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いよいよ年の瀬、
非常に政治的な年越しとなりそうだが、
この時期になるとあれこれ用件はあるほどに、
井伏鱒二の『厄よけ詩集』を読みたくなってくる。
たとえば、
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歳末閑居
ながい梯子を廂(ひさし)にかけ
拙者はのろのろと屋根にのぼる
つめたいが棟瓦にまたがると
こりゃ甚だ眺めがよい
ところで今日は暮れの三十日
ままよ大胆いっぷくしていると
平野屋は霜どけの路を来て
今日も留守だねと帰って行く
拙者はのろのろと屋根から降り
梯子を部屋の窓にのせる
これぞシーソーみたいな設備かな
子供を相手に拙者シーソーをする
どこに行って来たと拙者は子供にきく
母ちゃんとそこを歩いて来たという
凍えるように寒かったかときけば
凍えるように寒かったという
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熊であれライオンであれ
いま、この時期に思い浮かべる姿は
やはり、あのひとかな
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な だ れ
峰の雪が裂け
雪がなだれる
そのなだれに
熊が乗っている
安閑と
莨(たばこ)すうような格好で
そこに一ぴき熊がいる
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阿修羅のみなさま
よいお年をお迎えください
みちばたの蝶 井ノ子俊一@長崎県島原半島
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