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産経新聞 12月28日(火)0時53分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101228-00000507-san-pol
菅直人首相(民主党代表)が、いよいよ腹を固めたのか−。首相は27日夕、小沢一郎元代表へ事実上の「離党勧告」を突きつけた。一方、年明けの内閣改造を明言したことで、小沢氏と対立する仙谷由人官房長官の処遇に関する判断も避けて通れなくなった。「党もぎりぎりのところだ」。同日の役員会でこう語った首相。年末になり、一気にアクセルを踏む首相に対し、党内からは「不測の事態」を警戒する声が漏れ始めた。(今堀守通)
27日夕の首相官邸。首相はノーベル賞受賞者の野依(のより)良治科学技術・学術審議会長に対し、自らの「指導力」をアピールしていた。
野依氏「科学研究費を600億円以上も増やしていただき画期的なことじゃないかと感謝しています」
首相「(財務省は)『すでにこうなってますから』とか『突然言われても』とか、いろんなことを言うんですが、『理屈はよく分からないけど、とにかくこれだけ増やせ』と」
首相は「『画期的』と言っていただくなら、ぜひ有権者に向かって言っていただければありがたい」と周囲の笑いを誘った。
一方の小沢氏は同日夜、東京・赤坂の焼き肉店で側近議員約20人に「今の執行部は何をしてくるか分からない。本当に読めない…」とこぼした。
そして、不気味な警告を発した。「下手したら解散があるかもしれない。心しておけ」
年の瀬になっても埋められぬ深い亀裂。小沢氏招致の政倫審議決を目指すことを決めた27日の役員会は、奇妙な光景で締めくくられた。
会議終了後、がっちりと握手を交わす首相と輿(こし)石(いし)東(あずま)参院議員会長。周囲はパラパラと拍手をしたが、握手の意味を「和解」ととった者はいなかった。
首相は役員会で出席者の危機感をこれでもかとばかりにあおった。「いつまでも引きずっていると、物事を決められない党になってしまう」「党の一体感もぎりぎりのところにきている」
党内を二分する抗争の最大の論点は、突き詰めるところ「年明けの通常国会や来春の統一地方選の障害になっているのは何か」という一点に収斂(しゅうれん)する。
役員会でも、その点が激論となった。
平田健二参院幹事長「(「障害」は)むしろ仙谷氏らへの問責決議だ」
岡田克也幹事長「国会の問題ではなく、国民への説明責任の問題だ」
党内で繰り返される「悪玉論争」。首相は記者団のぶら下がり取材にメッセージを込めた。小沢氏への自発的離党要求と、内閣改造すなわち仙谷氏の進退検討という「けんか両成敗」的解決の模索だ。
「これは我慢比べだ」
小沢氏を支持する議員らが国会内で開いた会合で、三井弁雄(わきお)国土交通副大臣はこう指摘した。
親小沢系の議員たちには、“明るい材料”もあった。衆院中選挙区時代は首相の選挙区だった西東京市の市議選。民主党は現有5議席を上回る7人を擁立したが、26日の開票の結果、現職5人のうち4人が落選し3議席と惨敗した。選挙で連敗を重ねる菅政権に対し、小沢氏系の議員たちは口元をゆるませながら「むごいなあ」と口にした。
それでも、不安は忍び寄っている。首相は新年元日、公邸で「新年会」を開く予定だが、ほぼ同じ時間に小沢氏も自宅で新年会を催す。首相か小沢氏かの「踏み絵」にもなりかねない。
小沢系議員の会合では、首相からの「招待状」が誰一人届いていないことが話題になった。
「われわれだから来てないのかもしれない」
「そんなことはないだろ」
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