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『 田原氏との論争「メディアの暴力性」 』―平野貞夫の国づくり人づくり政治講座
http://www.asyura2.com/10/senkyo103/msg/500.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2011 年 1 月 01 日 09:03:21: twUjz/PjYItws
 

http://archive.mag2.com/0000260920/index.html

2010/12/31
【平野貞夫の国づくり人づくり政治講座】第96号 2010年12月31日発行

《『政(まつりごと)の心』を求めて》 ─ 日本政治の現状(45)─


『 田原氏との論争「メディアの暴力性」 』
────────────────────────────────────

この政治講座も42回目となり、平成22年では最後となった。前回、「平成の
メディア・ファシズム」について述べたが、これを12月20日のTV朝日(ス
クランブル)で話題にしたところ、出演した田原総一郎氏(TVで著名なジャー
ナリスト)が怒り出し、スタジオ内が緊張するほどの論争となった。この番組は
生放送であったので、見た方もいたと思うが状況を説明しておきたい。

この日は午前11時から菅首相の呼びかけで、菅・小沢会談が行われていた。問
題は小沢さんの「政治と金」で、国会で説明することを要請することであった。
岡田幹事長に丸投げしていたことだが「政治倫理審査会に自ら出て説明しろ」と、
1時間30分もかけて菅首相が強要したものの小沢さんは断った。理由は「司法
手続に入っており、弁護団からも止められている。しかし、閣僚の問責決議など
も行われており国会運営も行き詰っており、自分が出ることで見通しがつくなら
出席するが、その見通しもない」等というものだ。

TV番組で私たちが出演した時間が正午からで、菅・小沢会談と同時進行であっ
た。まず、首相官邸から放送記者が状況を中継して「小沢さんは菅首相の要請を
拒否することになる」と説明し、それを受けて司会のアナウンサーが、私に「小
沢さんは政倫審出席を拒否するのですか」と振ってきた。

そこで私は「貴方々は、小沢さんが拒否するとの言葉を使ったが、それはメディ
アによる言葉の暴力だ。政倫審の趣旨を理解せずに誤った言葉を乱用するところ
に、メディアの問題がある」と指摘して、議論のイニシャチブを取った。その時、
制度の趣旨も説明しておいた。自らの倫理観にもとづく人権保障のものであり、
他人から「君は疑わしいから政倫審に申し出ろ」という制度ではない。それを党
とか組織とか権力で強要することは、小沢さんに対する「人権侵害だ」と論じた。

すると田原総一郎氏が、テレビ界の顔役らしい押しで、「制度はそうだろうが、
政治をどうするかだ。小沢は白だが国会で説明しないから黒と思われるのだ。菅
首相に従うべきだ」と大声でまくし立てた。そこで私が「そういう決めつけた言
葉が、言葉の暴力といわれるものだ」と反論したところ、激論となる。

詳しいことは省略するが、小沢さんの「政治と金」については、昨年春から政権
交代を阻止する政治権力が検察に指示し、メディアが協力してデッチ上げ、菅政
権がそれを利用して「小沢排除」で世論調査の支持率を上げることに使ったのだ。
その調査すら正確なものでなく、メディアが操作したものである。要するに第四
権力といわれるメディアが「社会心理的暴力装置」となっており、それを国家権
力が利用しているのが、「小沢問題」の本質であると主張した。

TVジャーナリズムの神様といわれる田原氏は、私の主張を受け入れることはで
きない。必死に反論し、今日の菅・小沢会談で話が不調になれば「菅内閣は即時
倒れる。予算編成もできなくなる」との話となる。私が「菅内閣には“田原学校”
の生徒たちが入閣しているのではないか」と、斜めから攻めると。スタジオのス
タッフ一同が驚くほどの混乱であった。

結末は、中西礼さんが「国民との約束を踏みにじる菅首相は辞めるなら辞めた方
がよい」と、川村TV朝日政治担当記者が「小沢さんの政倫審招致は、自公が同
調しないことが朝刊ではっきりしたので、この問題は終わりですよ」と発言して、
この問題は終わった。

私の友人たちの話だと、菅・仙谷政権をつくった裏の脚本家は田原氏だったとの
こと。そう言えば、昨年から田原氏は有名TV番組で、「民主党への政権交代は
必要だが、小沢は排除すべきだ」という趣旨の話をしきりにしていたことを憶え
ている。今年は亡国への道を菅首相が選んだが、新年こそ明るい日本への道を歩
きたい。

(続く)

 

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コメント
 
01. 2011年1月01日 10:17:57: YOwi7GXnxk
田原氏はもう過去の人、声高に気色ばんでも、その神通力は聞かなくなってきている。今年ますます下劣なマスコミは退化傾向に拍車がかかる。上質なネットが望まれる。

02. 2011年1月01日 11:02:34: V6nKT7pk0E
田原さんは,少しまえまでは,11PMという深夜のエロ番組にでていたこと。かつて,売り出し前には「ニュージャージーのマフィアが経営する店で「この玉突き台の上でうちの売春婦とやったら取材を受ける」と言われ、30人に囲まれて黒人娼婦相手に本番ショーを行った」(出典:wikipedia) いまではえらそうにしているが,過去を消し去ることはできない!

03. 2011年1月01日 11:26:59: I4qGgkNhRs
田原は元旦恒例の朝なまテレビで、誰でも知ってるアホみたいな財務省の宣伝(=予算90兆以上、税収40兆)を声を荒げ他の人の意見を遮って話していた。

まず、特別会計を議論から外してしまう。財務省のキャンペーン、これで増税に話をもっていく典型的なパターン。立ち位置は明快。


04. 2011年1月01日 15:09:30: kvR3Hbak4o

田原さんは優れているのは、相手の意見さえぎって、
声がでかいということでしょう。

平野貞夫さんの本を読んだのので、この方は信用できる。


05. 2011年1月01日 15:55:06: EBU5V1Lspg
今朝の朝生の田原さん酷かったですね。久しぶりに見たが、自分の不得手な分野の
話をすれば、「そんな難しいこと言っても視聴者はわからない。」の一点張りで
まともに取り合おうともしない。朝生見るくらいの方々であれば大体のことはわかりますって。東さんという方の全てに賛同するわけではないが、大事なことを指摘いたのではないか。
 最近の朝生のマンネリの本質をついていたように思うが。視聴者の意見、感想を即時に反映させて、スタジオ内の討論を視聴者にも出演者にも双方向で興味のもてる議論に誘導する、そうすればピントの外れた議論に無駄な時間を使わなくて済む、そのような主張だったと思うが。
 まあテレビ局にとっては編集、偏向をする時間がとれないので無理だろうが。田原氏もどなりつけて否定していたが、そもそもワケがわかってない感じで彼の限界をハッキリ晒してしまいましたね。

06. 2011年1月01日 19:08:40: F6V0Br1C9o
平野さんの話は正しいが、田原は間違つていると感じます。平野さん。2011年諸葛孔明のごとく、同志の小沢さんを支えて下さい。

07. 2011年1月02日 06:14:21: chbWh3gTmA
12月20日「テレビスクランブル」、元旦「朝ナマ」両方見た。
「スクランブル」での、田原総一郎76才と平野貞夫75才、両老人だが、田原の訳の分からぬ論理が目立った。
「朝ナマ」では、田原の限界説が証明された。

三宅久之80才を誘って、早々に電波から立ち去るべし、と思う。


08. 2011年1月02日 12:56:09: 8dKCLC0Lxo
12月20日「スクランブル」見た。田原の云う事は滅茶苦茶。狂気。声を荒げて「私は小沢は白だと思っている。だけど出なければならない。」これを繰返しただけ。
平野さんに感激したのは、局側におもねることなくはっきりとものを云った事。「メディアファシズム」と発言した。
12月14日TBSものみんたの番組に出演した森ゆうこさん、そして20日の平野さん、出演しても局側にへつらうことなくハッキリものを云う人が現れて来た。ことしは2人に続く人が100倍くらいに増えてほしい。

09. 2011年1月02日 15:50:40: TRSv1uDskE
正月 朝生を見ていてあまりにも時代遅れ 認識のかたよりに
田原氏のみにくさを感じた。
見ているほうがはずかしくなった。
他の若い出演者はかなり冷静に対応していたが途中からは
あきれ顔
見識ある長老の姿は威厳があり尊敬されるが
過去の栄光をかさにきた高齢者の姿はあわれなりけり

10. 2011年1月02日 18:28:08: pufQrOKRSg
朝生を見たが田原にはインターネットメディアがメディア界にもたらした革新的意味が分かっていない。ウィキリークスについても否定的にしかとらえていない。情報漏えいは深刻な問題であると語り安部の話を持ち出して情報漏えいについて日本では罪が軽すぎるので日米合同演習に支障がある、アメリカでは死刑だ、韓国でも死刑だと言って厳罰化を説きウィキリークスの価値を否定した。これを政府の側が言うのはわかるが田原の様なジャーナリズムの側がこれを語るのは違うだろう。かつての西山事件と同じでジャーナリストはあらゆるルートを通じて情報入手を図るのが筋である。これを否定するようなら常日頃しているところの官庁からの情報リークはできないこととなりそれはジャーナリズムの否定である。田原自身はインターネットメディアに頻繁に現われ既存メディア人と違うところを見せたいらしいが双方向性ということへの理解がなく今まで同様自分たちの側から視聴者に一方的に議論を誘導したいだけの記者クラブメディアと何ら変わりない。

11. 2011年1月02日 18:30:46: pufQrOKRSg
それにしても辻元は終わった感がある。「現実路線」へ転換したらしいが前原が省庁予算をもっとも切り込んだと言ってる時点でもう完全にあちら側に取り込まれている。かつては社民党代議士だった千葉景子の様な経過をたどっていずれは新自由主義、親米路線へと舵を切っていくのだろう。

12. 2011年1月02日 18:35:25: pufQrOKRSg
田原は唐突に三角を描いたフリップを持ち出してBOPを語りマイクロ金融に言及した。一体何の意図があるのか、田原の様な人間が語ることに強烈に違和感がある。そもそも今までの日本の金融界のあり様に何の問題も感じていない田原の様な人間が貧困層への金融支援へとどうして考えが向かうかということだ。そもそもコチコチの新自由主義者である田原がなぜいまマイクロファイナンスを語りだすのか。優勝劣敗、大が小をのむ現在の資本のシステムを全肯定する人間が。

13. 2011年1月02日 18:40:31: pufQrOKRSg
そういえばおととし西川が日本郵政総裁を罷免された時にはサンプロに本人をよび、解任不当を訴えていたが、傍らに西川を侍らせて声高に語る田原の姿はあたかも学校に乗り込んで教師に抗議するモンスターペアレントのようでおかしかった。

14. 2011年1月02日 21:38:38: 7DUrzmcpbk
11氏
ネオコンの起源は東欧系移民ユダヤ人のトロッキストたちだから、
辻本もトロッキスト→ネオコン転向組の轍を踏んでる。
新左翼クズレの成れの果てが新自由主義者というのは
由緒正しいユダヤ革命思想だよ(笑)

仙谷もな。


15. 2011年1月03日 09:47:47: 1L9zrUOhJw

田原さんは、もうテレビに出ないで「自分史」でも書いたらいいよ。
もう、知的レベル、構造把握力、弁証法的深まりないよ。

平野貞夫さんも高齢だが、論理的で倫理も抱いている。
ずいぶん、ちがうね。どうしてだろう。
まだ、金儲けしたい人と、小沢理念理解している違いだろうか?

テレビ評論家、三宅老人もひどい!(田原と同じで声だけはでかい)


16. 2011年1月04日 21:29:03: FHVyh15Kso
近年の田原氏は「新自由主義」に毒されてしまっている。
そもそも、田原氏の立ち位置は「反権力」「反既得権益」。そのため、「取り調べの可視化」なども主張している。

小泉政権が、竹中らの新自由主義勢力に支配され、郵政民営化などの政策を持ち出した際に、
田原は、竹中らに、新自由主義思想は、従来の既得権益に対する「抵抗思想」だとして、
政治思想と同列に「従来の日本型経営は既得権益の保護である」と刷り込まれてしまった。
田原氏にとっては、新自由主義やグローバリズムは、「従来の既得権益を打破する革命思想」であり、
ホリエモンや勝間などに肩入れするのは、かつての「反権力としての学生運動」と同様に、連中を重ねているのだろう。
(困ったものだけど、ホリエモン批判を国家権力による弾圧、出る杭を打つ、という風に捉えている)

小沢氏や2009年衆議院選挙における民主党のマニュフェストに対しての財源論なきバラマキ論批判は、そこに由来する。
所得の再分配という思考は、従来型の時代遅れの思想である、との思いがあるのだろう。

問題は、田原氏が経済思想と政治思想とを混同している事で、
自身の経済政策の一致するかしないかで、田原氏が相手に接する態度が異なり、更に、田原氏が自身で正誤を判断してしまっている、という点であろう。


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