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◆鈴木宗男氏が語る 刑務所でも読みたい本
2010年12月29日 掲載 ゲンダイネット(週刊ゲンダイ)
○前衆院議員の鈴木宗男氏が収監された。3冊の本を持って…。
収監1週間前。議員会館に現れた鈴木氏の胸元には紅赤色のバッジが光っていた。永年在職者に贈られる前議員記章だ。「議員を辞めたくせに、何でバッジつけてんだ」ってよく言われますけどね、これは議員在職25年以上になるとつけられる唯一無二のバッジなんです。
終身政治家だという思いでやってますから、早く行って早く出てくるつもりですよ。1回生や2回生で終わったんならば存在感がないけれども、おかげさんでロシア問題だろうが、アフリカ問題だろうが、やっぱり〈鈴木宗男〉の名前が出てきますからね。
塀の向こうの人となった鈴木氏が選んだのは、明治の大政治家・後藤新平の生涯を描いた「大風呂敷」(杉森久英著、65年刊行)、収監の端緒となった鈴木宗男事件の背景がつまびらかにされた「国家の罠」(佐藤優著、05年刊行)、親友の松山千春の自伝「足寄より」(松山千春著、79年刊行)の3冊だ。
後藤新平さんという人物はね、鉄道院総裁だった100年以上も前に東京駅建設構想を進め、周囲に20車線道路を造ろうとした。あの時代にですよ。何十年も先を見通す壮大なスケールの人で、われわれ政治家が学ばなくてはいけない志を持っていた。人間関係を大事にしていたのも、とても勉強になったですね。「金を残して死ぬ者は下だ。仕事を残して死ぬ者は中だ。人を残して死ぬ者が上だ」とおっしゃってましてね。
ウソはつかない、約束は守る。だから人は後藤さんを信用する。ある事件に巻き込まれて、収監されたこともあったそうですよ。私もですね、〈だますより、だまされる〉で生きてきました。後ろから切りつけてきた人が何人もいましたけど、鈴木宗男はそんなことはしない。やるときは正面から、堂々と仁義を切る。後藤さんの生きざまには共鳴するものがあるんですね。
(元外交官の)佐藤さんは外務省幹部から「鈴木をよく知るおまえが鈴木を撃て。そうすれば、おまえはセーフだ」とまで誘われたんですよ。それでも「あれだけ鈴木先生に世話になっておいて、おてんとさんの下で鈴木先生と顔を合わせられるのか。オレのテーブルは1本足だ。その足は鈴木宗男だ」と闘ってくれた。この本を読んだ人が鈴木宗男を理解してくれたおかげで、奇跡のカムバックがあった。佐藤さんのおかげなんです。
千春の本は何回読んでもふるさとに対する思いっちゅうかね……。忘れてはいけない、かけがえのないものだというのが伝わってくる。雪深い山々に囲まれた寒村ですよ。その原点にこだわり、信念を持って生きる千春流の生き方が出ているんですね。千春は歌の道で、私は政治の道で頑張ってきた。2人とも志を持ってやってきましたですね。千春とは一心同体ですから、千春の本ですけどね、私の人生とも重ね合わされる。われわれの人生の原風景が浮かび上がってくるんですね。 (転載終了)
今回は、上記記事にて鈴木宗男氏がなんとも晴れ晴れとした表情をしている画像をみて、思わず筆をとった次第である。普段、日常生活の中で世間話をしている際、「尊敬・期待できる政治家」として名前を挙げると、大抵の場合、満面に「何故??」という表情を浮かべてその理由を問われることが多い。(その相手は、小生が本ブログを綴っていることなどは露も知らないのであるが・・・)
”ネット世論”に近しい方であれば、鈴木宗男が如何に優れた政治家であるかということは今更説明する必要もないかと思うが、普段、日経新聞とテレビのニュースしか観ない人間にとっては、未だに”宗男ハウス”等のイメージが根強いせいか、「鈴木宗男=悪」としか認識できないらしいのである。端的に言えば、大手マスゴミによる偏向報道にまんまと脳をやられ、所謂”マスゴミ脳”になってしまっているのである。
鈴木宗男という人物の本質が知りたい方は、是非、上記記事にもある元外交官である佐藤優氏の著書「国家の罠 〜外務省のラスプーチンと呼ばれて」を読まれることをお薦めする。
鈴木宗男事件自体、ハッキリ言えば”国策逮捕”に等しいものであり、同著を読めば、鈴木宗男という政治家が、如何にマスゴミの作り上げた「鈴木宗男=“腹黒い政治家”」というイメージとは対極にある人物であるかに気づくことであろう。
自民党・小泉”売国奴”政権時の悪夢・悪魔教崇拝的政治が、菅政権に承継された形で蘇えった現状、同局面を打破すべく小沢一郎元幹事長への期待が高まりつつあるが、小沢一郎ひとりの力ではどうしようもないであろう。元旦の小沢一郎宅にて行なわれた新年会に参加したとされる120名の民主党議員は勿論のこと、”国士”と呼べる政治家である亀井静香・国民新党代表、そして鈴木宗男・新党大地代表の力も是が非とも必要である。
さらには、普天間基地問題での迷走した対応にて賛否両論の声はあるであろうが、個人的は鳩山由紀夫前首相の力も間違いなく必要であると考えている。鳩山前首相は、一度は「アメリカ戦争屋」の命に関わる恫喝に白旗を揚げた格好であるが、本人に再び戦う意志がみえる現状、むしろ大いに期待してみたい。(同じく「アメリカ戦争屋」の恫喝にビビって、公務を放り出して病院に逃げ込んだ”お坊ちゃま”安部晋三などよりは100倍マシである)兎にも角にも、”国士”鈴木宗男が一日も早く刑期を終えて無事に出所し、政界に復帰することを祈りたい。
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22
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