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2010年12月27日
昨日のコラムで指摘した菅直人と岡田が策謀する「挙国一致内閣」の仕掛け人は仙谷官房長官と云う見立てが主流だが、筆者は 主犯を「腐れマスメディア軍団」だ と推察している。朝日・読売・毎日・日経だ。
この「腐れマスメディア軍団」は根っこに米国CIAが噛んでいるだろうが、現在は必ずしもCIAの命で動いているとは限らない。主に日本の戦後の統治システムに属している既存勢力が「モグラ叩き」の薄汚れたモグラの如く、あちこちから顔を出し、日本の自主独立と小沢一郎の政治理念実現を阻止しようと蠢き、09年の「政権交代の趣旨」を葬り去ろうと 悪あがき している姿だろう。
菅の「挙国一致内閣」を目指す動きが加速したのは、やはり読売ナベツネと中曽根の利害が一致したことに端を発する。朝日新聞は船橋が退社後も大政翼賛的臭いが消えていないところをみると、船橋が別のミッションで動き出しただけ、と読み解いた方がよさそうだ。
冗談じゃなく「挙国一致内閣」への入閣もあるやもしれない。笑ってしまうよ、CIAエージェントが閣僚ではね。
常識的に、この「挙国一致内閣」は政局的にみて、自民党や公明党は本音では喉から手が出るほどの話なのだが、「大義」を見出す点で動きがスッキリはしないだろう。今にも、くたばりそうな内憂外患菅政権に塩を送るほど、政治的大局観で自公政治家が動くとは思えない。どちらかと云うと、菅政権を解散総選挙に追い込む方がベストだと勢い込んでいる勢力の力が強いだろう。
むしろ今回、菅と岡田が動き回る背景には、小沢側からの強いプレッシャーがあるに違いない。小沢の政治手腕を失い、連合の協力が曖昧になり、浮動票が離れて行く状況で、政権を維持する手立てが「挙国一致内閣」の方向性しか残っていないのだから、ナベツネの「大連合構想」の話に飛びつく事になってしまう。
今頃、自民党の主だった幹部に、ナベツネと中曽根、そして「腐れマスメディア軍団」が根回しに精を出しているのだろう。 たしかに、現民主党政権の進もうとする道は、自公政権と何ら変わりはなく、逆に既存勢力を強化する方向にさえ動いているのだから、既存勢力側に根本的に異存はない。
異存がなくてはならない国民の側も、クリスマスにお正月、帰省家族の大移動もあり、政治以外に気を配る日々なので、政治など構ってはいられないのが生活者の感慨だろう。
火事場ドロウボウさながらに「挙国一致内閣」の目途をつけようと菅・岡田、隠れて仙谷・前原・枝野が動いている。勿論、「腐れマスメディア軍団」も手を変え品を変え、自公など野党議員の助平根性を擽り、民主党議員の反小沢を強化しようと試みるだろう。
以下の読売の記事などは、与野党議員への「ナベツネ配信メルマガ」のような記事であり、笑ってしまうものである。しかし、大した理念もなく政治家になっちゃった政治屋にとっては、それなりの効果を持つ 脅し記事 を書くものである。
*≪民主党が小沢一郎元代表の国会招致問題を巡って揺れる中、同党の「最大勢力」である衆院当選1回の議員は、地元で党運営に対する批判を真正面から浴びている≫
*≪60代が中心の囲碁集会では「小沢さんが国会で説明しないと、民主党は統一地方選で話にならんよ」「離党してもらった方がすっきりする」などと小沢氏の問題で集中砲火を浴びた。≫
*≪立ち寄った喫茶店の女性店主は「『もう次は民主党に入れない』という人ばかりだ」と、地元に渦巻く不満を伝えた≫
*≪幹線道路の交差点でマイクを握った岡田氏は「『政治とカネ』の問題に決着をつけないといけない。しっかり年末年始で立て直したい」と訴えた≫
*≪統一地方選で県議選に出馬予定のこの市議が「逆風の中で活動している」とぼやくと、出席者からも「いつになったら政権は安定するのか」「民主党が 一枚岩でない。結束してもらわないと動きにくい」と厳しい意見≫
てな具合に、誰かが言ったのか、言わせたのか知らないが、間接的に小沢一郎排除さえ実行すれば、民主党に支持が戻ると言わんばかりの筋立てを披露して、民主党議員の不安な心を揺さぶっている。こう云う記事を「仕込み記事」というのだが、そもそも浮き草のような民主党議員には充分な脅しとなるのも事実だろう。
一種の メディア・ファッショ と云うものだが、日がな一日テレビ新聞で「腐れマスメディア軍団」の天敵・小沢一郎の「政治とカネ疑惑」を書き立て、喚き立て、薄汚れた政治の権化であるような喧伝は効果がある。
相当の国民が「怪しい」と思うに至るだけのイメージ作りに成功している。今その仕上げに、菅政権の弱味を握り、最後の小沢排除に動いているのが事実だろう。
岡田幹事長本人も「怪しい」と思い込んでいる気持をビデオジャーナルで語っていた。幹事長がそうなのだから、議員も思うだろうし、国民もそう思うのを馬鹿と言い切れないところがある。これこそがメディア・ファッショの見本のようなものなのだろう。
大連立構想と「挙国一致内閣」が日本という国家を、何処に向かわせようとするのか、「腐れマスメディア軍団」も言論界の端くれなら、その全体像を語った上で、捏造でも、拡大解釈でも、憶測でも、報道すれば良かろう。
しかし、まずは国家観、日本の21世紀の方向性。これを語らずに、ただ国会がスムーズに流れることが目的の野合とするなら、それが大間違いで、糾弾に値する。そのような「腐れマスメディア軍団」を称して 国賊 と言う事に憚りはない!
何としても、このメディア・ファッショに打ち勝つためには、小沢・鳩山ら「政権交代勢力」の結集と、その勢力の怒りに満ちた発信力を期待したいところである。正直、集結力と発信力では「腐れマスメディア軍団」に負けている。今でも、「小沢窮地」という趣旨の記事で満載だ。
筆者も微力ながら、毎日真実を伝えようとしているが、効果が報われる日が来るのか否か。イヤ、その日を信じて黙々と語り続けるしかないのだろう。民主党では小沢一郎一人が孤軍奮闘しているように見えてしまう。小沢からの指示もあるようだが、菅と「腐れマスメディア軍団」の必死度が伝わってくるだけに、「窮鼠猫を食む」にならないようにして貰いたいものだ。
≪ 「小沢氏、説明を」民主1回生、地元で逆風
民主党が小沢一郎元代表の国会招致問題を巡って揺れる中、同党の「最大勢力」である衆院当選1回の議員は、地元で党運営に対する批判を真正面から浴びている。次期衆院選に向け、統一地方選を通じた地盤固めを図る中での逆風に、戸惑いを隠せないでいる。
岡田康裕氏(兵庫10区)は25日午後、統一地方選の兵庫県議選に立候補する民主党新人を伴い、同県高砂市内をあいさつ回りした。 60代が中心の囲碁集会では「小沢さんが国会で説明しないと、民主党は統一地方選で話にならんよ」「離党してもらった方がすっきりする」などと小沢氏の問題で集中砲火を浴びた。
岡田氏は衆院政治倫理審査会の委員を務めるが、「小沢先生には、何度でも説明していただきたいと思っている」と述べるのが 精いっぱいだった。
立ち寄った喫茶店の女性店主は「『もう次は民主党に入れない』という人ばかりだ」と、地元に渦巻く不満を伝えた。幹線道路の交差点でマイクを握った岡田氏は「『政治とカネ』の問題に決着をつけないといけない。しっかり年末年始で立て直したい」と訴えた。
勝又恒一郎氏(比例南関東)は25日午後、神奈川県茅ヶ崎市で開かれた民主党市議の後援会会合に駆けつけた。 統一地方選で県議選に出馬予定のこの市議が「逆風の中で活動している」とぼやくと、出席者からも「いつになったら政権は安定するのか」「民主党が 一枚岩でない。結束してもらわないと動きにくい」と厳しい意見。勝又氏は「おっしゃる通りだ。国政に皆様の意見を持ち帰りたい」と深々と頭を下げていた。
(2010年12月26日17時50分 読売新聞)≫
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