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民主党の小沢一郎元代表にとって、2011年は多難な年となりそうだ。衆院政治倫理審査会での無条件の弁明を求める菅直人首相が「小沢切り」へ傾斜している上、政治資金規正法違反事件で強制起訴されれば、小沢氏の求心力は一段と低下する。狭まる一方の包囲網にどう対抗するのか。過去20年間、政界で存在感を放ち続けた小沢氏は、正念場を迎える。
「今年は内外、非常に厳しい年になる。政府・与党がお互いに国民の信頼に応え、協力していかなければならない」。小沢氏は1日午後、東京都世田谷区の私邸で開いた新年会でこう語り、挙党態勢づくりを訴えた。新年会には約120人の民主党国会議員が参加。幹事長として権勢を振るった昨年の160人超には及ばなかったものの、同氏の影響力を改めて誇示する形となった。
ただ、「政治とカネ」の問題をめぐる首相との攻防では旗色が悪い。小沢氏は当初、「司法の場で潔白を明らかにする」と政倫審への出席を拒否していたが、国会招致を求める首相らの圧力は予想以上に強く、昨年12月28日、一転して出席を表明した。
もっとも小沢氏は同日の記者会見で、出席の時期を通常国会中とし、国会審議が円滑に進むことを条件に挙げた。国会運営の障害は自らの招致問題ではなく、参院で問責決議を受けた仙谷由人官房長官らの辞任を野党が求めている点にあることをにじませたもので、「小沢氏が仙谷氏らの交代を迫った」との見方が広がった。
しかし、首相は即座に岡田克也幹事長と対応を協議し、無条件で政倫審に出席するよう小沢氏に通告した。今月下旬召集の通常国会前の出席に応じなければ、政倫審で招致を議決する方針だ。仮に小沢氏が政倫審で弁明しても、強制起訴されれば首相が離党勧告などの処分に踏み切るとの見方も強い。
小沢氏は親しい議員に対して日ごろ、「民主党政権は大事だ」「党を割ってはいけない」と語り、離党する考えのないことを示唆している。だが、首相が小沢氏排除の姿勢を貫けば、捨て身の戦略も視野に入れざるを得なくなる。
実際、小沢氏に近い議員の一人は「このまま党に残っても仕方がない」として、小沢氏が離党して新党結成に動く場合は参画する意向を示している。一方で、「小沢氏は単独で党を出て、『お前たちは残れ』と言うのではないか」とみる周辺議員もいる。将来の復党を見据えて「親小沢」勢力を党内に温存し、外から影響力を行使するというシナリオだ。
(2011/01/02-14:38)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2011010200034
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