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明治維新から140年、明治憲法施行から120年、太平洋戦争敗戦から65年、自由民主党55年体制構築から55年、これらの期間を通じて、米、政、官、財、マスコミの強固な支配層、利権階級複合体が形成されて来ました。
国民の大部分はこれらの支配階級による巧妙なる搾取に気づく事なく過ごして来たのですが、戦後最悪の売国奴である小泉、竹中コンビにより、グローバリストと呼ばれる国際金融資本へのあからさまな国民資産譲渡による中流階級消滅によって、本当の敵が誰であるのかが気づきだしたのです。
既得権益複合勢力、とは何であるのか。
戦後日本政治構造で支配権を維持し続けてきたのは、米官財のトライアングルです。
敗戦後に米国が直接支配者として君臨して来たのです。
敗戦直後のマッカーサーGHQは徹底した日本の民主化政策を推進しました。
ところが、米ソ冷戦が始まったことによって、米国の対日占領政策が大転換し、日本を対米隷属の反共防波堤として育成することが新たな目的に設定されたのでした。
ここから日本を完全なる農業国にしてしまい、二度と欧米に逆らわないような民族に仕立て上げようとしたGHQの計画は一変し、一刻も早く日本の経済を再生させ、大陸からの「赤化」の波を防ぐ防波堤にしようと、惜しみない経済支援を日本に施すようになったのです。
そして朝鮮戦争特需から日本経済はテイクオフを果たし、もはや戦後ではないと言った池田総理の所得倍増計画をなんなく達成して、高度経済成長を成し遂げ中曽根元首相の「日本列島不沈空母発言」にまで至たり、冷戦終了後のバブル崩壊まで一気に昇り詰めて行ったのでした。
官僚が支配権を持つ政治構造は平安時代よりの律令制に起源を持ち、明治時代に完成したと言っても過言ではありません。
敗戦後GHQにより官僚制解体の為に公務員制度は改変されましたが、上級職公務員制度が残されたために、官僚支配構造も温存されてしまったのです。
日本の官僚制の腐敗の根の深さを、さすがのマッカーサーも気づかなかったのです。
それどころか、敗戦により国家体制が消滅したにも関わらず、GHQが日本支配システムの再構築の為に、軍事官僚以外は旧来の行政官僚機関をそのまま温存させた為、官僚は皆無傷で生き残る事になったのです。
ここに官僚は、国が滅びても自分達は新しい主人の元に生き残る事が出来る事を確信犯的に知る事になり、そこから国益をないがしろにする省益がすべての縦割り省庁政治が始まる事になったのです。
戦後の日本経済発展は官僚主導の産業統制によって推進されてきました。
戦争経済を遂行するために構築された国家による産業支配の構造が戦後もそのまま温存されたのです。
官僚は天下りにより産業界から利権を獲得し、大資本は官僚主導の政策運営の下で利益を独占して来たのです。
米官財が結託して利権を独占し、そこに利権政治家が分け前をねだり、さらに国民からそれらを覆い隠す役目を自ら買って出て、権力(米、官、財)の番犬に成り下がり国民を愚弄し続ける売国マスコミ。
さらにそこから、食べ散らかして毀損する国富の負担をすべて国民に押し付けてきたのがこれまでの日本政治の基本構造であったのです。
いや小泉政治から、ますますそれが露骨に酷くなっているのが現状の日本であるのです。
しかるに前稿に記した通り、日本は小沢一郎という稀代の大政治家を擁しているのです。
西郷隆盛を彷彿とさせる、その真の愛国敬愛精神は平成の末法時代を明るく照らし、大久保利通を連想させるその信念と政策は正確な羅針盤のごとく日本丸を嵐の中から救い出してくれるものと信じて止みません。
小沢一郎に対する既得権益集団の米、官、財、政、電、の執拗な総攻撃が行われた今年も本日が最後です。
我らの小沢一郎は今日現在まだ生き残っています。
これ程の国家権力が総力をあげての攻撃に耐えうる政治家がかって存在し得たでしょうか。
小沢一郎という政治家は私達の想像をはるかに超えた人物なのかもしれません。
西郷隆盛と大久保利通を足したような人物であるなら、この日本を必ず救ってくれるものと信じます。
是非、初夢ではなく来年こそ小沢救国戦線内閣の成立が達成される事を祈念いたしまして、私の今年のブログの幕を降ろしたいと思います。
本年中はいろいろご指導ご鞭撻を有難う御座いました。
来年も「リアルワールド」をご贔屓によろしくお願いいたします。
それではよいお年をお迎えくださいませ。
http://blog.livedoor.jp/jproject/archives/51716569.html
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