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『「ジャーナリスト同盟」通信』2010年12月27日 本澤二郎の「日本の風景」(641)から下記を転載投稿します。
=転載開始=
<お粗末・小沢排除闘争>
自民党の派閥抗争を30年、40年と付き合わされてきたジャーナリストから採点させてもらうと、民主党の党内抗争は実にお粗末きわまりない。国民の政治不信は、年金や健保など福祉政策が崩壊しつつあることへのいら立ちがある。雇用対策にある。高速道路無料化・ガソリン暫定税率廃止という無党派市民が切望した公約放棄などにある。それをないがしろにしての党内抗争だ。狙いは小沢排除による政界大再編・大連立を実現して、その先の憲法改悪というシナリオが見え隠れしている。
危険極まりない野望にマスコミまでが、国民を引きずり込もうとしている。財閥とワシントンの願望なのだが、民衆はたまったものではない。国民の側に立つべき公明党や共産党は、あえて目を伏せて時流に乗ろうとしている。不甲斐ない野党であろうか。
そもそも「政治と金」を乗りきれる政治家・政党が、この日本に存在するであろうか。小沢問題は、全ての政治家の問題である。わかりきっている。小沢を排除しても、問題は一歩も前に進まない。ましてや検察がさんざん捜査したではないか。今は刑事被告人にされているではないか。
3権分立を忘れたのか。ためにするメディアの作られた世論調査に踊っていいのか。今日、以前のメディアは存在しない。不偏不党・中立公正なメディアは、この日本に存在していない。
<不信任官房長官が離党勧告>
滑稽千万とは、問責決議を可決され、官房長官失格の仙谷が小沢を「離党せよ」と放言していることである。お笑いだろう。民主党も狂っているが、官邸も同様なのである。自ら辞任というケジメを付けられないでいて、小沢問題を口走る資格などない。
しかも「救国内閣」という名の大連立論を公言した。ナベツネ・中曽根ら国家主義の意向を代弁したものだ。あきれるではないか。其の連立の手始めが石原や中曽根が立ち上げた「たちあがれ日本」という極右政党というのである。
どうみても狂気の沙汰であろう。いつ転んでもおかしくない政権であろうか。国民の評価は下がる一方である。支持率は20%台であるのも不思議ではない。
<右翼大連立・警戒警報>
民衆が警戒しなければならないのは、右翼大連立への助走が始まっていることへの警戒である。憲法改悪のための3分の2の議会勢力を確保するための、野望への警戒である。この蠢きにアジア諸国民も警戒をしなければならない。
敗戦時に日本国民は、平和憲法9条をアジア・世界の人々に約束した。この公約は生きている。それをぶち壊そうとしている政界の蠢きに対して、人類が重大な関心を寄せて当然だろう。
<日米産軍複合体>
策略の黒幕は、姿を隠しているが、公然の秘密でしかない。日米の産軍複合体である。日米の巨大軍需産業である。そこからの黒い謀略資金が政界に流れている。「政治と金」を議論するのであれば、ここを追及しなければならない。社民党・共産党・公明党は責任を果たしていない。違うか。
政界の改憲論者の懐には、ここからの黒い金が流れているのである。CIAや捜査機関まで動かしている、とその筋から見られている。鳩山内閣を追い込んだ闇の勢力であると筆者は断定したい。むろん、小沢排除を強行する黒幕でもあろう。メディアも、この輪の中に組み込まれてしまっている、と思われる。
死の商人の世界である。油断大敵とはこのことを指している。
<Wネオコンと松下ネオコンに警戒>
壮大なる工作には双方に謀略好きの好戦派集団が存在するというのも、ごく常識的な見方ではないだろうか。軍需財閥に沿った策略を練る、推進する勢力である。
ワシントンのネオコンに連動する東京のネオコンである。田中真紀子が民主党代表選挙で、小沢が菅に敗北した際、吐いた言葉を思い出す。「ネオコンにやられた」と。そう松下政経塾と筆者はにらんでいる。
菅内閣は政経塾の傀儡政権である。官房長官・外務大臣・財務大臣など権力の中枢は政経塾とその配下によって占められている。与党執行部も、である。こんな体制は、自民党時代になかったことである。
財閥が創設した奇怪な政治集団が、そっくり政府を牛耳ったことなど戦前戦後初めてのケースなのだ。
<PANASONICに惑わされるな>
しかも、こうした明白な事実を新聞は1行も報じない。テレビは全く伝えない。松下財閥「PANASONIC」広告の氾濫が、その証拠だが、多くの国民はわからない。マスコミ・メディアの腐敗である。
宇都宮徳馬を思い出す。「ジャーナリズムが腐敗・健全でなくなると、民主主義は正常に機能しなくなる」と。今まさに其の時なのである。宇都宮に育てられたナベツネが、その先頭に立っているのだから。
人間ほどいい加減な者はいない、と言いたくなるではないか。しかし、悪徳が隆盛を極めることはまれだ。民衆・庶民・大衆は必ず気付くものである。
2010年12月27日記
=転載終了=
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