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いま三井環氏(元大阪高検公安部長)の書いた『ある検事の告発(双葉新書)』を読んでいるのだが、その中に検察裏ガネ作りの手法が生々しく載っている。順を追って抜き出すと次のようになる。
@『手口は、まず検事正の指示で事務局長が架空の調査名目を考える』『同時に、情報提供料を支払う先の架空の協力者をでっちあげる』
A『事務局長は公安事務課長に指示して、架空の調査名目に基づく不正な「支出伺い書」を作る』
B『会計課は公安事務課の申請どおりの金額を支出する』
C『会計課から現金を受け取った公安事務課が、偽造領収書を作成して精算する』
D『会計検査官には、情報提供者については捜査上の秘密なので答えられないという』『虚偽の支出伺い書や架空の領収書については、検査官に見せない』
さて賢明な読者は「あれ? 似たような組織がどこかにあったな」と思われのではないか。検察審査会事務局と審査員の関係が瓜二つなのである。公安事務課長を検察審査会事務局長に置き換え、情報提供者を検察審査員に置き換えればどうだろう? 悪乗りついでに、検事正を最高裁判所と置き換えたらどうなるか。
@最高裁判所の指示で検察審査会事務局長が、市町村の選挙管理委員会から上がってきた検察審査員候補者予定者名簿400名の内から架空の検察審査員及び補充員をでっち上げる。
A検察審査会事務局長は、架空の審査会議における出席審査員及び補充員の不正な日当及び旅費を請求する。
B検察審査会事務局総務課は申請どおりの金額を支出する。
C総務課から現金を受け取った検察審査会事務局長が、架空審査員名と偽造判子をもとに偽造領収書を作成して精算する。
D会計検査官には、検察審査員については嫌がらせや報復からの保護のため秘密なので答えられないという。
みごとに一致する。いやだからと言って全国に165カ所ある検察審査会がすべて架空の審査会を開いていた、とは言っていない。あくまで「可能性の問題」だ。しかし審査員は1年間何の審査の仕事をしなかったとしても、年4回は11名が参集する。 日当8000円×11名×4回=352,000円 それに同数の補充員352,000円 さらに旅費のプラスアルファを含めるといくらになるのか? これに本来の審査業務の回数が掛け合わせられたら・・。
秋霜烈日の検察でさえ実際はやっているのだ。同類の裁判所がやっていないとなぜ思えるのか? もし本当にやっていないなら、小沢氏のようにすべての収支を公表するぐらいはするべきだ。もしやっていたのなら、検察より早く謝るべきだ。でないと、検察のように誰かに尻尾を握られるぞ。しかしもし捜査が入るとしても、同じ傷を持つ「検察」が捜査するのだろうか?
[ 審査会議開催月 ]
平成22年度第1回検察審査会議・平成22年 3月 (H21_4群_6名 + H22_1群_5名)
平成22年度第2回検察審査会議・平成22年 6月 (H22_1群_5名 + H22_2群_6名)
平成22年度第3回検察審査会議・平成22年 9月 (H22_2群_6名 + H22_3群_5名)
平成22年度第4回検察審査会議・平成22年12月 (H22_3群_5名 + H22_4群_6名)
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