http://www.asyura2.com/10/senkyo103/msg/528.html
Tweet |
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-date-20110101.html
2011⁄01⁄01(土) 15:38
昨年末の菅政権の本質とも思える二つの象徴的なニュースと朝ナマでの印象に残った二つの発言がシンクロ!
昨年末に、今の菅政権の本質とも思える二つの象徴的なニュースがあり、それと朝ナマでの二つの印象に残った発言と、ちょうどシンクロしていた。
まず、朝ナマでの発言で印象に残ったものを二つ。
■その一つが、ちょっとうがった見方だったが、森永卓郎氏が次のような内容のことを言っていた。
公務員改革や地方への交付金など、思い切った改革を当初の予定通りできていれば、12兆円は出せ(マニフェストも実現でき)た。
それをやとうとしたから前原・野田グループに潰された。かれらは増税をしたいがためにわざと捻出させなかった。
■もう一つが東京新聞の長谷川幸洋氏の、何故、菅政権の支持率が落ちたかに答えて次のようなことを言っていた。
逆に、なぜ300議席を取れて政権交代できたかといえば、自民党とはっきり違って「脱官僚」と言ったからできた。
じゃあ、なんで支持率が落ちたかと言えば、「脱官僚」を止めたから落ちたんですよ。
「脱官僚」を止めたら何が起こったか、というと海上保安官が尖閣ビデオを流しちゃったんですよ。まさに官僚の側から氾濫が起きちゃったんですよ。
この二つに対応する年末の象徴的報道は次の二つである。
●民主党、マニフェスト全面見直しへ 財源捻出が限界に(朝日新聞2010年12月30日3時2分)
≪玄葉氏は「11年度中に消費増税を含む税制改革の成案が得られなければ、12年度予算は窮屈になる」とも語り、予算編成作業は限界との認識を示した。
一方、自民党など野党は民主党のマニフェストを「ばらまき」と批判しており、マニフェスト見直しで国会運営などで野党の協力を得やすくする狙いもある≫
●官僚同席、官房長官が指示=「政治主導」も後退−政務三役会議(時事通信2010/12/28-13:18)
≪仙谷由人官房長官は28日午前、首相官邸に各府省の事務次官らを集めて訓示し、府省で開かれる政務三役会議について「事務方を排除することで意思疎通を図れないのではいけない」と述べ、同席するよう指示した。民主党は昨年衆院選で、閣僚、副大臣、政務官の政務三役を中心に政策決定する「政治主導」を掲げて政権交代を成し遂げている。子ども手当などの主要政策に続き、政治手法においても「後退」を印象付けた。
仙谷長官は、同日の閣僚懇談会でも「『政と官』が一体となる体制を確保してもらいたい」と各閣僚に要請。その後の記者会見では、「政治の側も、(事務方と協力するという)配慮の下に省庁運営をしてもらわないといけない。(問題意識は)菅直人首相と私で共通している」と強調した。
昨年9月に発足した鳩山前政権は、自民党政権下で開かれてきた事務次官会議を直ちに廃止。政務三役会議への次官、局長らの同席を認めない省も多く、政治家と事務方の連携不足から政策遂行が遅れるケースもあった。このため、今年6月に就任した菅首相は一部の閣僚に、事務方との融和を指示するなど、官僚と協調する姿勢を取ってきた。
仙谷長官は訓示で「政治主導とは事務方が萎縮したり、汗をかかず政治家に丸投げしたりすることではない。政務三役と官僚が役割分担し、国民のため一丸となることだ」と強調。「事務方として必要な情報提供、政策提案を十分に行ってほしい」と、政策決定に積極的に関与するよう求めた。≫
********************
2009年のマニフェストを無視して参院選で消費増税を掲げて惨敗し衆参ネジレを自ら生じさせ、それにより連立を見境無く探すはめになり、またそのためにマニフェストを前面見直しする、などまさに本末転倒の何ものでもない。
菅直人自ら招いたその背景に、まさに「脱・脱官僚」があり、全ては財務省主導の下での政治主導潰しであった。
既に、早々に内閣改造で仙谷長官交代の方向を固めたとされるが、(共同通信2011/01/01 02:02) 仙谷氏を何らかの形で執行部に残すだろうし、これも以前と同じく誰も責任を取らないこの政権のスタンスで、誤魔化し人事を行うことは目に見えるようだ。
野党は解散に向け突き進み全てを政局化して、政治家が国民生活を省みることがなくなるという、とんでもない事態にもなってくることが予想される。(時事通信2010/12/30-14:30)
今年は年初から、まさに何が起こるかわからない。
ただ一つ、この菅政権を続けさせるわけにはいかないが、自民党主導の政権に戻るわけにもいかないというジレンマの中、なるようになると諦めるわけにもいかない。
主権者国民が常に何らかの圧力をかけ続け、特に官僚とマスメディアに対する批判と監視を怠ることなく、正しい方向性に風を吹かし続けていかなければならないだろう。
小沢さんの新年会に100人以上は集まったとのこと。昨年よりも数十人が少なかったとのことだが、まずまずだと思う。
謹賀新年・2011年元日
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK103掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。