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(回答先: 岡田幹事長 政倫審へ決断要請(NHK)「対応できない場合は、審査会で議決する。」小沢氏側に伝える 投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 1 月 08 日 16:08:24)
http://blog.goo.ne.jp/akiko_019/e/52a2cfd5808baa48280ac07e65ca95bb
アメリカに抵抗した小沢一郎、アメリカに寝返った菅直人
2010-06-24 | 小沢一郎
副島隆彦の学問道場 より
http://www.snsi.jp/tops/kouhou
副島隆彦
<鳩山・小沢の「差し違え失脚」報道は、官僚、マスコミの捏造か>
佐藤優氏と私の、この緊急出版の本は、前著『暴走する国家恐慌化する世界』(日本文芸社、2008年12月刊)に続く2冊目の対談本である。
この本の「はじめに」で、佐藤氏がいみじくも書いてくださったとおり、現在、日本で繰り広げられている
「この闘争で官僚が勝利すると、日本にファシズム(コーポラティズム)国家が生まれる」
という危機意識を、佐藤氏と私は強く共有している。
私たちは、なんとしても卑劣(ひれつ)きわまりない日本官僚機構(驚くべきことに、民主党若手議員の形で政権の内部に多数潜り込んできている)との闘いに勝たなければならない。
鳩山政権を打ち倒したのは、アメリカと深く連携する売国若手官僚たちである。
佐藤氏が書くごとく、2010年6月2日に起きた鳩山辞任は、まさしく、「霞が関(中央官庁)官僚による・静かなるクーデター・が行なわれたことが問題の本質」である。
この事実を他の理屈にすり替えるいっさいの言論は虚偽である。
撃滅されなければならない。
私たちの対談は、昨年(2009年)の12月16日、中国の習近平国家副主席の天皇会見の当日前後の都心の騒然とした雰囲気の中で開始した。
そして2010年の年初の緊迫の事態へとつながった。
1月15日深夜に、国民政治家・小沢一郎の元秘書で現職の衆議院議員の石川知裕氏らへの、東京地検特捜部による突然の違法で邪悪な逮捕・起訴という事件となり、
「小沢(および日本国民) VS 検察(およびオール霞が関官僚)」の熾烈(しれつ)な闘いとなった。
まさしく「政治主導か、官僚主導か」の闘いだ。
2月4日に、違法集団・検察庁は、小沢一郎を逮捕・起訴することを断念した。
その2日前の2月2日に、カート・キャンベル米国務次官補とジョン・ルース駐日米大使は、国会内の小沢幹事長(当時)との会談で
「米側はお前を投獄の危機から救ってやった。だから、以後、アメリカの言うことを聞け」
と迫った。
しかし小沢一郎はこの恫喝(どうかつ)に屈しなかった。
アメリカに対して、我が身を滅ぼす覚悟でここまで浩然と刃向かい、豪胆にして悠然たる態度をとった日本の指導者は初めてである。
小沢一郎は、
「検察の現場が、旧日本陸軍の青年将校のようになって自分に向かってくる。連中は諦めないだろう」
と、2月25日に、佐藤優氏と鈴木宗男氏に語ったと、本書の37ページにある。
要するに小沢一郎は、自分が検察に逮捕されることを覚悟していたのである。
これはのちのち歴史の証言に属する驚くべき事実であり、本書の価値を高くするものだ。
そして、6月2日(水)午前9時半に、鳩山由紀夫首相が突然の辞任を発表した。
アメリカ海兵隊の普天間基地の「県外・海外への移転」の外交交渉に失敗して膝(ひざ)を屈しての引責辞任だったろう。
鳩山前首相にかけられた多くの苦難と理不尽な各所からの重圧に、私は深く同情申し上げる。
鳩山由紀夫をいじめ抜いた日本のテレビ(6局)・新聞(大手5社)は、やがて日本国民から正しく裁かれるだろう。
これほどの偏向報道の嵐を執拗(しつよう)に続けて、今や日本国民に向けられた・刃物・になっている新聞・テレビ(マスゴミ)が、
鳩山と小沢の「刺し違え(道連れ)」での「2人ともども失脚」への筋書きを官僚たちと連携して深く企てた。
さらに大きく上からアメリカの対日本謀略部隊が指揮している。
私はずっとこのように自著の諸本やインターネット上で書き続けてきた。
小沢一郎を指導者として目下、推し進められている「国民民主革命」(別名、無血革命)を妨害し破壊しようとしている、オール霞が関官僚たち
(1.特殊な宗教勢力に操られた法務・検察官僚たち。
2.普天間基地問題で首相を封殺した、アメリカの手先となって動いた防衛・外務官僚および官邸のスパイ高官たち。
3.そして日本国民の大切な資金をアメリカに貢ぎ続ける財務省、総務省、金融庁の官僚たち)
の政権打倒のクーデターの企てが、今度の鳩山辞任で一旦は成功したかに思われた。
しかしこの謀略は、すぐに親小沢派の反撃にあって頓挫(とんざ)している。
敵たちの思うように何でも事が進むわけではない。また、私たちが進ませない。
<菅直人新首相は「G20会議」出席のとき、アメリカに寝返った>
6月4日(金)の正午過ぎには、民主党の衆議院・参議院の両院議員総会で、次の代表(党首)が菅直人氏で決まり、8日から新内閣を発足させた。
菅新首相は、小沢一郎を幹事長に再任しなかった。
菅直人は、2010年4月23日に行なわれたワシントンでのG20財務相・中央銀行総裁会議に出席している。
そしてアーリントン墓地に眠る無名兵士の墓に花輪を捧げに行った。
あのときの彼の神妙な表情をニューズ映像で見て、私は、
「あ、次の首相は菅にする、とアメリカはもう決めたのだな」
といつもの直観でピンときた。
アメリカによる日本の操りと管理のための共同謀議(きょうどうぼうぎ、コンスピラシー conspiracy)がここでも発動された。
私は、菅直人が政権交代後の早い時期から、言わなくてもいいはずの増税(消費税の値上げ)を言い出したことに強い疑念を抱いた。
彼は、どうやら財務省官僚たち(国民に重税を強いる税金むしり取りたち)とアメリカの言うことをよく聞く人間になってしまった。
それで、愛国者・亀井静香金融担当大臣と大ゲンカになった。
国家予算で足りない分の20兆円とかは、民主党のマニフェストどおり、特別会計(埋蔵金。旧財政投融資。約200兆円あることが判明。財務官僚たちが長年、隠し持っていた)から引き出せばいいのである。
これ以上、日本国民を虐める政策に加担してはいけない。
長年、アメリカに貢いできた、おそらく総額800兆円にものぼる日本国民の大切な資金(そのうちの多くはアメリカ国債を買った形になっている)のうちから、「半分でもいいから返してくれ」と日本の本当の指導者なら言うべきなのだ。
それさえも言えないで、官僚どもの尻馬に乗って日本国民に増税を強いようとする菅新政権は、国民の熱い思いでせっかく出来た民主党政権の理念を汚すことになる。
小沢一郎は時が来るまでじっと待つ
鳩山首相の辞任による政権交代が起きた6月初めの緊急事態で、私は次のように考えた。
「こうなったら小沢一郎を前面に押し立てて、正面突破を図ろう」という作戦は、今は採るべきでない。
それは敵の術中に嵌まる無謀な決戦主義である。
そのような短慮は敵たちの思う壺であるから、避けるべきである。
歴史に学ぶ知恵としては、アメリカの南北戦争(1861〜1865年)の時に、南軍(南部連邦。Confederate States)の総司令官のリー将軍は、メキシコにまで戦略的撤退をして逃げ延びるべきだったのだ。
そうしたら北軍は兵站(へいたん)線(補給路、ロジスティックス)が続かなくて、2年で退却していただろう。
原住民による持久戦こそは人民戦争(民族解放闘争)の基本である。
それをリー将軍は、決戦主義(けっせんしゅぎ)に陥って敵陣深く、主力部隊を引き連れて、なんと首都ワシントンDCのすぐ近くのゲティスバーグまで攻め込んで敗北した。
決戦主義は採ってはならない。
今が、日本国民の踏ん張りどころだ。
オール官僚機構と、日本国民にウソばかり伝えて煽動するテレビ・新聞と、アメリカの日本操り対策班(ジャパン・ハンドラーズ)との、3つの連合軍という敵たちが、幾重にも敷いてくる包囲網の外側に、今は逃れ出るべきだ。
アメリカ帝国は、菅直人首相や岡田克也外相までも自勢力にまんまと取り込んできた。
だからこの包囲網を突き崩すために、参院選で民主党が一定の勝利を収めるまではじっと我慢すべきだ。
まず大事なことは選挙での勝利だ。
そして9月の次の代表選まで雌伏するべきだ。
今は静かにしていて動かないという小沢一郎の決定に、私たちは忠実に従うべきだと思う。
それゆえ、私は、佐藤優氏が「はじめに」に書いた「小沢一郎は、『太平記』の中の悪党(あくとう)・楠木正成(くすのきまさしげ)になるべきだ」という方針に大賛成だ。
「悪党」とは、政治的勝者であった足利尊氏と戦った近畿の地侍(じざむらい)たちの連合体のことで、当時そのように呼ばれていた。
鳩山由紀夫は、先に斃れた。悪党・楠木正成と共に私たちは最後までしぶとく、かつ柔軟に闘い抜くことが大事だと思う。
私たちの周囲の人々を同族の人間として時間をかけて説得し、日本国民が大きく団結することが大事だと思う。
佐藤優氏が書いたとおり、まさしく「小沢一郎氏が、官僚との戦いに立ち上がる」時期がやがて到来する。
その時が来たら、小沢一郎が育てた優れた若い政治家たちを支えて、私たち国民も、穏やかで健全で清新な国民運動を決意して始めるべきであると私は考えます。
2010年6月6日副島隆彦
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【私のコメント】
飛躍のしすぎと思われるかも知れないが、
今の日本は、イギリス植民地時代のインドのようなものだと思う。
インドがどのようにしてイギリスから独立したか。
『非暴力、非服従』
これは、よく知られているインド独立の父マハトマ・ガンディー (1869 - 1948)の思想である。
私は今の日本を見ているとマハトマ・ガンディーの思想を思って涙が出そうになる。
人には滑稽に見えるかも知れないが、今の日本とアメリカの関係を考えてみるとき、最も必要な思想はこのガンディーの思想のような気がする。
日本はアメリカに軍事的にも経済的にも金融面でも政治面でも、決して勝てない。
『非暴力・非服従』は『無抵抗主義』とは違う。
徹底的に『抵抗』したいからこそ『非暴力・非服従』なのだ。
人は本当に苦しいとき、『非暴力・非服従』になるものだ。
自分の命を離れて、最も有効な自分の死に方を考えるものだ。
小沢一郎の『無私』の精神が、そういったものに近づいていると感じるのは私だけだろうか。
うまく言えないが、ガンディーはいずれ誰かに『暗殺』されることを承知のうえで、このような運動を続けたのだと思う。
偉いのはそれに感じたインド国民である。
もはやインドが後進国だと思っている日本人はいるまい。
アメリカが21世紀のパートナーとして手を結びたがっているのは日本ではない。
インドと中国である。
最も単純な言い方をすれば、これらの国には自分というものがある。
日本が踊らされたアメリカニズムやグローバリズムにびくともしていない。
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コメント
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Unknown (Yukino)
2010-06-24 16:23:38
まったく同感、そのとおりですね。
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