http://www.asyura2.com/10/senkyo103/msg/360.html
Tweet |
http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/42423360.html
米国の政治犯
2010/12/28(火) 午前 11:50
ウィキリークス(WL)に米軍のイラク侵攻後に民間人6万6千人以上が殺害された衝撃的な事実を含む機密文書を渡した容疑で5月に逮捕されたマニング上等兵(23)が、米海兵隊の独房に裁判もなく半年以上も拘束される虐待下に置かれ、「米国の政治犯」との批判の声が高まっている。
マニング問題は氷山の一角ではないか。ブッシュ政権時代に多くの人々が曖昧な「テロリスト容疑」で令状もなく逮捕され、キューバのグアンタナモ米軍基地内で拷問を受けていたことが明らかになっているが、責任問題には蓋がされた。
米国には今も秘密裏に不法拘束されている政治犯が、少なからず存在している可能性がある。
米海兵隊がマニング上等兵を軍事法廷で訴追し、独房に長期収監しているのはアサンジュWL編集長に「機密情報を渡した」と強引に自供させ、共謀容疑を固めるのが目的とみられる。
バイデン副大統領は19日のテレビ番組でアサンジュ編集長を「ハイテク・テロリスト」と非難し、司法当局が上等兵との共謀容疑に関心を向けていることを示唆している。「テロリスト」の容疑を被せて無垢な市民を拘束、虐待する現代のレッドパージがオバマ政権下でも続いているようだ。
朝日新聞(12・27)によると、米国防総省当局者は「上等兵が最も厳しい拘束下にあるものの、テレビ鑑賞や手紙のやりとり、面会も許されている」と説明したというが、中国の民主活動家・劉暁波氏と大同小異の状況に置かれているとみられる。
アサンジュ編集長は22日の米メディアで「上等兵は政治的理由で行動したと聞いている。米国の政治犯だ」と批判したが、天安門事件を批判して拘束されている劉暁波氏とどこが異なるのか。
不可解なのは、劉暁波氏へのノーベル平和賞授与にノルウェーとともに関ったスウェーデン政府当局がアサンジュ編集長を「コンドームを使用しなかった」“強姦容疑”で国際手配し、米国への引渡しに協力しようとしていることである。
米国内でもマニング上等兵を「正義の告発者」と称え、長期拘束を「非人道的」と批判する声が出ているが、国際社会ではネットを中心にアサンジュ編集長、マニング上等兵を支持する動きが高まっている。
米CNN放送がネットを通して今年の世界十大注目人物(intriguing person)を募ったところ、27日現在、1位アサンジュ、2位オバマの順であった。北朝鮮の後継者である金正恩が9位というのは愛嬌か。
タイム誌の表紙を飾る今年の人物にもアサンジュ氏が人気投票では抜群のトップであった。
産経は極端だが、その他の日本のメディアにもアメリカ=善、アメリカにたてつくもの=悪とする単純善悪二元論で報じる傾向が見られるが、政治犯問題、人権、民主主義、自由全般にわたりアメリカを理想モデルとする時代はブッシュ以降幻想に過ぎなくなってなっていることを知らねばならない。
「アメリカの言うテロリストって何だ?」との声は急速に広がっている。
http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/42400290.html
2 81 +−
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK103掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。