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小沢氏、「政策介入」に様変わり=首相とのすきま風じわり
鳩山政権の「最高権力者」と目される民主党の小沢一郎幹事長。自ら掲げた「内閣への政策一元化」方針に反するかのような言動が目立ち始めた。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題や2010年度予算編成をめぐる迷走で内閣支持率が急落し、夏の参院選の指揮官として放置できないと判断したとみられる。今月召集の通常国会では、参院選を控えて与野党の攻防激化は必至。国会運営のかじを取る小沢氏の存在感は一段と高まりそうだ。
1日の小沢氏私邸での新年会。過去最高の166人の国会議員が集まり、同氏は上機嫌だった。恒例のあいさつでは、10年度予算案に関する党の要望について「何を一番国民が望んでいるのかを考えた」と訴え、正しい選択だったと強調した。
◇悪役引き受け
小沢氏の「介入」が鮮明になったのが予算編成の最終局面だ。衆院選のマニフェスト(政権公約)で廃止を唱えたガソリン税などの暫定税率について、財源難を考慮して税率の実質維持を政府に突きつけた。同氏は後に「誰か悪者にならないといけない」と平然と語った。
関与は普天間問題にも及んだ。先月29日の与党3党幹事長の忘年会で「きれいな海を埋めるのは駄目」と、キャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市辺野古)へ移す現行計画を否定。離島を活用する案に触れ、社民党の重野安正幹事長に「(同県宮古島市の)下地島は駄目なのか」と水を向けて見せたほどだ。
小沢氏の変化に関し、側近の一人は「与党としての責任感の表れ」と解説する一方で、指導力を発揮しない首相に不満を持ち、「風通しが悪くなっている」ことも背景にあると指摘する。こうした中、小沢氏は先月21日の民放番組の収録で、自らの首相就任の可能性に言及。鳩山内閣が勢いを失っている中での発言だけに、波紋が広がった。
ただ、小沢氏は、西松建設の違法献金事件で公設秘書の裁判を抱える身。自身の資金管理団体「陸山会」による不透明な土地取引でも、東京地検が捜査を進めている。「自分に捜査が及ぶかもしれないと焦っている」(中堅議員)。「力を見せつけることで検察をけん制している」(ベテラン議員)。積極発言の理由について、党内には地検の捜査絡みでとらえる見方もある。
(2010/01/02-15:04)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010010200053">http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010010200053