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日々雑感
党内すら纏めない首相に期待できるのか。
2011/01/01 07:10
誰の差金でどんな約束を取り交わしたのか、菅氏はここ二ヶ月ばかりの間、小沢氏の件に関して「政治とカネ」なる大手マスコミがタレ流したプロパガンダの文言を急に使い始めて小沢氏と対決するという、完全に大手マスコミの編集方針とコミットしたかのようだ。その程度の、自分の指導力ではない、誰かの指示による策動にうつつを抜かしていれば国民の関心が小沢氏へ向いて自身の政治力のなさが隠蔽できるとでも思っているのだろうか。
民主党が一丸となっても積年の自民党政権の間に溜まった垢をこの国から一掃するのは困難だが、小沢氏とその仲間を排除した片翼飛行では墜落するのも当然だ。政権浮揚のためと大手マスコミは称しているが、脱小沢路線だなぞとは何とも愚かな選択をしたものだ。
脱小沢を求めているのは菅氏や仙谷氏ではなく他の勢力だと国民の多くは気づいている。少なくとも9000万人ネット市民の半数は気づいていると思われる。だから俄かに「日本独立論」がネットの中に現れだしたといえる。
この国を守るのは日本国民だという、世界では極めて正常な常識論がこの国では疎んじられ、長く「平和憲法」が国家と国民を守ってくれるという幻想を学者や文化人が唱えていた。その結果としてこの国は軍事力を依存するのみならず行政課題まで米国から注文される「属国的状況」に甘んじなければならない事態に陥っている。そのイカサマ振りといかがわしさに国民は気づき始めた。米国のダブルスタンダードは何のために存在するのか。大量破壊兵器がある(かも知れない)とするだけでイラクに進攻してフセインを処刑したが、大量破壊兵器たる核爆弾を開発したと公言している北朝鮮には未だに話し合いを続けている。米国のダブルスタンダードは米国の国益のために存在していると思われ、北朝鮮の存在は米国にとって益こそあれ害はないと見做していることになる。
日本にとって近隣諸国に脅威となる国々が存在する方が米国にとって好都合なのだろう。いつまでも軍事的に非力な日本は米国の軍事力の支配下に存在するしかなく、米国は経済大国の日本をいいように出来ることになる。また実際にそうしてきたし、自民党政権は米国の御用聞き程度の政権だった。そして菅氏もその道を選んだとしか思えない。
何も米国と対立関係になるべきだといっているのではない。現実的には当分の間、日本は日米安保体制を選択するしかないだろう。しかし国民が国は国民が守るべきだ、と決意を持って米国と軍事協力関係にあるのと、「平和憲法が守ってくれる」という幻想にすがって米国のポチとなり国富を米国に奪われ続けるのとどちらが良いだろうか。
今年こそしかるべき自尊心を持つ政治家が首相となって菅氏が大きく主舵を切ってしまった国政を、民主党に期待した国民の意を思い出して再び正気へと回帰することを期待したい。この国の仕組みは大基で世界基準とは大きくかけ離れている。その典型が官庁簿記だ。複式簿記へ転換して企業会計原則に準じた仕組みに改めるべきだ。その存在が当然のようにして扱っている「特別会計」が企業会計原則で許されるべき存在か、少しでもまともな経済学を齧った者なら分かるだろう。そして各種保険として扱っている社会保障は本質的に「税」で賄われるべきものだと発想を変え、複雑化してコストばかり掛けている官僚組織改めよう。官僚の提起する議論に乗らないことだ、国家の主人公は国民でありその権利は選挙により政治家に託している。政治主導が本来であり、官僚に使われる政治家は必要ない。よって官僚に抱き付いた菅政権は一日も早く退陣することだ。
http://km2295.iza.ne.jp/blog/entry/2092584/
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