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時事通信にもまともな記者がいるようです。
「しかし、昨秋の臨時国会では、鳩山由紀夫首相の偽装献金や米軍普天間飛行場移設問題など追及材料に事欠かなかったにもかかわらず、自民党は中途半端な審議拒否戦術で政権を攻めあぐね、「与党ぼけ」の姿をさらけ出した。」
「論争に決着が付いていない「小泉構造改革の是非」に踏み込まず、「不必要なことをせぬ政府」とのあいまいな政治理念を掲げるにとどまった...」
のあたりは見事な分析です。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010010300075
(転載開始)
自民、再生の道筋見えず=谷垣氏の指導力に批判
自民党が再生の糸口を見いだせないでいる。鳩山政権が発足当初の勢いを失っているにもかかわらず、党の支持率は低迷。にわか仕立ての再建策も新たな旗を立てたとは言い難く、昨年末には参院議員の離党表明が相次いだ。夏の参院選に負ければ「党存亡」の事態も現実味を帯びかねないが、執行部の危機感は薄い。
「野党は国会で議論し、問題点を追及していくのが第一だが、必ずしもその機会を十分に得られていない。(追及の)弾を仕込み、しこも踏んで土俵に上がる」。谷垣禎一総裁は先月24日の記者会見で、自民党支持率低迷の理由を聞かれると、あっさりと閉会中の国会のせいにした。
しかし、昨秋の臨時国会では、鳩山由紀夫首相の偽装献金や米軍普天間飛行場移設問題など追及材料に事欠かなかったにもかかわらず、自民党は中途半端な審議拒否戦術で政権を攻めあぐね、「与党ぼけ」の姿をさらけ出した。1993〜94年の野党時代は、衆院第1党という「数の力」を背景に当時の細川政権を追い詰めたが、民主党が300議席超を占める中、18日召集で調整中の通常国会で自民党が主導権を握るのは容易でない。
新しい自民党の姿を打ち出そうと、谷垣氏の肝いりで発足した政権構想会議も、党内を失望させた。先月取りまとめた2次勧告が、論争に決着が付いていない「小泉構造改革の是非」に踏み込まず、「不必要なことをせぬ政府」とのあいまいな政治理念を掲げるにとどまったからだ。
求心力に欠ける執行部に見切りを付けるように、昨年末には参院議員の田村耕太郎氏が「変わろうとしないやり方に従うことができない」と執行部を批判して離党。長谷川大紋、吉村剛太郎両氏らも離党届を提出した。党内には「まだ数人の離党予備軍がいる」との見方もある。
政権奪還への展望を見いだせない中、不満の矛先は谷垣氏本人に向かっている。「ポスト谷垣」の有力候補と目される舛添要一前厚生労働相は先月22日の講演で「今、自民党に一番必要なのは、小沢一郎民主党幹事長よりもっと独裁的な指導者だ」と発言、谷垣氏の指導力不足を痛烈に批判した。
若手議員からは、一部で取りざたされる参院選後の政界再編をにらんで「新グループをつくりたい」との声も漏れており、結束には程遠い状況だ。(2010/01/03-20:28)
(転載終了)
http://www.asyura2.com/09/hihyo10/msg/253.html
http://www.asyura2.com/10/senkyo76/msg/875.html
http://www.asyura2.com/10/senkyo76/msg/994.html
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