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小沢一郎 の 政治戦略と政治哲学 とは何か? (文藝評論家・山崎行太郎の政治ブログ「毒蛇山荘日記)
http://www.asyura2.com/10/senkyo103/msg/338.html
投稿者 純一 日時 2010 年 12 月 29 日 18:19:20: MazZZFZM0AbbM
 

http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20101229/1293550079


2010-12-29

小沢一郎は決して潰れない。何回も裏切られ、満身創痍となり、もうお仕舞いという絶体絶命の窮境に追い込まれてからも、不死鳥のように甦り、政治の表舞台に復帰するというパターンを繰り返してきた。

人は、小沢一郎が政治の表舞台で活躍する、いわゆる「光の部分」ばかりを見て、その「豪腕」にのみ注目するが、僕は、小沢一郎の小沢一郎たる所以は、「光の部分」よりも、いかに不遇時代に、くじけることなく努力を積み重ねていき、表舞台への復権を成し遂げるかという「影の部分」にあると思っている。

おそらく多くの人が、民主党と合流した後でも、すでに「小沢一郎の時代は終わった」と思ったはずであり、小沢一郎主導の「政権交代」など、夢想だにしなかったはずである。小沢一郎の方法に「川上作戦」というものがある。よく知られているように、「川上作戦」とは選挙運動を始めるのに、まず山奥の寒村から始めるというものだが、ここに政治家・小沢一郎の本質がある。

何もやらないというのではない。むやみに走り回り、叫び続けるというのでもない。小沢一郎には戦略がある。小沢一郎は選挙民の心理構造をよく知っている。小沢一郎が不遇時代にくじける気配を見せないのは、先が読めているからだろう。先が読めているから、慌てない。

小沢一郎の民衆、あるいは国民への深い信頼が、小沢一郎の強さである。おそらく目端のきいた子分達が、小沢の元から去っていくのは、小沢の「戦略」に不安を感じるからである。小沢の元から去っていった子分達が、その後、どーなったかは、言うまでもない。小沢が、新しく集まって来た仲間達とともに「復権」を成し遂げるのに対して、小沢の元から去っていった子分達は、ほぼ世の中から消えているか、政界のはぐれカラスになるかである。

幹事長の岡田克也は、マスコミの小沢評を受け売りして、「小沢さんの元に人は集まるが、すぐに去っていく」と、小沢に人間的欠陥があり、政治的欠陥があるかのように批判している。むろん、岡田やマスコミが間違っている。小沢の近くにいると、どんな無能政治家も、小沢の「目に見えない政治的パワー」の余波で、実力以上に過大評価され、持て囃されているうちに自分を見失う。

小沢はそこを見ている。船田元は、かつて小沢の第一の子分として注目され、海外メディアから、「21世紀の世界的リーダー」にまで選ばれたほどだが、突然、小沢からの連絡が途絶えたと泣き言を言っている。

船田と同様に勘違いした政治家は少なくない。最近の例では、渡部恒三、藤井裕久、石井一……。彼等は、最初は小沢の子分として注目され、次に小沢を裏切った政治家として、そして最後に敵側に寝返り、「小沢潰し」に狂奔する政治家として、注目されているにすぎない。

僕は勘違いしていたが、菅直人が、小沢邸の「新年会」で、卑屈な笑顔を振り撒きつつ、乾杯の音頭をとったのは、今年の正月元旦だった。

変われば変わるものだが、菅直人の顔が見るも無惨というか、醜悪な顔に変わったのは、小沢や国民への裏切りと嘘を繰り返して来た結果と思えば、不思議でも何でもない。それに対して小沢の顔は、好き嫌いは別として、いつもスッキリしている。王道と覇道ということばがあるが、小沢が王道の人であるのは間違いない。それに対して菅直人は……。(続)

■小沢一郎の声明文。

「挙党一致で『国民の生活が第一。』の政治を実現するために」


私はこれまで、菅代表及び岡田幹事長から、自発的に政治倫理審査会へ出席するよう要請を受けてまいりました。それに対し、私は、政治資金に関する問題はすでに具体的な司法手続きに入っており、三権分立や基本的人権の尊重という憲法上の原理原則からいえば、立法府の機関である政倫審に出席する合理的な理由はない、ただ、私が政倫審に出ることで、国会運営が円滑に進められ、あるいは、選挙戦においても国民の皆様の支持を取り戻すことができるということであれば、政倫審に出席することもやぶさかでないと、繰り返し表明してまいりました。

そうした中で、先般、民主党の最大の支持母体である連合から、挙党一致の体制で難局を乗り越えるよう、強い要請を受けました。また、国民の皆様、同志の皆様にも、多大なご心配をおかけしていることを、大変申し訳なく思っております。これらのことを総合的に考え、私は政治家の判断として、来年の常会において、政倫審に自ら出席することを決意致しました。

具体的に申し上げます。

第一点目として、常会において私が政倫審に出席しなければ国会審議が開始されないという場合、すなわち、私が出席することにより、予算案の審議をはじめ、国会の審議が円滑に進められるということであれば、常会の冒頭にも出席し、説明したいと思います。
 第二点目は、私が政倫審に出席するかどうかということが、国会審議を開始するための主たる条件ではないということであれば、国民の生活に最も関連の深い予算案の審議に全力で取り組み、その一日も早い成立を図らなければなりません。

 したがって、私はこの場合には、予算成立の後に出席したいと考えております。


平成22年12月28日

衆院議員 小沢一郎


 

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コメント
 
01. 2010年12月29日 18:43:13: 7DUrzmcpbk
山崎行太郎は嫌いだし、普段は読まないが、
この洞察は的確に政治家・小沢一郎の側面を捉えている気がする。
そういえば船田元なんていたよな。
かつては政治番組を賑わしていた若手だが。

02. 2010年12月29日 19:03:23: RuT2fICY4Y

>目端のきいた子分達が、小沢の元から去っていくのは、小沢の「戦略」に不安を感じるからである。

JARNAL主催である高野孟氏が「小沢時代は終わった」」と云い、菅氏支持となったのにも同じ背景を感じてしまいます。


03. 2010年12月29日 19:14:47: DSuiNEL95I
閉塞感が漂う日本。希望は小沢一郎しかいません。潰しに掛かっている特権勢力から守られば、明日はありません。小沢氏は、多くの秘書を抱えいわば企業経営者です。そのための金策はあったと思いますが、今回の議決に最初に疑問を抱いたのは、数字に強い日経の記者でした。その理由は当然おわかりかと存じます。私の親戚である省庁の国家公務員のトップクラスがいますが、小沢氏を敵だと勘違いをしております。悪徳、読売の読者です。家では家内が、朝日、読売、毎日と半年ごとに換えてます。洗剤や商品券がそのたびにもらえるからです。本日は、東京新聞に換えれば1000円の節約になると言いました。

04. 2010年12月29日 19:35:42: MJCuURRj3o
小沢さんに近付いた政治家は、小沢さんが自身のお金儲けや、利権を漁らないので、金儲けの為に政治家になったのに、利権漁りが出来ないので去って行くようです。親しい議員から聞きました。去って行った議員で成功したのは一人もいません。今、菅を応援している議員達も殆どがお金が目当てなのでしょう。

05. 2010年12月29日 19:35:52: qRUVJlMZAs
>03. 2010年12月29日 19:14:47: DSuiNEL95I

>小沢氏は、多くの秘書を抱えいわば企業経営者です。そのための金策は
>あったと思いますが・・・


小沢氏 政治資金をオープンにしてきたのは自分一人と主張(NEWSポストセブン) それを信じている者へ
http://www.asyura2.com/10/senkyo103/msg/336.html

<小沢購入物件の一部>
・元赤坂タワーズ          (1億5138万円、1994年11月25日購入 施工:清水建設)
・Grande Axe麹町          (1億1000万円 1994年11月25日購入 施工:佐藤工業)
・プライム赤坂            (1700万円    1994年12月22日購入 施工:鹿島建設)
・ライオンズマンション赤坂志林  (1650万円、   1994年12月22日購入 施工:東海興業)
・チェリス赤坂701号         (1億7000万円 1995年1月25日購入 施工:住友建設)


これが小沢の金策の一部ですな!


06. 2010年12月29日 19:45:55: wElvYp4L82

 そういや高野孟は、一昨年の今頃は、確か小沢一郎氏を盛んに持て囃していた。
 
 昨年の今頃は、自身が旧民主党結党時に鳩山由紀夫氏と作った民主党の宣言文を自慢気に披瀝し、
 
 そりゃもう 恰も自分がやったかのように、民主党の政権交代を、鳩山由紀夫氏を精一杯持ち上げて、
 
 革命だ!革命が起きた!と、共産党運動家だった頃に先祖帰りしたかのように、
 
 アジっていた。
 
 今はみやねに踊らされて、こじんまりと体制側に付き、当たり障りの無い現政権擁護を語っている。

 こりゃまさに 抱腹絶倒! 反吐が出るほどに抱腹絶倒! 恥から恥と極端転向繰り返した挙句、
 
 辿り着いた糞ジャーナリストの成れの果て。
 
 日和見して、おとなしく土を耕す余生に、せめてもの誠実を見出して欲すぃ。
 
 


07. 2010年12月29日 19:49:38: wElvYp4L82
 
 05. 2010年12月29日 19:35:52: qRUVJlMZAs は

 投稿者 木卯正一 日時 2010 年 12 月 29 日 16:36:14: xdAt6v.ugMgqA のお友達か?
 
 如何にも自慰民党工作員がしそうな「小沢ネガキャン」
 
 フランスTVを捏造した奴もあったなぁ?
 
 ところで、自慰ばかりしていないで、菅直人の隠し子調査はどうなったんだよ?
 
 韓国人ホステスとの子。
 
 週刊文春2010/6/24号、シンガポールの「星洲日報」、台湾の新聞ネット版「自由電子報」、
 
 香港の「shina.com.hk」などの他、TVニュースでも取り上げられたやつさ。
 
 民主党大会(2007年1月)における菅直人の演説で語っていた東京の「子供生産性」の低さを、
 
 伸子夫人だけでは賄えなくて、他にも子どもがいたってやつさ。
 
 
 ん〜まぁ一応アドバイスしとくけど、この手のネガキャンは逆効果だぜぃ。
 
 前回衆議院選挙で十分に痛い目に遭ってたじゃん。

 全く学習してないね、君ら。ま 
 
 どーでもいいけど、菅直人の隠し子の件はヨロシクぅ!
 


08. 2010年12月29日 20:06:15: wElvYp4L82
 
 えっ 東京第五検察審査会第二回目審査の議決は、審査補助員吉田繁寛弁護士の私見!?
 
 そう言われると、そんな気がするから恐ろしい。あり得る話。
 
  
satoto_m satoto_m
それは大変光栄です。(^_^;) 今思えば良く朝日新聞が掲載したなあとちょっと不思議。“@moriyukogiin: そうだったのですか!私は論点整理とともに同僚議員に読んでもらいました。RT “@satoto_m: 去年の4月2日朝日新聞声欄「速度違反と小沢一郎秘書逮捕劇」
8分前 お気に入り リツイート 返信 »
 
satoto_m satoto_m
(続)何故小沢一郎だけが?それも小沢一郎が総理大臣になるかどうかの時に…国策捜査だと鳩山由紀夫が言ってたのを思い出す。静岡の方が共感してくれてハガキまで頂いた昨年を思い出す。今では「何故」の疑問も解けマスコミや検察を憎む日々だ。で今は西松建設事件は幻になっている(~_~;)
18分前 お気に入り リツイート 返信 »
 
satoto_m satoto_m
去年の4月2日(たぶん)朝日新聞の声欄に「速度違反と小沢一郎秘書逮捕劇」の見出しで掲載された。実は私の投稿だ。当時まだ朝日新聞を信じて投稿したものだ。私のスピード違反と似ている感じで納得いかなかったのだ。何故小沢一郎だけ(私だけ)なんだろう?他の政治家も同じなのに何故?(つづく)
19分前 お気に入り リツイート 返信 »
 
tokunagamichio 徳永みちお
satoto_mから
歴史にのこる二大官房長官出演!誰がみるか‼。 RT @ngc3333 「時事放談・新春特別番組」では武村正義と、仙谷官房長官の対談とのこと。二人とも日本を亡国に導く権力亡者で、菅首相とともに、ソ連のスターリン派のようなものだ。武村氏は細川政権を潰した張本人〜
8時間前 お気に入り リツイート 返信 »

satoto_m satoto_m
「真のリーダーを待ち望んでいるのではなかろうか?」同感です。が、それをマスコミが嘘世論調査で阻止してます。マスコミ権力の横暴 “@rfuruya1:http://blog.goo.ne.jp/rfuruya1/e/cd8397ac0fc6549f2411d34def2ad462
8時間前 お気に入り リツイート 返信 »
 
satoto_m satoto_m
すみません。誰の見方でしょう?知りた〜い。“@TakaoMorimoto: 小沢氏の検察審査会議決は審査補助員吉田繁寛弁護士の私見だとの見方が強まっている。検察審査会は開かれておらず、吉田弁護士が勝手に決議書類をでっち上げした可能性がある。
9時間前 お気に入り リツイート 返信 »
 
TakaoMorimoto もりもとたかおん
satoto_mから
小沢氏の検察審査会議決は審査補助員吉田繁寛弁護士の私見だとの見方が強まっている。検察審査会は開かれておらず、吉田弁護士が勝手に決議書類をでっち上げした可能性がある。証人喚問すべきは吉田弁護士であって、三権分立により国会は司法の抑止を担うべきであって、司法のお先棒担ぐことではない。


09. 2010年12月29日 22:16:17: QXVaulDOhs
森裕子議員への2回目の資料は渡されていないようですね。
2回目の審査会は開かれていないから渡せないのでしょう。
以前でしたら、開かれたというストーリーをでっち上げて、それに沿うように資料など捏造したでしょうが、昨今ではそんなことしたら、大阪の検事さんみたいに個人で公文書偽造のなんかの罪を被って逮捕され、公務員をクビになり、悪くしたら刑務所行きにならないまでも執行猶予の前科者になるのが恐ろしいですから、偽造の書類を作る勇気のある関係公務員はいないのでしょう。

10. 2010年12月29日 22:29:13: M0UvgVLqwY
>>05
><小沢購入物件の一部>
・・・・
の前に以下の文章がある。
>ネコババした政党助成金や組織対策費は?

この文章を外したのは、嘘がばれるから?
政党助成金が交付されたのは1995年。
>・・・1994年11月25日購入
 ・・・1994年11月25日購入 
 ・・・1994年12月22日購入 
 ・・・1994年12月22日購入 
 ・・・1995年1月25日購入 
>☆政党助成法施行規則の施行日は1995年1月1日
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=200000535&tid=beaebtbbac0afbca3a4ha5aba5mjsfbba4rhchbd&sid=200000535&mid=5085

政党助成金、組織対策費が流用されて個人的なものに使われたと言う根拠を示すべき。


11. 2010年12月30日 07:21:49: nkPTQcHgsY
ジャーナルの高野猛は、小沢は利用するだけ利用すれば良いとのたまった人物でで、菅仙石と同じ思考回路を持つ極悪人、小沢さんのお陰で誰がどんな人物なのかあぶりだされています、皆さん高野ごときに騙されてはいけません。

12. 2010年12月30日 08:19:36: l13FIL1cDQ

山崎行太郎氏は、極論かな、と思うときがあるけれど、
むしろ旗幟鮮明で共感できる。玉虫色、粉飾言語より、理解ができます。
山崎行太郎氏の意見はいつも読んでいますよ。

13. 2010年12月30日 09:05:40: d4r60vwMYk
小沢一郎と言う政治屋は、如何に効率よく金が貯められるか、如何に法の網を潜り抜けるかをライフワークにしてんだろうね。

14. 2010年12月30日 10:20:10: 6FA4u9WMKQ
09・同意です。
東京第五検察審査会第二回目審査の議決は、審査補助員吉田繁寛弁護士の私見!?
 これが事実なら大変なことですね。
司法が狂えば救いようがない世の中。

小沢一郎氏しか今の世の中を舵を切って正す人はいないでしょう。


15. 2011年1月01日 10:59:54: NqJPFECRYw
一貫してブレ無い事は明らかで、そえは嘘がない証拠でもある。

現内閣は、ノーサイド、挙党一致、マ二フェスト、国民の生活が第一、等々などブレまくっている。原点は、総裁演説にあると思う。

元党首の「夢」の話をとっさに、現党首が、パクッタ事は印象で分かった。

元党首は、政権交代をなし、これから夢を正夢にしていただきたい。


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