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中国の強硬姿勢に浮足立った首相菅直人が日中関係の極度の悪化を恐れ、事実上の指揮権発動で中国人船長を釈放した経緯が判明-c
http://www.asyura2.com/10/senkyo103/msg/449.html
投稿者 TORA 日時 2010 年 12 月 31 日 13:52:08: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu230.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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中国の強硬姿勢に浮足立った首相菅直人が日中関係の極度の悪化を恐れ、
事実上の指揮権発動で中国人船長を釈放した経緯が判明

2010年12月31日

◆事実上の指揮権発動 中国漁船衝突事件 12月30日 中国新聞
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201012290163.html

低迷する内閣支持率、いっこうに進まない野党との連携。明るい展望を見いだせないまま来年の通常国会が迫る菅政権。失速のきっかけは9月に起きた中国漁船衝突事件だった。政府は船長釈放の判断や対中国外交をめぐり迷走。水面下の動きを検証すると、中国の強硬姿勢に浮足立った首相菅直人が日中関係の極度の悪化を恐れ、事実上の指揮権発動で中国人船長を釈放した経緯が判明。主導権を握っていたのは終始、中国だった。(敬称略、肩書は当時)

 「中国と戦争する気か。このままではアジア太平洋経済協力会議(APEC)を開けなくなる。すぐに船長を帰せ」

 国連総会が開催される米ニューヨークへの出発を目前に控えた9月19日。船長の即時釈放を要求する中国の強硬姿勢に、菅は冷静さを失い、周囲に怒声を浴びせた。

 「首相は一体どうしてしまったのだろう」。取り乱した菅の姿に、官邸スタッフは頭を抱えた。船長の刑事処分について、官房長官仙谷由人は「国内法で粛々と処理」と明言。検察当局も「証拠はそろっている」として起訴する方針だった。菅も了解している―。官邸内ではほぼ共通認識だった。

 中国は対日圧力レベルを引き上げる。国連総会に合わせた日中首脳会談見送りも表明。11月に横浜で開かれたAPECに、中国首脳が欠席するという菅にとって「最悪の事態」をちらつかせた。

 菅のけんまくに、政府の判断は「釈放」に大きく傾いた。この間、政府内では「法相に指揮権を正式に発動させ、船長を釈放するしかない」との意見も挙がった。仙谷は指揮権発動による政治的混乱を懸念、この手法には二の足を踏んだものの、実態は“首相による指揮権発動”と変わらなかった。

 ▽末代までの恥

 釈放を迫られた法務省幹部は官邸に泣きついた。「釈放理由に『外交関係に配慮した』という趣旨を入れさせてほしい。それがなければ検察として末代までの恥だ」。検察は起訴に絶対の自信を持っていた。

 官邸側はこれを容認。那覇地検は9月24日の記者会見で「日中関係を考慮すると、身柄を拘束して捜査を続けることは相当ではない」と、異例の「政治的配慮」に言及した。検察当局のせめてもの抵抗だった。

 しかし日本側の期待に反し、船長釈放後も中国側に軟化の兆しは見えない。釈放直前、日本の建設会社員4人が中国で拘束されていることが発覚。中国から日本へのレアアース(希土類)輸出停滞も判明した。

 焦りの色を深める仙谷ら。事態打開を折衝できる対中人脈は存在しなかった。9月下旬、政府は仙谷名で「漁船衝突事件の処理でお願いしたいことがある」と、要人との接触を求める趣旨のファクスを中国側の複数の人物に送付。苦し紛れの呼び掛けが、逆に中国側に足元を見られる結果になったのは否めない。

 ▽非礼だ

 「民主党政権には対中ルートがないから、こんな手を使うのか」。要人との会談を調整する際、長期間にわたって築いた人間関係がものをいう中国。いかに人脈不足とはいえ、ファクス1枚で会談を申し込む日本側に中国側は「非礼だ」と憤慨。菅外交の底の浅さをさらけ出してしまった。

 9月29日、仙谷の「密使」として北京を訪問した民主党前幹事長代理細野豪志は、中国国務委員戴秉国たいへいこくとの会談にこぎ着けた。仙谷の知人で中国通の経営コンサルタント篠原令も同席していた。

 細野「漁船衝突事件とは別問題と認識しているが、拘束された日本人4人の処遇はどうなるのか。政治家として気にかかっている」

 戴「お気持ちはよく分かる。1人はもう少し取り調べるが、3人は明日釈放します」

 余裕の表情で語る戴。言葉どおり、3人は翌日に釈放された。10月9日には残る1人も釈放。関係改善に向けた中国側の「メッセージ」とも読み取れたが、優位に立っていたのは中国だった。

 ▽外相外し

 日本外務省は一貫して蚊帳の外だった。外相前原誠司が「対中強硬派」として中国側から忌避されていることを危ぶんだ仙谷の“差し金”。「外相は了解済みなのか」。細野の北京入りを知った周辺が尋ねると、仙谷は「前原には何も言わなくていい」と言い放った。

 11月13日、横浜市の国際会議場。菅はAPEC議長として中国国家主席胡錦濤こきんとうとの会談に臨んだ。9月7日の衝突事件発生から、約2カ月間の混迷を経てたどり着いた「晴れ舞台」。

 「心から歓迎する。わが国と中国は一衣帯水(の隣国)だ」。菅は、手元のメモに目を落としながら自信なさげに言葉を連ねた。

◆訪米2度目のドタキャン 谷垣総裁はアメリカ嫌いなの? 12月30日 ゲンダイネット
http://news.livedoor.com/article/detail/5240712/

これでは影が薄くなってしまうのも当然だ。自民党の谷垣総裁が、来年1月中旬に米国を初訪問する予定だったが、先週、急にキャンセルした。普天間基地の問題などで、民主党政権が日米関係をギクシャクさせる中、対米関係を重視する自民党をアピールする絶好の機会だっただけに、党内からは怒りと落胆の声が上がっている。

「米国の自民党に対する期待は再び高まっています。また谷垣総裁の初訪米を立派なものにしようと、林芳正・元防衛相らが必死になって調整し、スケジュールを作りました。1月13〜16日の日程で、米政府関係者との会談や、モンデール元駐日大使が会長を務める有名な研究機関での講演などをセット、あとは行くだけだったのです。ところが総裁は、22日になって急に『行くのやめた』と言い出したのです」(自民党関係者)

 谷垣はドタキャンの理由について「1月の国会冒頭、政権側の出方も目が離せない。今回は国会の準備対応に十分時間を取ることにした」と会見で話した。

 だがこれが党内で不評なのだ。

「優先順位が全くわかっていない。国会対応は、副総裁や幹事長に任せればいい。電話で指示だってできる。それよりも訪米し、円高問題や日米安保について、自民党の考えを伝える方が重要です。民主党政権より我々の経済・外交政策が優れていることが伝われば、米政府だって応援してくれる。今回のドタキャンに、米国の日本担当者もカンカンです。本当に谷垣総裁は、チャンスを生かそうとしない人ですよ」(前出の関係者)

 谷垣は尖閣諸島沖で中国漁船衝突事件が起きた直後の10月にも、訪米する絶好の機会があったが、拒否。代わりに安倍元首相らを派遣したものだ。相次ぐ訪米キャンセルに党内からは「自分が留守の間に、自民と民主の大連立を決められてしまうことを恐れているのではないか」との声も上がっている。

「打倒菅政権だ」と、最近、ハナ息の荒い谷垣だが、自分の身を心配した方がいい。

(私のコメント)

今年もいよいよ今日一日となりましたが、正月の支度もほとんどせず、カレンダーを来年のものに変えるくらいになりました。しかしテレビを見ると年末正月モードに入っているので、もうそんな季節かと思うくらいです。今年の一年を振り返ると民主党政権への失望感が一番大きかったのではないだろうか。日本の閉塞状況を変えるのは政治を変える必要があると思いますが、民主党政権も結局は自民党と同じような政策になってしまって、政権交代の意味がなくなってしまった。

政治主導も官僚を排除しただけであり、情報が上がってこないから適切な判断ができない。特に外交問題は情報が命なのですが、外務省が機能しなくなってしまった。尖閣問題にしても北方領土問題にしても何の情報分析もできていなかった。中国新聞の記事を見ても分かるように、菅首相のやっていることは逃げ菅であり部下を怒鳴り散らして周囲をがたがたにしてしまう。

小沢一郎自身が言っていたように、今の民主党には政権担当能力がなく、官僚を使いこなす度量のある人物もいない。総理大臣というポストも非常に権限が集中したポストであり、外交日程や年中行事などにピッパリ出されて国会審議でも拘束される。体がいくつあっても足りないくらいですが、総理在任中に過労と重責に病で倒れた首相が何人もいたし、1年も持たないで辞任する総理大臣が続いている。

自民党が政権を失ったのも、トップリーダーの資質を備えた人材の払底にあり、外交などにその資質の低さが露呈されてしまう。国会議員はどれだけ人を説得できるかにありますが、有権者を説得して票を入れてもらわなければならない。しかし日本の選挙制度では車から名前を連呼することしか許されていない。ネットすらまだ選挙に使うことができず、資質の有無を判断することは不可能に近い。

たとえばツイッターを政治や選挙活動に使えば有効な候補者や議員との応答手段になるだろう。BBSなどとは違って会員制だから妨害やあらし等も排除できる。民主党はネット選挙に積極的だったはずなのに1年以上たっても何も前に進んでいない。鳩山首相も菅首相も先送りばかりで何も決められないからだ。去年の9月に民主党政権ができたときは衆参ともに多数派であり、なんでも出来たはずなのに沖縄の普天間基地問題で政権は迷走した。

政権は発足したら支持率が高いうちに主な公約の法律を通してしまわなければ、公約違反だと叩かれるだろう。鳩山首相は特定財源の一般財源化で20兆円くらい財源は出せると言っていたのに出せなかった。国と地方の公務員の給与カット20%すれば10兆円以上は出るのに、それもしなかった。結局は財源も無しにばら撒きの公約で票を集めて、政権をとれば小沢グループと反小沢グループの主導権争いに終始している。

菅首相のAPECにおける首脳会談におけるメモを見ながらの会談は、外国の首脳を相手に失礼な行為であり、FAX一枚で中国との会談の呼びかけも失礼極まりない。政治家を20年以上もやっているのに主要な外国に人脈も作れないというのはどういう事なのだろう。自民党にしても谷垣総裁はアメリカ訪問を二回もドタキャンしたと言うことですが、これでは海外の政治家とも人脈が出来るはずがない。

確かに国内の政局は流動的であり何が起きるか分からない。だからドタキャンしたのでしょうが、これも外国に対して失礼な行為だ。日本の政治家は内弁慶であり外国に出ると借りてきた猫のようにおとなしくなってしまう。例外は小泉首相ですがブッシュ大統領の前でプレスリーの真似が出来るほど役者だった。谷垣総裁も菅首相も役者には程遠く、外国の首脳から見れば面白くもおかしくもない人物にしか見えない。

福田首相も総理在任中にイタリアやフランス訪問をドタキャンしているが、北海道サミットのときにサルコジ大統領やベルルスコーニ首相から会談を拒否されてしっぺ返しを食らってしまった。菅首相にしても会談したところでメモを読みながら会談するくらいの人物だから誰も会いたがらない。会っても時間の無駄にしかならないからだ。政治家ともなる人は常にその人の周りに人の輪が出来るほどの人間的な魅力が必要ですが、菅首相も谷垣総裁も冷めたピザのようだ。

 

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