http://www.asyura2.com/10/senkyo103/msg/799.html
Tweet |
本澤二郎の「日本の風景」(654)「ジャーナリスト同盟」通信
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/51725160.html
<リベラル派の責任> 政界からリベラル派が消えている。「天皇中心の神の国」を標榜した森極右内閣に挑戦した自民党最後のリベラル派・宏池会を率いた加藤紘一は、無念にも決起に失敗した。彼は大平正芳の後継者として右翼内閣打倒に突き進んだのは正解だった。この加藤の前に立ちはだかったのが、天皇制国家主義に傾倒する中曽根だった。意外や野中も小泉も森に味方した。この時の野中の狂いがなければ、日本政治の流れは変わっていたろう。野中の対応は万死に値しよう。自民党リベラル派は、その後の小泉内閣できれいさっぱり放逐された。田中真紀子もその一人だった。
安倍後の福田康夫内閣が宮澤喜一外交に引き戻した時は一安心したが、続く麻生内閣は価値観外交で逆流させてしまった。リベラル路線を復活させたのが、政権交代した民主党の鳩山内閣である。小沢が背後を固めたのだが、官閥が検察・マスコミ・政経塾・CIAを率いて退陣・消滅させた。今は政経塾が外交と財政双方を牛耳り、暗愚の宰相を使って小沢追放ラッパを吹き鳴らしている。
国破れて内乱・党内抗争に明け暮れる政府与党である。年金福祉医療といった安全ネットは破れ、人々の不安が消えることはない。対抗する野党が、財政破綻に追い込んだ自民党である。正に万策尽きた日本丸に、ほくそ笑む国家主義派の存在が見えてくる。
止まれ!菅内閣は官閥が支援する政経塾主導の傀儡政権である。財閥支援内閣でもある。ワシントンに服従する小泉並みの政権である。右翼片肺内閣なのだ。勢力は不明だが、リベラル派の決起が求められている。政策論争だ。そして大連立の陰謀を吹き飛ばす責任を有している。小沢も鳩山も覚醒が求められている。
<小沢・鳩山は政策で対決を> 平和と隣人に思いやりを有するリベラルの衰退は、金権・極右の政経塾に破れた小沢と鳩山の責任でもある。ためにする「政治と金」ごときのまやかし宣伝に打ち負かされているようでは、あまりにも不甲斐ない。金権を政経塾に突っ返すのだ。極右の外交政策と対決、国民生活の安定に寄与する政策で論争をするのである。この点について小沢や鳩山の対応はお粗末すぎる。
政経塾に追いつめられるようでは、あまりにも悲し過ぎないのか。参謀不在なのかもしれないが、反撃は政策論争でやるものである。
自民党長期政権の秘訣は派閥間の政策論争が、相当程度の政策均衡を現実のものにしたものだ。ワシントンにひれ伏し、アジアに対決・緊張をもたらし、軍事優先の安保外交政策にブレーキをかける使命があるのである。
<極右の政経塾路線にブレーキを> リベラル派の使命は、松下PHPから操縦されている政権の恥部にも体当たりすべきだろう。PHP・政経塾からの極右政策に真っ向からNOというべきなのだ。何故そうしないのか。それとも極右政策を受け入れているものなのか。
鳩山よ、どうして沈黙しているのか。CIAが怖いようでは、政治家は務まらない。堂々とアジア重視・日米対等論・東アジア共同体構想で明るい日本ビジョンを主張してゆくのである。どうして菅内閣・政経塾政策に批判の矢を浴びせないのか。
悪貨が良貨を駆逐していいのか。友愛政治はどうなったのか。戦うリベラリストに変身せよ。生前の宇都宮徳馬を、当時の政治記者は戦闘的リベラリストと呼んで高く評価した。宇都宮を学べ、とも言いたい。
<官閥主導にブレーキを> 民意を反映しない官僚・官閥に政治の全てをゆだねるという日本独特の政治慣習は、間違いである。侵略戦争による敗北も、中曽根バブルの失敗も、財政破たんも皆官閥の悪しき実績ではないのか。政党・政治家が官閥に仕事を丸投げして、利権と権力抗争に明け暮れる異常な政治を卒業させるべきではないか。今の日本政治は、およそ民主政治とは程遠い。小学生でもわかる理屈である。このことを不勉強な政治記者や論説委員・編集委員らジャーナリストに教え諭すべきだろう。
彼らを覚醒させる努力を怠っていないか。官僚政治のもとで、大学で学び、役人の情報に踊らされてきた彼らである。議論して理解させるのである。必死で説得をすれば、まともな報道が生まれるはずだ。まずはそのための努力を120人の小沢派に指令を出したらいい。
そうすればPANASONIC広告から離脱する新聞記事や右翼のテレビコメンテーターも排除されるだろう。そのための行動を起こせといいたい。
<財閥主導にブレーキを> この政経塾の傀儡政権は財閥主導の政治を行っている。1%富豪で動く政治はアメリカ並みだが、オバマはそれでも健康保険法を成立させたではないか。必死で1%と戦っている。政経塾は、スポンサーである財閥の意向を重視している。自民党の右翼片肺政権と本質は同じである。
自民党政権でも出来なかった財閥減税5%を強行した。TPPもワシントンと財閥の意向で強行しようとしている。消費税を10%に引き上げようとしている。すべて財閥主導ではないか。
<民意主導に切り替えよ> リベラルはこうした財閥主導の政策にブレーキをかけるべきなのだ。民意重視とはそのことである。官閥主導ゆえに役人の人件費削減に無関心を装っている。欧米の財政再建策がこの官閥主導の日本では実現しない。そうして日本丸は毎年、確実に太平洋に沈没している。
船底の大きな穴を民衆に押し付け、官閥は肥えてそのまま生き延びようとしている。こんな手品が通用するわけがない。議員や役人の定数と賃金を共に半減するような一大行財政改革をしない限り、日本丸の前途はない。
このわかりきった方程式を政界は沈黙している。これを共産党や公明党からも報道で聞いたことがない。どうしたことか。リベラル派決起の大事なポイントである。
小沢も鳩山もこれに全力を投球したらいい。身を捨てるとは、こうしたことに体当たりすることではないか。
<対決外交から友好外交へ> 政経塾外交によって、日本人は隣人をどんどん失っている。日本人の隣人嫌いには、理由が二つある。一つは歴史教育だ。いまだアジア蔑視の福沢教育が災いしている。もう一つがマスコミ報道である。
特に北京発の特派員報道が悪質である。反日は間違いである。反前原や反小泉・反石原は相当なものである。しかし、現在反日の雰囲気は全くないと言っていい。それでいて「反日の中国」とガンガン報道する。その影響を受けているのである。嘘だと思ったら中国へ行ってみるがいい。
およそ特派員で市民から唾を吐かれた者がいたか。石を投げつけられるような意地悪されたものが一人でもいたか。筆者は聞いたことがない。民間人含め日本人はかなり優雅な生活を送っている。
改めて指摘したい。菅内閣の安保外交路線は間違っている。これに隣人は怒っているのである。政経塾に反発しているのである。事態が悪化すればPANASONIC不買運動がアジアどころか、全世界へと拡大するだろう。華人ネットを甘く見てはいけない。
松下財閥に極右・民族派教育を直ちに中止するよう求めたい。PHPと縁切りせよ、といいたい。前原などの支援を止めるしかないだろう。出来るだろうか。注視してゆきたい。
日本の前途は、政府が友好外交を推進することにかかっている。福田赳夫内閣でさえも等距離外交を打ち出したほどである。それが最高の安全保障なのだ。リベラル派の決起が求められている時代である。自信と勇気を持て、といいたい。
2011年1月6日記
<以下は私のコメントです>
小沢一郎支持者に限らず全ての民主党員は政権交代に期待した国民を裏切って利権集団に与した菅直人政権では民主党が崩壊する事を知るべきだ。
選挙で連戦連敗を続けるのは国民を裏切った自業自得である。
一日も早く国民主権の平成維新実現に向けて民主党を再生する為に菅直人政権を終息させなければ政権交代の大義を失った民主党自体が消滅する。
国民から非難される菅直人政権を選んだのは民主党員だ。製造物責任は皆さんに有る。
欠陥製品の菅直人政権は皆さん自身が回収して処分する責任が有る。
皆さんが覚醒して各々の立場で正しい行動を直ちに初めてこそ国民の期待に応える唯一の道だ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK103掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。