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菅首相は、この数週間、巷で憶測されていた内閣改造をとうとう公に認めた。ねじれ国会を生き抜くためだ
だが首相は最大の疑問に答えていない。「彼は残るのか?それとも去るのか?」――「彼」とはもちろん首相自身のことではない。内閣官房長官、仙谷由人氏だ。
日本のメディアでは、仙谷氏の処遇についてさまざまな思惑が飛び交っている。官房長官は「影の首相」とも称されるほどの権限を持つポストだ。
菅首相は、中国との小競り合いから、小沢一郎元代表への対応にいたるまで、さまざまな重要局面で仙谷氏の助言に頼ってきた。だが首相は今、ねじれ国会を乗り切り、政権を守るために、この信頼する補佐役を切り捨てるかどうかを決断しなければならない。
野党は、参議院の問責決議を受けた仙谷官房長官を辞任させなければ、審議をボイコットすると首相に迫っている。中国漁船衝突事件での対応のまずさや、自衛隊を「暴力装置」と呼んだことなどについて、野党は仙谷長官を厳しく糾弾している。
5日夜、テレビ朝日のニュース番組に出演した菅首相は、「(今月後半の)通常国会前までに、政策を実現するために最も力が発揮できるような、そういう党と内閣の体制をしっかり整備したい」と述べた。仙谷長官の処遇については言及しなかった。
首相はつらい決断を迫られている。昨夏の参院選で民主党が敗北したことで党内での自らの立場も弱まり、支持率も低迷するなか、首相は仙谷長官のような決断力のある参謀を使って政策を推し進めたいところだ。また反小沢の急先鋒と目される仙谷長官を外すことは、小沢氏への譲歩とも受け取られかねない。
日本のメディアによると、首相は仙谷長官に辞任を求めた可能性が強いという。だがその引き換えに、民主党の上級ポストを用意するのではないかとみられている。そうなれば首相は、引き続き仙谷氏の助言を仰ぐことになるだろう
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