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もし、今回の第5検察審査会の2回目の起訴相当議決に「架空議決」や「幽霊審査員」の手法を用いたのなら、これが初めてではないはずだ。全国に165カ所ある検察審査会で毎年2000〜2600件の審査をこなしている中で、平成22年の第5検察審査会は最高の注目を浴びていた。こんな衆人環視の中で「初めての」手法を用いるだろうか?
我々は今まで「検察審査会」など、あるのさえ分からなかった。地方裁判所のあるところには同建物の中に存在しているのに「何を審査していて」「いつ審査しているのか」さえ知らなかったではないか。それでいて「毎年2000〜2600件の審査」を行なっていたのである。これらがすべて「正規の手続き」通り行なわれていたのだろうか?
「架空議決」や「幽霊審査員」の手法には、幾つかの危険が伴う。情報開示を迫られた時どこまで公表してもバレないか、あるいは唯一の部外者である「審査補助員」の弁護士をいかに丸め込むかである。ガランとした審査員のいない審査室で審査補助員と審査会事務局員とが「議決書」を考えるわけである。弁護士が普通の神経の持ち主なら、外で黙ってはいられないであろう。これをどうクリアするか?
だから私の推論だが、何度も試行をした上での今回の「起訴議決」だったのではないか。試す機会は「毎年2000〜2600件」である。試す場所は「全国165カ所」である。その中の数件で「シュミレーション」を行なっていたとしても国民の誰が知るだろう。また、年間7,300人の検察審査員と補充員が選ばれ続けているのに、OBが勧誘を勧められるという「検察審査協会」に実際に入っている人は何人ぐらいいるのだろう? 1割ぐらいはいるのだろうか? すでに全国には50万人の検察審査員と補充員で溢れかえっているはずなのだ。
「えっ? でも何年も前から今回の第5検察審査会の事態を想定していたのかよ?」と疑問をもたれる方もあろう。当然である、分かるわけがない。だから、他の目的で何度も使用していたのが「たまたま」役に立ったというのが真相ではなかろうか?
<検察審査会の受理件数,議決件数等>(裁判所・検察審査会 http://www.courts.go.jp/kensin/q_a/q39.html)
平成17年 2,648件
平成18年 2,603件
平成19年 2,274件
平成20年 2,039件
平成21年 2,663件
http://www.courts.go.jp/kensin/q_a/q64.html
【各種統計】
Q64 検察審査員・補充員には年間どれぐらいの人が選ばれるのですか。
A64 検察審査員・補充員あわせて全国で年間約7300人です。
http://www.courts.go.jp/kensin/q_a/q66.html
【各種統計】
Q66 検察審査員・補充員にはこれまでどのくらいの人が選ばれたのですか。
A66 検察審査員・補充員あわせて50万人以上の方が選ばれています。
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