味の首脳会談です。
しかし2人だけの(外交用語ではフランス語のテタテという言葉が使われます)会談はその後、外相や国務長官が加わっての拡大会談となるのが通常です。
ところが鳩山首相とオバマ大統領との日米首脳会談では、これまでの2回の会談でいずれも、1対1の首脳の差しの会談が実施されていません。
この意味では鳩山首相は日米首脳会談をまだ果たしていない、という表現もできるのです。
こうした背景で、鳩山首相が11月13日の東京でのオバマ大統領との会談に先立って、アメリカ側に「オバマ大統領との2人だけの会談」を申し込んだところ、断られた、という関係者の話を聞きました。
その結果、首脳会談もまったくの首脳同士だけという会談はなく外相や大統領補佐官らを含んだ拡大首脳会談となったわけです。
オバマ政権の鳩山政権に対するいまの態度を正確に描いたような出来事だといえます。
そのことを記事にしました。
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【朝刊 総合・内政】
記事情報開始■11月の首脳会談 日米の距離反映? 差し向かい「ノー」
【ワシントン=古森義久】2国間の首脳会談では首脳2人だけの会談が主体となるのが外交上の一般例だが、11月の日米首脳会談に際し日本側が事前に鳩山由紀夫、オバマ両首脳だけの会談を求めたのに対し、米国側が拒んだことが日米関係筋により明らかにされた。
米側の態度は鳩山政権への微妙な距離感の反映だと受け取られている。
前回の日米首脳会談は2回目の鳩山−オバマ会談として11月13日、東京で開催された。
会談は90分近く続いたが、冒頭から最後まで日米両国とも外相、大統領顧問など各7人ほどが同席した。
一般の外交では、首脳会談はまず、フランス語の「テタテ(2人だけの)」と呼ばれる差し向かいの会談が随行を排して行われ、その後に随行を加えた拡大会談となる形式がほとんどとなっている。
日米首脳会談でもブッシュ大統領と小泉純一郎、安倍晋三両首相らはこの形式を踏んでいた。
ところが鳩山−オバマ会談では9月のニューヨークでの第1回も拡大会談だけだった。
正味25分という日米間の歴史でも最短となったこの会談は、国連総会とからんでいたための簡略化とも解釈されていた。
日米両国政府の接触にかかわる関係筋が9日、明らかにしたところでは、日本政府側は第1回会談の簡略さを補う意図をもこめて、鳩山首相とオバマ大統領の2人だけの会談の冒頭開催を提案した。
だが、米側は時間の制約や議題の内容を理由に、断ったという。
この結果、鳩山、オバマ両首脳の間では厳密な意味での真の首脳会談であるテタテ会談が、まだ開かれていないこととなる。
日米関係筋は米側の対応について「オバマ大統領が鳩山首相に対してなお置いている距離に加え、普天間飛行場問題での食い違いの反映だといえよう。両首脳が『バラク』『ユキオ』と呼び合う親しい関係だというのも現実にはまだ疑問だ」と論評した。
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<コメント>
まだまだ戦争派の両政権に対するしめつけは相当強いんでしょうね。