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国内政治も国際政治も権力闘争でもあり、アメリカの謀略、陰謀も含め綺麗事ではままならぬことを百も承知の上で述べたいと思います。
「小沢一郎にだけ任せていいのか1」からだいぶ時間が経過しました。
この間阿修羅や他のネット上の小沢一郎支持のコメントを拝見しながら、大きな違和感を感じることが多くなってきました。
私自身「日本一新の会」会員であり、小沢さんの理念や具体的政策などの多くの部分に賛同するし、現在のマスコミ等の小沢批判には到底納得もいかないし、裁判も含めた司法制度も検察組織も当然改革しなければならないと思います。
一方、マスメディア同様ネットも確実に大きな力を持つようになり、小沢さんがネットで発言する機会が増えていることに見るように、その影響力も確実に大きくなっています。そうした中で、小沢一郎という政治家が一部で信者の様な存在になっていること、マスメディア報道の反動からの悲劇のヒーロー的カリスマに祭上げられるのではないかと言う事に大きな危機感を感じています。
マスメディアの責任は大きく、この様な小沢氏に対する批判を続ければ、逆説的であるが、小沢氏が最も民主主義を体現する政治家という、小沢一郎氏の政治活動いかんに関らず、黙っていてもある種の虚像が作られてしまうのではないか。それは決して本人も望んでいないだろうし、国民にとって不幸なことであると思います。ましてや小沢氏を支持するコアの方々にとっても望まれる姿ではないだろう。小沢氏は政治活動の中で民主主義を確固たるものにしていかなけれならない責任があるからです。
いわゆる反小沢といわれる政治家に対するラウドマイノリティーの言説においても、気持ちは解らなくはないが見るに堪えないものも多くなっってきたのではないかと感じる。
多くの皆さんが国を憂い、なんとかしなければならないという気持ちで発ししていることも十分に承知しております。
しかし、仮にここで、反小沢派とかマスメディアが一斉に小沢賛美に転じたらこれほど恐ろしいこともありません。
現政権側にも、政治の核心部分の理念や政治について徹底して語らせる必要があるだろうと思います。持ってるわけがないとおっしゃりたい気持ちもわかりますが、発言されるべきです。
また、敵が鉄砲持っているのに丸腰で戦うのかとおっしゃることも理解できます。罵詈雑言にはそれなりに反論しないとならないという気持ちも理解できます。
しかしそれでも、ネットが民主主義を体現する一つのツールであると同時に、アメリカ等に見るように民主主義もまた、ファシズムや戦争への動員のツールとされてきたことも事実です。私達は冷静さを失ってはならないと思います。
「政権批判+返す刀で小沢賛美」に迎合するのではなく、緊張感と覚悟を持って小沢さんを支持するべきではないだろうか。
ここまで国家社会がうまく回らなくなっている現状を考えれば、いざ小沢さんに替わればすべてうまくいくなどということはあるはずもなく、小沢さん自身が述べているように、政治家も各個人も覚悟と責任を持って峻別、選択、行動し、そして批判をしていかなければ日本は立ちいかなくなると言われている。私達自身が背筋を伸ばして、小沢さんがいなくてもこの社会を、国を良いものにしていくんだという気概と誰が統治権力の座に就こうと騙されませんよという姿勢を見せていく事が大事なのではないかと考えた次第です。
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