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昨晩、BS11に小沢一郎氏が出演した。いや、相変わらず、このひとは元気で、言っていることのいちいちに同意するほかなく、こんな巨大な存在を国をあげて放逐しようとするわがニッポン国の不明に、大きな嘆息を吐かずにおれなかった。
正月、女房の弟に、「あんたは小沢に洗脳されている」と言われたが、僕が小沢氏に心酔したのは、純粋に自分から彼の著作や言行録を読んだのがそのきっかけであり、何も小沢派のオルガナイザーが僕のところにきてオルグを決行したわけではない。「あんたこそがマスコミに洗脳されているのではないか」という僕の反撃に、彼は一瞬、激昂する気配を見せたが、「もういい」と言って黙り込んだ。実際、その通りなのだから、反論できなかったのだろう。
youtubeで、朝ズバに出演した森ゆうこ議員が、果敢に無知蒙昧な御用コメンテーターどもをとっちめた以下の映像を観て、胸のすく思いがした。孤軍奮闘の感がある彼女を、もっと男性議員は援護してやるべきではないのか。しかし、なんという勉強不足だ、マスコミ人は。基本的な事実をきちんと把握もしないで、エラそーな「ご高説」を垂れ流す。こいつらの許せんところは、こんないい加減な言説を吐くことで、生活の糧を得ていることだ。しかも、僕ら庶民が働いて得る賃金のおそらく何十倍も高いギャラで。
小沢氏は言っていた。「ニッポンのメディアは旧態依然としている。発想があまりに古臭い。基本的な勉強もせずに既得権益ばかりにぶら下がっている。国民を”煽動”するのではなく、正しい方向へ”先導”していくのがその本来の努めではないのか」けだし、その通り。
また、小沢氏は番組のなかで、他国に侮られるニッポン国を、心の底から憂えていた。外務省、防衛省などの役人や、それを補佐する政治家どもが、「アメリカの意向どおりに動いていれば楽」とした挙句に、ついには「アメリカの利害」を中心にニッポン国の内政を動かそうとする傾向を。
「日米同盟というが、これは同盟ではない。同盟というのは、人と人との関係がそうであるように、国と国との関係が対等であるということで、主従関係ではない。(ということは、現状の日米関係というのは、主従関係そのものである)」
そんな小沢氏の深い知見に触れて僕が思うのは、ニッポン国の政治家、官僚、マスコミ、果ては国民に至るまで、「面倒は嫌だ。なるべく、楽なままでいたい。ややこしいことはアメリカにやってもらおう」という、一種の「怠惰主義」に陥ってしまっているということだ。「カネさえ出していればいいだろう」という投げやりさは、とうぜん、他国からの侮りを受ける結果を招来する。「少々、乱暴なことをしても、どうせ何も言えまい、何も出来まい」というように。
尖閣諸島での漁船衝突事件における中国や、堂々と国後島にやってきたロシア大統領の態度がそれを証明していると言えるだろう。そして、菅政権は、それらの暴挙に対して、ニッポン国の国益のためには、何も言えず、何もできなかったのだ。小沢氏が真のニッポンのリーダーになっていれば、他国の侮りなど受けることはなかっただろう。中国とも、アメリカとも、20年来の草の根の交流を続け、「対等にモノが言える」ほどの関係を築きあげている存在を、民主党の中に、他に見出すことが出来るだろうか?
中国の国家主席に、哀れなほどに会見を請い、ようやく実現できれば、相手の顔も直視できず、手元のメモから目を離せない。今まで主要な国との日頃の関係を築けていない、はっきり言えば「サボってきた」政治家が見せた、哀れな醜態である。今のニッポン国の悲劇は、「リーダーの資質と素養のない男がリーダーとなり、リーダーの資質と素養を備えた男が追放されようとしている」ということに尽きる。この「転倒の悲劇」の実態をしっかりと見据え、暴きつづけるのが、目下のこのブログの使命であろう。
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