http://www.asyura2.com/10/senkyo103/msg/578.html
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竹中平蔵氏のブレーンとして金融庁顧問に就任した木村剛被告が日本振興銀行を創設。その振興銀行を舞台に悪徳商工ローンのSFCG大島健伸被告がゼニ儲けに励む構図は、旧来以前の政官業の汚職事件と呼べる。
詐欺や恐喝まがいのやり方でのし上がって来たSFCGの大島被告は、米経済誌で世界長者番付にランクインするほどの金儲けが出来たのも木村剛(バックには竹中平蔵)という一定の政治力を背景に政財界で駆使できた面があったからだと考えるのは、当然と言える。(警察権力も捜査に及び腰になったのだろう)
このような構図がありながらマスゴミでは、小沢問題だけが大きく取り上げられることを「おかしい」と感じるのは私だけではあるまい。
ちなみにゼニ儲けのためには手段を選ばないSFCGの大島被告が憧れていたのは、ロスチャイルド財閥だったらしい。とんでもない輩だ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20101219/CK2010121902000019.html
東京NEWS2010<1>SFCG資産隠し事件 債権者、収まらぬ怒り
2010年12月19日
「過払いした六百万円は、返ってこないと諦めた。あんな会社から借りるんじゃなかった。大島被告が逮捕された今も怒りは収まらない」
SFCGの債権者集会を取材中に知り合った男性(59)は今月、電話口で声を震わせた。
警視庁捜査二課による元社長大島健伸被告(62)の逮捕劇は小雨降る六月十六日朝。渋谷区松濤の豪邸には報道陣が待ち構えた。
逮捕前、関連会社の幹部は「資産隠しは大島さんの陣頭指揮。早く逮捕されてほしい」と打ち明けた。移した資産は二千六百七十億円(簿価)に上り、管財人は「上場企業の経営者にあるまじき違法行為」と非難した。
大財閥ロスチャイルドにあこがれ、米経済誌で世界長者番付にランクインするほどの資産を築いた大島被告。周辺取材のため、大阪から移り住んだ被告の父が商売を始めたとされる上野・アメ横を歩き、同級生やSFCG元社員らを訪ねた。
「将来は金貸しになる」「三井、三菱に負けないコンツェルンをつくる」と公言した被告の、金と成功に対する強い執着を感じた。
捜査二課は大島被告の逮捕五日前、SFCGとの取引などに関するメールを削除し、金融庁の検査を妨害したとして銀行法違反容疑で日本振興銀行(経営破綻)を捜索。金融界を揺るがした二つの事件は水面下で絡み合いながら動き、同課は七月十四日、振興銀元会長木村剛被告(48)も逮捕するに至った。
破産手続きが続くSFCG。十一月現在、個人、金融機関などの確定債権総額は約三千三十億円。これに対し、配当原資となる資産は依然約百七十五億円にとどまっている。管財人側は「配当時期、金額の見通しはたっていない」と話す。
松濤の豪邸や海外資産は親族会社名義だが、債権者や弁護団は「親族会社に移した隠し資産を追及し、債権者への弁済に充ててほしい」と訴えている。
大島被告は裁判で何を語るのだろうか。初公判は来年一月二十七日の予定だ。
(警視庁担当・土門哲雄)
◇
高さ五百メートルまで達し、新名所となった東京スカイツリーや、羽田の新国際線ターミナルに象徴されるように、首都は二〇一〇年も変貌し続けた。その裏で「消えた高齢者」問題など、世相が浮かび上がる事件も起きた。今年の都内ニュースを振り返り、あらためて検証していく。
<SFCG資産隠し事件> 2009年2月に経営破綻した商工ローン大手・SFCG(旧商工ファンド)が、民事再生手続き開始決定前の08年12月、融資先への債権418億円分を親族会社に流出させ、債権者とSFCGに損害を与えたとして、警視庁捜査2課が今年6月、民事再生法違反(詐欺再生)や会社法の特別背任などの疑いで、元社長大島健伸被告(62)ら4人を逮捕した。東京地検は7月、大島被告を起訴した。
◆主な出来事 2月12日 「上野に来年パンダ復活」都知事表明
3月29日 東京スカイツリーが東京タワーの高さ333メートルを超え、日本一の構造物に
4月20日 亀有両さん像壊される。5月に麗子も
6月16日 ※SFCG元社長ら詐欺再生容疑で逮捕
28日 ※介護疲れ、葛飾の男性が80歳の母殺害
7月11日 ※参院選、民主敗北も東京は2議席確保
29日 ※足立で「111歳」男性、白骨化遺体で発見。「消えた高齢者」問題表面化
8月10日 「重文相当」評価の明石小解体始まる
夏 ※記録的猛暑で、多摩地区公立小中学校の冷房化遅れが目立つ
9月24日 渋谷の宮下公園で行政代執行
28日 ※9年前の池袋の殺人、容疑者を逮捕
10月21日 ※羽田の新国際線旅客ターミナル開業
22日 ※築地市場移転を都知事が決断
12月15日 性描写漫画販売規制案、都議会で可決
※はこのコーナーで取り上げるニュース
http://www.asahi.com/national/update/1222/TKY201012220126.html
振興銀元社長ら、初公判でメールの削除認める
2010年12月22日15時2分
日本振興銀行(破綻〈はたん〉)が金融庁の検査に際して不都合なメールを削除したとされる事件で、銀行法違反(検査忌避)の罪に問われた元社長・西野達也(55)、元専務執行役・山口博之(49)、同・関本信洋(38)の3被告と、法人としての同行の初公判が22日、東京地裁であり、いずれも起訴内容を認めた。
共犯として起訴された元会長・木村剛被告(48)は今月8日に保釈されたばかりで、公判前整理手続きが進行中。保釈後の記者会見では、検査忌避は大筋で認めるが指示方法は争うとし、業務内容も「違法性があったとは認識していない」と述べていた。
検察側はこの日の冒頭陳述などで、削除したメールの大半は、融資先など約110社で構成する「中小企業振興ネットワーク」の加盟企業と、大量の貸し出し債権を買い取った商工ローン大手「SFCG」(破綻)との取引に関するものだったと指摘。木村元会長が部下に対し、ネットワークとSFCGの名前を挙げて「見られてやばそうなメールは消しておけよ」と指示したと主張し、削除を命じた電話の音声データを証拠として提出した。
さらに木村元会長は「クレディ・スイス(の検査忌避事件)の時みたいに隠蔽(いんぺい)(で立件)なんてことにはならないからさ。いっぱいになったから削除したということで問題ない」とも述べた、と主張。木村元会長が金融庁に「違法、不適切な関係」を指摘されて営業停止処分を受けると危惧した、とメール削除の動機にも言及した。
振興銀はネットワークを利用して不良債権を隠した疑いや、SFCGからの買い取り債権が信託銀行に二重譲渡されたことが発覚している。
起訴状によると、木村元会長や西野元社長らは、検査直前の2009年6月と検査中の同年8月に、振興銀のサーバーに接続して計723件のメールを削除。9月にメールの欠落に気づいた検査官には、事務担当者のミスだと虚偽の説明をしたとされる。
http://mainichi.jp/select/biz/news/20101208ddm008020021000c.html
日本振興銀破綻:仮払い25% 1000万円超の預金と利息の総額
預金保険機構は7日、9月に経営破綻した日本振興銀行の預金者に対し、ペイオフ制度で保護されない元本1000万円を超す預金とその利息の総額のうち、25%を仮払いすると発表した。新たな不良債権が大量に見つかったことなどで、資産の評価額が2200億円と破綻時に比べ約3分の1に劣化し、預金のカット率が高水準になった。最終的な払い戻しの割合は来年9月ごろに決まる見通し。預金保険機構が振興銀の資産内容を査定した結果、回収見込みのない不良債権が大量に判明。融資先の連鎖倒産も加わり、破綻時に4300億円あった貸出金の評価額は600億円にまで目減りした。商工ローン大手SFCGから買い取った債権について、利息制限法の上限金利(20%)を超えて受け取った金利分の返還を請求される可能性があることなどから、負債額が約2800億円増えた。
仮払いは「概算払い」と呼ばれ、保護対象とならない預金元本とその利息の一部を、預金者に対し暫定的に払い戻す仕組み。最終的に確定した払戻額が概算払い額を上回れば、差額が払い戻される。払戻額が概算払い額を下回っても、返金する必要はない。13日以降、対象の預金者に書類が届き、20日以降に振り込みが始まる。1000万円を超える部分の預金は破綻時の預金総額の1・8%に当たる107億円。対象の預金者は3403人。【大久保渉】
振興銀:仮払い25%に 1000万円超預金
ニュース交差点:経済 振興銀行破綻でペイオフ発動
毎日新聞 2010年12月8日 東京朝刊
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