http://www.asyura2.com/10/senkyo103/msg/960.html
Tweet |
孫崎享氏の1月8日のTwitterより紹介します(読みやすさを考えて、「米国と尖閣」「米国と安保」計六回のツイートを一つにまとめました)。
http://twitter.com/#!/magosaki_ukeru
(以下転載)
米国は尖閣で本当に軍事行動するか
文藝春秋2月号 アーミテージ元国務副長官極めて重大発言。
「日本が自ら守らなければ(日本の施政下でなくなり)我々も尖閣を守ることは出来なくなるのですよ」、
「我々も尖閣を守ることは出来なくなる」に注目。米国が軍事的に出ないこと示唆。
米国はこれまで「尖閣は安保条約の対象」と言ってきた。今回前原外相訪米でもクリントンこの発言。
日本の多くの人「尖閣安保条約の対象」と「米軍が軍事的に軍事的介入」とは同じではない。
安保条約第5条は「日本の管轄地に攻撃あった時、米国自国憲法に従い対応」と規定。この「日本の管轄地」がみそ。
2005年「日米同盟未来のための変革と再編」の役割・任務 能力の項目で「島嶼部への侵略対応は日本」とされている。
ここがアの「日本が自ら守らなければ」の部分。
初期段階では米国は出て来ない。そして守り切れればよい。守りきれなければ、アの(日本の施政下でなくなり)いう事態。
そして「我々も尖閣を守ることは出来なくなるのですよ」、考えてみれば米軍出ること想定されていない。
これが「ア」が官総理を嘲笑する理由。官総理だけでなく日本人全体を嘲笑。
「尖閣は安保対象」というだけで米軍来ると思う日本。
2010年10月3日付産経ニュース尖閣防衛の日米統合演習計画発表。
第1段階「日米両軍で制空権、制海権を瞬時に確保」
第2段階「空挺部隊が尖閣諸島に降下し、投降しない中国軍を殲滅」
全く机上の空論。日米両軍で制空権、制海権を瞬時に確保はない。
「80の中・短弾道弾、350のクルーズ・ミサイルで在日米軍基地を破壊できる」
嘉手納、横田、三沢基地瞬時に破壊。飛行場失う空軍がどうして瞬時に制空権確保。
日本潜水艦12隻、中国50−60隻、どうして瞬時に制海権。
尖閣守る行動は必然的に多大の被害米国に。米国守る価値ないと判断。だから島防衛日本の責任。
そして守り切れなければ米でない。アよく言った。
(転載終了)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
投稿者より
※尖閣諸島を守る行動は必然的に多大の被害を米国に与えるため、米国は尖閣を守る価値はないと判断している。
だから島防衛は日本の責任であり、もし守りきれなければ日本の施政下ではなくなるため、米軍が出動することはない。
アーミテージよく言った。
(ツイッターは非常に文字数制限があるため、最終部分を長い文章にしてみたものです)
※ア=アーミテージ。
※孫崎 享(まごさき うける、1943年〜 )氏は、日本の元外交官、元防衛大学校教授、作家。
主な著書に、『日米同盟の正体〜迷走する安全保障』(講談社現代新書) 、『日本人のための戦略的思考入門――日米同盟を超えて』(祥伝社新書210)、
『情報と外交』(PHP研究所)など。現在、『日米同盟の正体』(2009年3月初版)は十刷、計三万五千部と版を重ねている(投稿者注)。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK103掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。