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2011年01月06日 日本海新聞
http://www.nnn.co.jp/news/110106/20110106008.html
記録的な豪雪を受けて関係自治体では5日も懸命な除雪作業が続くが、県内自治体の大半に国から除雪用の補助金が出るのに対し、米子、境港、日吉津の3市村は対象から除外されており、除雪は全額自前で行う必要があることが同日、分かった。除雪費は例年より大幅に膨らむ見通しで、3市村の関係者は気をもんでいる。
米子市は幹線道路以外の生活道路についても委託業者の協力で除雪を進めるが、市維持管理課は「幹線道路は1車線を確保したが、退避スペースや2車線を確保できていない路線が多い」と説明。境港市は5日時点で幹線道路の8割の除雪を終了し、日吉津村は幹線道路の除雪はおおむね終えた。
「積雪寒冷特別地域における道路交通の確保に関する特措法」では、2月の積雪の深さの最大値の平均値が50センチ以上の地域にあり、一定の交通量がありバス路線である道路の除雪について、国が除雪費用の3分の2を補助するとしている。しかし、3市村では対象路線が皆無。記録的な大雪に見舞われたとはいえ除雪費は全額負担しなければならない。
米子市は「昨年度はシーズン通じて300〜400万円の除雪費で済んだが、今回は1度の大雪でその何倍も使っている」と明かす。境港市も「これまでも大雪の場合のみ予備費などで対応してきたが、今回の費用は予想が付かない」と戦々恐々。日吉津村も「除雪費は数百万円規模」と、例年にない規模の支出を覚悟している。
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