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「小沢で明け、小沢で暮れる去年今年」 読み人しらず (二見伸明)
http://www.asyura2.com/10/senkyo103/msg/557.html
投稿者 pochi 日時 2011 年 1 月 02 日 14:24:13: gS5.4Dk4S0rxA
 

二見伸明の「誇り高き自由人として」
「小沢で明け、小沢で暮れる去年今年」 読み人しらず

 2010年も小沢一郎で明け、小沢で暮れた。2011年も「小沢一郎で明け、小沢で暮れる」だろう。17年間、与党ではなく小さな野党の政治家でありながら、政界のど真ん中で主役を演じ、時代を動かしてきた小沢一郎は歴史に残る希有な政治家である。小沢が、自民党やマスコミ、さらには仲間であるべき菅総理らの「小沢抹殺」を狙った執拗な攻撃をものともしない図太さは何か。それは「智者にわが義破られずば用いじとなり」という高僧のような、哲学者のような、日本人には珍しい哲学・原理原則をふまえた論理の優劣を大切にする頑固さだ。またこれは、なかなか理解しがたいことだが、総理になることが目標という世俗的な執着心ではなく、「国のかたち」を変えたいという、既存の政治家とは次元の違う高い志のゆえでもあろう。

 1996年、中曽根康弘元総理は自民党の下野について「東西冷戦の終焉が重大な転機になっているが、直接的には保守合同による、いわゆる55年体制が金属疲労を起こして崩れたということだろう。世論も『自民党よ、もういい加減にしろ』という意識を明確に持ち始めていた。 小沢君一派はそれに乗じて一つのチャンスをつかんだわけです」、「ある程度の数が(自民党から)離脱すれば、自民党より大きくなると算段して、一応成功した。守旧派と改革派の対決とか、言葉の戦術をうまく弄んで、・・・」(「毎日」2010.12.11 『近聞遠見』)と語った。

 私は、今では通俗化しているこの見方を否定はしない。小沢が「それに乗じて一つのチャンスをつかんだ」のはたしかだが、しかし、「守旧派と改革派の対決とか、言葉の戦術をうまく弄んで」権力だけを獲りにいったという中曽根の認識は浅薄というよりも間違っていると思う。

 1969年の初当選以来、小沢が主張し続けたのは「個人の自立」「国民主権・政治主導」「中央と地方の役割分担=地方主権」「二つの勢力が政権交代する真の政党政治」であり、底辺を流れる哲学は「自立した個人が構成する国家」と「共生」だった。それを実現するための大きな第一歩が小選挙区制の導入と細川非自民党政権の誕生である。無責任政治と自民党型利権政治の根っこはこの瞬間に断たれたと言っても過言ではない。当時、小沢の盟友、羽田孜は私に「小選挙区制だけでは地元の利益誘導のみを考える小粒な国会議員になってしまう。次の目標は徹底的な地方分権だ」と熱っぽく語った。「小選挙区制と地方分権」を同時・併行的に構想していた小沢のスケールの大きさは驚異的である。既存の利権構造が崩壊することに危機感を抱いたのは自民党だけではない。一部の財界人、官僚、マスコミ、評論家、御用学者もそうだ。2009年3月、アメリカの週刊誌「TIME」は小沢を、独立自尊の「扱いにくいパートナー」と評したが、日本を「将棋の駒」の一つとして世界戦略(=誤解を恐れずに言えば世界制覇を目指す『新アメリカ帝国主義』)を構築し、推進してきたアメリカも、日本が小沢によって「自立した国家」に「突然変異」することに脅威を抱いた。「宗主国と属国の関係」(カレル・V・ウォルフレン)の日本が「対等の同盟国」になることは、民主・共和党の別なく、夢想したくもない悪夢なのだ。

 細川・羽田の非自民党政権は、社会党、さきがけの「歴史の歯車を逆転させる時代認識を欠いた裏切り」で崩壊した。しかし、歴史の歯車は逆転しなかった。険しい山道を一歩一歩、登ってきた。改革のマグマが噴きあげたのが2009年8月30日の政権交代だ。既成勢力は震え上がり、アメリカは鳩山政権に圧力をかけた。

 歴史に学ぼう。17年前、非自民党政権崩壊を策したのは「さきがけの武村正義」だった。今、改革をそっちのけで「眦(まなじり)を決して、小沢粛清」の血刀を振るっているのが「さきがけ出身の菅総理」で、それを操っているのが内ゲバを得意とする「全共闘出身」の梟雄「社会党の仙谷」だ。マスコミは「政治の混迷」「民主党内紛」の原因は全て小沢にある、と扇動しているが、それは陰湿なデマゴギーである。マスコミなど守旧勢力が小沢を倒すために、「改革勢力の中に反革命分子を作った」ことこそが政治の混迷の最大唯一の原因・元凶なのだ。国民は、日本は民主主義の衣をまとっているが、実体は「世論ファシズム国家」であることを、直感的に理解している。誤った歴史を繰り返してはならない。

■小選挙区では党首の指導力、責任感が全てだ

 1979年5月、私は「政権奪取を目指す保守党が歴史的な勝利を収めたイギリの総選挙」を視察した。保守党を支援する大会で万余の支持者を前にしたサッチャーの演説は具体的で、説得力のあるものだったが、それ以上に物凄かったのは、そのド迫力だった。イギリスの再生と保守党勝利の責任を全身で受け止めたサッチャーは吠えた。「七つの海を支配したイギリスの栄光を取り戻そう」と。影の内閣の閣僚たちも「保守党勝利で、サッチャーを首相にしよう」と訴えた。熱気と拍手、どよめきで、会場の鉄傘が揺れた。サッチャーの政策には批判も多いが、国民生活を左右し、選挙の勝敗に責任をもつのは、党首の指導力、実行力、責任感であることをイギリスの選挙は如実に示していた。責任の所在が不明確で、ツケを国民に押し付ける日本とは大違いだ。

 党首が公約をないがしろにすれば選挙は負ける。小選挙区では党首といえども落選する。カナダでは与党が全滅した。菅総理も落選の可能性はあるのだ。民主党にその危機感があるのか。

■「法の支配」か「世論の支配」か

 「法の支配」とは「専断的な国家権力の支配、すなわち、人の支配を排し、全ての統治権力を法(=憲法)で拘束すること」であり、民主主義社会にとって不可欠な、重要な基盤である。

 年末の28日、小沢一郎が三権分立や基本的人権の尊重という憲法上の原理原則《注:法の支配》を棚上げしても「国会の審議が円滑に進められるのであれば、通常国会冒頭に政倫審に出席する」と発言した。これは、国会審議の最大の障害物であるだけでなく、菅という操り人形を使って政権交代の理念「国民の生活が第一」を投げ捨てようとする仙谷官房長官の更迭を要求した剛速球でもある。度胆を抜かれたのはマスコミで、例によって、予想通り一斉に反発し、反攻を開始した。菅も憲法や法の支配に言及することなく、「小沢切り」で内閣支持率を上げることだけを考え「世論が説明を要求しているのだから、無条件で政倫審に出席すべきだ」と拒否した。

 小沢が投じた剛速球は、本人が意識していたかどうかは分からないが、マスコミや菅の、「世論」は絶対であり、憲法の精神を無視しても「世論」に従うべきであるという「世論の支配」は「法の支配」を否定する反民主的な考えであることを白日の下に曝け出したのである。

 小沢の政治資金について、NHKの2010年2月の世論調査では「『国民』に説明責任を果たしていると思うか、どうか」と質問したが、3月以降の調査では「国民」ではなく「『国会』の場で説明する必要があるか、どうか」と巧妙に説問を変えた。小沢は東京地検から事情聴取された1月23日夜の記者会見で300人を超す報道陣に丁寧に説明し、その後も毎週月曜日の定例記者会見で全ての質問に答えた。彼は国民の知る権利に応え、国民への説明責任を果たしていたのだ。報道しなかったのはNHKだ。NHKは、自らが果たさなければならない説明責任を放棄したのだ。そのことに忸怩たる思いがあってか「国民に説明責任云々」とは質問できず、「国会の場で説明云々」と説問を変えたのだろう。マスコミの調査も4月以降、「国民」を「国会」に変えた。マスコミは不承不承、小沢が「国民に説明責任を果たしている」ことを認めざるを得なかったのである。にもかかわらず、彼らは自分たちの不始末を全く公表しなかったし、そのことで、あらぬ誤解をされた小沢に一片の謝罪もしなかった。それどころか、国民が気付いていないことをいいことに、またぞろ、「国民」の名において小沢攻撃をヒート・アップさせている。そんな意図的で陰湿な「世論」を金科玉条として「党首の命令、党の決定に従わなければ離党だ」とわめきたてる菅やマスコミの脳みそはどうなっているのだろう? 民主主義の否定である。

■質実剛健で気品に満ちた国を作ろう

 ワシントンで批准書交換を済ませた新見豊前守正興を正使とする日本最初の遣米使節は、1860年6月16日、ニューヨークのユニオン公園での閲兵式に臨んだ。数万の群衆に交じって一行の行列を見たホイットマンは、未開の野蛮国から来た日本人の、礼儀正しく、気品に満ち、毅然とした姿に感嘆して、詩『ブロードウェーの行列』を書いた。

《西方の海を越えて、こちらへ、日本から渡来した、謙譲にして、色浅黒く、
腰に両刀を手挟んだ使節たちは、頭あらわに、落ち着き払って、
無蓋の四輪馬車のなかに反り返り、今日この日、マンハッタンの大路を乗りゆく。
(略)
「創造の女性」がやって来たのである。
言語の巣窟、詩歌を伝えた人びと、古往の民族、
血色鮮やかに、考え深そうな、瞑想に耽り、情熱ゆたかに、
香気馥郁、寛袍ひらひらする衣装を着なして、
陽やけの相貌、白熱せる魂と炯炯たる眼光の持ち主、
波羅門の民族がやって来たのである。》
(略)

 1860年といえば、大老・井伊直弼が桜田門外で水戸浪士に暗殺された年である。徳川幕府崩壊の直前で、世情騒然として、混迷の極致にあった。そんなことを、?気(おくび)にも出さず、日本の名誉、徳川政権の名誉のために堂々と行進した新見遣米使節団の精神の格調の高さは見事と言うほかはない。あえていうが、彼らだけが特別に洗練されていたわけではない。当時、来日した外国人も見聞録に記しているが、普通の日本人の姿でもあった。われわれの先祖は、たとえ貧しくても、礼儀正しく、思いやりがあり、気品に満ちた風格を作り上げていたのである。「未開の野蛮人」どころか、世界有数の文化人であり、文化国家だった。・・

 ひるがえって、尖閣諸島問題の責任を一検察官に押し付け、地方選の連戦連敗は小沢の責任だと言い、あまつさえ、政権交代の大功労者を追放しようとする菅総理は常軌を逸している。また、言葉尻を捉えるだけで、骨太の政権構想もなく、大局観に立って政治を正す能力も気概もない野党も同罪である。これでは世界の物笑いだ。

 民度を超える政治家はいないという。であるならば、志のある自立した個人が立ち上がり、民度を高めるしかない。2011年はそうした新しい一年にしたい。私の初夢である。


http://www.the-journal.jp/contents/futami/2011/01/post_32.html
 

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コメント
 
01. 2011年1月02日 14:50:23: a0GbiySmcI
名文です
感服しました。

02. 2011年1月02日 14:58:40: rgpFPFfxg2
小沢が居なければ日本は寂れるし、阿修羅も寂れる。

03. 鳥見塚男 2011年1月02日 15:28:32: tirqhY06Kqa7Y : RC72ulOMVI
二見伸明様の新年に相応しい、勇気付けられる名文感動しました。今年もご活躍お祈り致します。

04. 2011年1月02日 17:07:40: DtdutbwPRY
世論をリードする説得力のある二見氏の論述に感銘しました。
賛同するところ大です。有難うございました。

05. 2011年1月02日 17:47:52: JX3iEm8ixs
森ゆうこ議員にお願いしたい。
小沢一郎氏を支持する議員たちが地元で支持者および有権者に対して説明する資料を大至急作成してもらいたい。本来ならば各議員が各々で作成すべきだと考えるが全議員に望むのは彼らの力量不足は否めない。
朝ズバでの森議員の爽快な断罪場面のダビング・岩上さんのインタビュー収録・この二見氏の論文などなど文書だけでなく多様な材料による啓蒙活動を提案したい。

06. 2011年1月02日 18:09:19: AegQ4cduAE
無法者検察と無法者テレビ新聞の中で小沢さんは、良くぞ2011年を迎え
無法者の正体と邪道を教育、矯正する国家指導者として天命を果たす年を迎えた
事は、まさに天命政治家小沢一郎さんです。
断固、冷徹に人事、政治を、世界を平和な絆の拡大を成し遂げていただけると確信する2011年です。
司法検察、テレビ新聞の公正なしで民主的国家なし。
まさに、2011年は民主国家の元年です。
小沢さんの仕事なのです。

07. 2011年1月02日 20:22:52: tMpvJMMcEw
投稿ありがとうございます。
実に素晴らしい文です。
われわれ国民にとって非常に重要で、知らねばならないことを、」とても分かりやすく指摘してくれています。
出来る限り多くの方に読まれることを願っております。



08. 2011年1月02日 23:22:36: 7SIYGv3ft6
フランスからコメントします。日本は現在、最悪の状態に感じられますが、だからこそ、そうした流れに対抗する、こうしたすばらしいテキストも出てきます。フランスは残念ながらサルコジではあるが、フランスの国民のなし得た努力の賜物が残っていて日本よりマシと言えるのだが、それではサルコジに対抗する勢力はというと、今ひとつ出てこないのが実情。そう考えると、日本の菅政権により、いかに国民が目覚め、なによりも大事な点なのだが、反応し始めたことが大きな希望となって現れ始めてきた。その反応も、知性と礼節をふまえた二見さんに代表されるようなものだから、なおさら希望が持てるものだと思う。
 日本のレジスタンスはこうした礼節をもった誇り高い姿勢にこそ、結局、勝算に導く所以となるに違いないと確信させます。

09. 2011年1月02日 23:59:28: utvQAzLCXA
温厚な二見さんにしては非常に厳しいご意見。ですが的を射ています。
小沢氏を取り巻く環境は非常に複雑で、非現実的で、単に「政治と金」だけで説明できるものではないことが良く分かります。仮に小沢氏がそのことを説明したところで事情を知らない者は「見苦しい言い訳を・・・」と本気で受け取らないでしょう。

10. 2011年1月03日 02:26:58: idPG3i90e6
本当に素晴らしい名文です。
もう言うことはなく、語り尽くせぬ思いを込めておられます。感動です。
まさに、日本人としての誇り、大和魂、サムライの心を語っていただきました。これぞ本来の姿です。初夢でなく今の私たちがそのベクルに発進することを、聖なる発言と行動で成就したいと思います。

11. 2011年1月03日 07:30:18: PwscDRZe8k
涙が出てきました。

二見さん、ありがとうございます。

新年にふさわしい名文です。


12. 2011年1月03日 09:13:16: 6FA4u9WMKQ
二見様
ありがとうございます。
二見様と言い、平野様と言い、ジャーナリストの渡辺さんと言い、心がしっかりすわている人達ですね。国を思う気持ちと個人を思う気持ち、公平さと正義をしっかりとお持ちで小沢さんの側近のよき理解者、充分伝わってきます。
 私たち一人一人が小さな声で大きな唸りになるといいですね。



13. 2011年1月03日 09:22:09: KqpTdJ9eSA
賀春。二見さんの論文の迫力に感動しました。問題の核心を的確に衝いており、神技の手を持つ、名医の手術の様な、救国、救民への道しるべとなるアピールでした。小沢さんの改革へのぶれぬ志が実現すれば、既得権益で吸い続けて来た甘い汁が吸えなくなると悪党たち「官僚。大手メデイア11社。自民党系。既得権益勢力。対米隷属勢力。など」は連携して、いわれなき「疑惑」をデツチあげて「残忍な11人の市民に、強制起訴権まで付与して2回の「起訴相当議決」をブラツクボツクス内でイカサマバクチかマジツクのような手口で議決させた。彼ら「民主党内の反小沢派」はそれを、悪用して、小沢さん追い落としを企てているようですが、こんな邪道が通るわけが無い。

14. 2011年1月03日 10:00:06: NqJPFECRYw
DEJA VU 
歴史は繰り返される、獅子身中の虫を、民主党内から排除することが、日本の為であることがよく理解できました。

それが、手っ取り早く、日本を立て直す早道であることを、投稿者は開示されたと思います。

民主党員は、細川政権を潰し、日本の民主化を大きく阻害し、現在も真の民主化を阻害している、誤った精神の「魁」の正体に最大の注意を払うべきです。

今年の、民主党の議員は、自立か従属か公平か差別か等々の分岐点に立っています。どちらに立つかは、代表選出時に行われた「スピーチ」で判断できます。

明日の日本のことを考えていただきたい。


15. 2011年1月03日 11:37:31: QDOXlxmHrs
新春早々格調の高い論説を読み、すつきりしました。

16. 2011年1月03日 16:22:05: q5UThvllRY
二見様2011年になりました今年も小沢さんの力になって支えてください早くどうしようも無い今の執行部消えてもらう事出来ないのか祈るばかりです

17. あきぼん 2011年1月03日 16:57:14: Wj9gbnYYQlGPc : ZT0ZYNPA9s
二見様 感動しました。ありがとうございます。

18. KOUCHAN 2011年1月03日 17:09:43: PXtNPGPS.dsM6 : LLJ7YqLZUc
二見伸明氏の名分に感服しました。小沢一郎氏を支持する議員たちは、地元で支持者や有権者に対して小沢とカネの問題について説明する資料として、この名文を活用すべきと思う。

19. 2011年1月03日 17:43:49: 91PkWjr0js
明けましておめでとうございます。日本の将来が明るくなりますよう皆様と一緒に念じます。そして、昨年来の課題が今年生まれ変わることを念じます。
 まず、一つは「マスコミ関係者の内部告発」を願います。優秀なマスコミ関係者の権力になびく姿勢はもうそろそろ独立・自立してもいい頃です。
マスコミ関係者の哲学・思想、自由・独立そして誇りの無いまた努力無しの横暴な振る舞いはもう既に国民にとって読む聴くの価値が無くなった報道機関となりました。嘆かわしい権力を振るうだけとなり下がりました。ですから、その姿がはっきりしたことによって内部告発つまり己の意見を述べる、また「真実」「正義」「公共性」を認識する方々が活躍する場が出来たと思うのです。
 その二つ目は菅さんをはじめ現民主党の英才の集団が、支援されてるマスコミに乗って「世論」(調査数はいつも2千人程)は絶対であるとする一方低支持率を無視して権力の椅子に座り続ける「独りよがりな権力志向」。つまり、「小沢さんは説明が足りない世論が7,8割の国民世論」で説明の場を作る拠所としながら、自分たちは「内閣支持率1%になっても総理を続ける!身勝手さ。世論無視の使い分け。ダブルスタンダード。国民はこの現政権の勝手解釈つまり国民無視の政治見抜きました。「法治国家で法の順守は国民の義務」と言う一方、政治家は高い倫理観を!と言い出し、法を捻じ曲げて身内を責める。野党と公開の場で論陣を張れずに「同志」にゲバ棒を振りかざす。国民へ、民主党政権発足時の国民への公約(マニュフェスト)と逆方向へ舵切ながら詭弁を弄し、言い訳をして謝罪をすることもない。三四十年前のゲバ学生が内閣を乗っ取った感じが強い。胆力、決断力、洞察力を備えた政治家に政治をやってもらおう。 M・E



20. 2011年1月03日 18:27:16: WWJTCGO8kU
小沢が、自民党やマスコミ、さらには仲間であるべき菅総理らの「小沢抹殺」を狙った執拗な攻撃にもかかわらず、何度も復活して堂々としているのは何故か?

数千年の日本の歴史上、全く同じような状況にあった政治家がいる。
織田信長。
彼は、その変革思想と苛烈な行動力の為に既成勢力から憎悪され執拗な包囲網を敷かれた。
何度も「もうダメだろう」と思われたが、不死鳥のように甦った。

小沢は現代の信長である。
二人に共通するのは、草莽の民草に対する深い宗教の様な愛情であり、その底辺に流れる「時代精神」の明確な認識である。
だから、どんな中傷や理不尽な攻撃にもかかわらず、「時代の風」に守られて堂々としているのだ。

その例でいくと
菅は光秀であり、
大手メディアや官僚は公家集団であろう。

                               


21. 2011年1月03日 22:06:34: LGuZOtuero
一昨年(2009年)1月に西松建設迂回献金容疑で検察が、小沢氏の大久保秘書を強制捜査。この報道は、民主党大会の前日ということもあって、衝撃を与えた。

わたしは、それまでの、田中派から引き継ぐ小沢氏の金権イメージから、「ついに!、やっぱり!」という印象を強く持ち、そのときは特に疑問を感じることもなかった。民主党大会の前日というタイミングであったから、この時期にまた何故?という程度の疑問は少しはあったが、小沢氏の悪いイメージの方が強く、疑問を否定するまでには至らなかった。

あれから2年。この間、小沢氏に関わる、実にいろいろのことが次から次へと起こった。今日のような事態を迎えて、いまから振り返ると、わたしにとって多くを学ばせてくれる2年間でもあった。

最初の事件、西松建設迂回献金の大久保秘書捜査・逮捕は、何であったのか?

この西松建設事件はいま裁判で争われているが、ほとんど雲散霧消、事件性はなくなっている。検察側は辛うじて訴因変更し別件で争う姿勢を見せてはいるが、検察側の事実上の敗北という結果になっている。小沢疑惑の突端となった、この西松建設事件の検察の事実上の敗北の意味は極めて大きい。
この西松事件がなければ、検察は、次の水谷建設事件も、これに関連して問題となった石川秘書及び小沢氏の政治資金収支報告書の虚偽記載問題も起こせなかったと思われる。検察の事件のデッチ上げといわれる所以である。

当然のことながら、検察により起こされた小沢疑惑、即ち「政治と金」の問題がなければ、小沢政権が誕生していた筈である。

この事態の推移を一体全体、どう考えるべきか。
自分なりに、いろいろと調べていくと、これら一連の出来事は、すべて一本の強い、太い、そして黒い糸で結ばれているのではないか、というのが、わたしのいまの正直な感想である。

幸か不幸か、これらから多くのことを学ぶ機会を得ることができた。
小沢問題がなければ、多分いささかも疑問を抱くことはなかったであろうことばかりだ。
ざっとみて、これらの疑問は以下のようなものである。、
@検察とは?
Aマスコミの良心とは?
B第5検察審査会とは?
C菅が豹変したのは?
D小沢氏の耐性はどこから?
E日本の知性とは?
などである。


22. tomym 2011年1月03日 23:28:19: UWfxJEGrqwDI2 : yC00eRHobM
11. tomym 2011年1月03日 21:18:38: UWfxJEGrqwDI2 : yC00eRHobM
平野さんは覚えて折られないかもしれませんが、私は当時まだ衆議院の総務部長であった平野さんから、日米草の根交流「ジョン万次郎の会」の旅行を受注しました。いつお会いしても、穏やかで、えらぶったところの無い先生から丁寧な対応を頂きました。その後衆議院の選挙があり、私は小沢先生の水沢に行き陣中見舞いとしてわずかばかりの寄付をしました。当日は選挙事務所は人で溢れており、私は別室に呼ばれました。その時の秘書さんの話です。「小沢はあんな顔をしていますので、政敵やマスコミは何か悪いことをしているはずだと思っており、常時自民党の関係やマスコミが事務所に来ています。しかし、小沢からは厳しく注意を受けており、疑問のあるお金は受け取らないし、すべての収支を明らかにしています。」と言いながら、3万円也の領収書を発行してくれました。若い人で、平成5年ころでしたので多分石川さんだったかも知れません。その時のやり取りからしても、不正な大金が動いていたとはとても思えません。その後、細川政権が樹立され、短期で終わることになりました。そんな日新聞各社の政治部記者が大挙して私をたずねてきました。取材の目的は、当社の受注と小沢さんの関係でした。揚げ足でも取られることになると、迷惑をかけることになるため、しばらくは逃げていましたが、記者によっては夜遅く、私の家を訪ねてくるようになり、取材を受けることとしました。小沢事務所にその旨を伝えると、こんな指示が来ました。「取材を受けてください。何を言ったら困るということもありませんが、事実だけを正確に話してほしい。」ということでした。
 草の根交流は最初の年、米国から500名を日本に招待し、翌年、参加者を募り350ほどでボストンを尋ねました。その間、平野先生とは何度かお会いして言いましたが、議員になっても少しも変わらない、誠実な平野先生の人柄に触れることができました。私が小沢一郎を信じていいと思っているのは、小沢さんの発言もありますが、平野先生が100%小沢さんを信じているということもその理由です。

23. 2011年1月04日 01:22:47: MLbet1secM
判り易く優れた投稿です。多くの方々に一読して欲しい内容です。

この正月、植草一秀氏(ブログ:知られざる真実)の新刊『日本の独立』も読み感銘を覚えた1人である。併せて以下コメントしておきたい。

こうした優れた論説(個人ブログでもよい)・著書を民主議員達は読破し理解しているであろうか?総じて発言・行動を視る限り疑問に思うことが多い。我国の、あるべき姿の指針、ヒントが満載されており基本書と考えても差支えない。真実を暴き正論を語り考える力がつく優れた論説・著書である。

少なくとも小沢支持した200人の民主議員は『日本の独立』を読破(分厚い本510ページであるが読み易い)しておくべき書である。己の考えと照らし合わせ日々の政治活動の行動指針とすべきと思う。(不支持の206人は鈍い脳ミソ連中が故、読破しても理解しない)政治とカネに纏わる日本の政治の基本構造を抉り判り易く記述されている。小沢氏の自立と共生、国民の生活第一の理念も自然に理解できる書物である。

この様に政治に関して正論を吐く優れた論者の論文・著書であっても、大新聞・マスメディアは決して取り上げない。折角の良書も読む人も限られる嫌いがある。普通の人が普通に読めば『なるほど…そうだ』と気づかされる、考えさせられる優れた論説・書物であるのに勿体無い話である。口伝えか、ネットで知らしめ静かなブームを巻き起こすのも一策であると考え、あえてコメントしておきたい。

我が家では息子にも推奨する一冊として今読ませているくらいである。


24. 2011年1月04日 05:56:06: UmyJLAdF5E
確か、元公明党議員の同氏。二見氏が小沢さんと行動を共にするようになり、
妾公明党の策略かと思いながら、東氏、二見氏を見ていました。

この投稿で、二見氏の行動がよく理解できましたね。
利より理に生きる道を選択されたわけですね。


25. 2011年1月04日 09:54:51: dqOGrovsAo
>1996年、中曽根康弘元総理は自民党の下野について・・・中略・・・小沢君一派はそれに乗じて一つのチャンスをつかんだわけです」、「…守旧派と改革派の対決とか、言葉の戦術をうまく弄んで、・・・」(「毎日」2010.12.11 『近聞遠見』)と語った。

「毎日」らしく小沢一郎の功績を弱める努力をしているのだろうが、当時の中曽根は「風見鶏」として有名な男で、小沢の凄さなど分かるはずが無い。
そんな男の小沢論評など屁の足しにもなりません。


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