http://www.asyura2.com/10/senkyo103/msg/554.html
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http://31634308.at.webry.info/201101/article_2.html
小沢さんと菅首相の1月1日の年頭の情報発信に、政治家としての大きさの違いを見た気がした。
1日のマスコミは、相変わらず小沢批判をしているが、最大の関心事は小沢さんの新年会の話題であった。昨年は、小沢私邸に集まった人数は160人程度であったが、今年は120名程度と、テレビなどは40名も減少したというような言い方であった。
一方、今回の官邸での新年会の発案には、伸子夫人がかなり絡んでいると考えている。菅氏が官邸で開催した新年会は、小沢さんの新年会と対抗する意味なのか、45名と人数がはっきりしない。この新年会は、官邸の料理人などの公務員を使わないと書かれていたので、菅氏の裏では伸子夫人が相当頑張っていることが窺える。どこの家も何か家で催し物をやるとすれば、奥さんの了解と助けがないと絶対出来ないからだ。今年の新年会は、首相として、小沢さんの新年会に対抗する以外の何物でもないと考えている。きっと、首相を退陣すればすぐに無くなる運命と思われる。
菅首相はマスコミを通して、年頭における国民への初めてのメッセージとして、『菅首相、年頭所感を発表 「政治とカネ」の問題に対する失望を解消する』との決意表明を行った。これが菅首相の最大関心事である。これは明らかに、小沢さんの「政治とカネ」に国民の目を向けさせ、自分の国内経済、中国問題などの失政を小沢問題にすり替えようとする意図を感じる。
この意見は、文藝評論家・山崎氏のブログhttp://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20110101/1293844772でも以下のように書かれている。その通りと思う。
「政治とカネ」問題を持ち出して、この問題解決に意欲を示したそうです。何に意欲をもとうとかまいませんが、菅直人よ、カネのない貧乏な奴は、畏れ多くも、国家の命運をあずかる政治家になんかなるなよ、と申し上げたい。国民は、誰でも知っている、政治にカネが必要だと。カネのない政治家こそ、菅直人みたいに危険きわまりない政治家だ、と。
一方、小沢さんは、私邸の新年会で、以下のように述べている。
小沢氏「ねじれ国会との理屈通用しない」党批判
http://www.yomiuri.co.jp/politics/
民主党の小沢一郎元代表は1日、都内の自宅で開いた新年会であいさつし、「私が22年前に自民党幹事長に就任した時も参院は過半数を割っていたが、野党とのまじめな話し合いの中で議論することができた。それを今思い出すと、『ねじれ国会になったんだから仕方がない』との理屈は通用しない」と述べ、現執行部の野党への対応に不満を示した。
また、小沢氏は「今年は内外で非常に厳しい状況になると思うが、政府・与党が国民の信頼に応えて、力を合わせて協力していかないといけない」とも語り、挙党態勢の必要性を強調した。
小沢氏は自らの資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件で近く強制起訴されることに関しては直接言及せずに、「みなさんにご迷惑ばかりかけています」と述べるにとどめた。
小沢氏の自宅での新年会は毎年恒例で、今年は海江田経済財政相や原口一博前総務相ら民主党国会議員約120人が出席した。(2011年1月1日16時57分 読売新聞)
小沢さんは、まず自分の件でゴタゴタさせていうことを謝っている。また、ねじれ国会だから審議が出来ないというのは、理由にならないと、厳しく批判している。つまり、菅総理を始めとして、官房長官、幹事長(代理含む)、国対対策委員長等の執行部が無策で能力がないと暗に痛烈に批判している。
小沢さんは、ハッタリで物を言う人ではないので、自分がやればネジレ状態でも国会審議は出来ると言いたいのであろう。一昨年の政権交代した時の理念と、今の菅執行部の政治理念が変わってしまった。仙石長官の次官会議復活など、すっかり自民党帰りしてしまった。この方針が、民主党の総意として決まったのかどうかも分からない。少なくとも民主党のマニュフェストを出した時の政治主導とは、上記のような状態ではなかったはずであったが、ただ単に自分たちの能力が無いために、理念のレベルをどんどん下げているとしか見えない。
少なくとも、小沢さんは官僚政治を打破しないと日本の将来は無いと言っている。今は明らかに、小沢さんが代表選挙で示した目標と逆行している。その逆行は自民党時代以上となって来そうである。官僚を筆頭に、マスコミにしろ経済界にしろ、昔の利権体制の方が良いのである。
内閣改造で目先を変えて政権延命の時間稼ぎに使われるなら、ただの問題の先送りである。小沢さんも今日の発言に表れているように攻めに転じている。小沢さんは、昨年、自然発生的に小沢さんを支持するためにネットが呼び掛けたデモやネット世論を、高く評価している。総選挙は近々必ずある。その時は正に、個々人が個人会社のネット会社として情報発信していかなければならない
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