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民主党の小沢一郎元代表の衆院政治倫理審査会出席をめぐる問題の期限がいよいよ迫った。27日午後の民主党役員会には菅直人首相も久々に出席し、小沢氏への対応を判断する構えだ。「脱小沢」を主導してきた仙谷由人官房長官は「出処進退は本人が決めると信じている」と小沢氏に自発的な離党を促すなど余裕たっぷり。窮地に陥った小沢氏に起死回生の一手はあるのか。(村上智博、山本雄史)
「明治のリーダーは佐幕派の人材をどんどん登用した。大先輩の原敬も賊軍から立憲政友会総裁、首相になった」
26日放送のニッポン放送「菅原文太 日本人の底力」で小沢氏は郷里・岩手の政治家、原氏を引き合いに明治人の器量をこうたたえた。番組が収録されたのは22日夕。25日に連合の古賀伸明会長の仲介による首相との再会談を控え、強硬路線の軟化を促したいと思ったのかもしれない。
座右の銘を聞かれると「『百術は一誠に如かず』。パフォーマンスよりもひたすら誠を尽くすことが大事だという意味だ」と答えた。もはや局面打開には「誠」を通すしかないと思ったのだろうか。
だが、再会談では首相の決意の強さを思い知らされただけだった。25日夜、小沢氏は東京・赤坂のしゃぶしゃぶ店で側近議員らを「強い意志を持って努力すれば、必ず夢は実現する。明日を信じて頑張ろう」と励ました。自らを鼓舞したともいえる。
政治資金規正法違反事件での強制起訴は来年1月に迫る。もはや新党結成にせよ、両院議員総会にせよ、小沢氏の元に政権を揺るがすほどの人数は集まりそうもない。
そんな小沢氏の窮状を横目に仙谷氏は強気の「仙谷節」を復活させた。26日午後は首相と公邸で1時間以上密談した。午前中は民放番組に出演し、こう言い放った。
「起訴は起訴だ。出処進退は本人が決めると信じている。(離党しないならば)党としても前例を含めて考えなければいけない」
前例とは、小沢氏の元秘書の石川知裕衆院議員が政治資金規正法違反事件で起訴され、離党したことを指す。「部下に倣って離党しろ。嫌ならば離党勧告を突きつける」と脅したに等しい。
仙谷氏が強気に転じたのは「小沢切り」により運気が変わると踏んだからだ。
「救国内閣的なものが必要だ。足の引っ張り合いをしている余裕はない。たちあがれ日本に来ていただけたら多少『気』は変わる」
仙谷氏は、たちあがれ日本にあけすけなラブコールを送り、連立組み替えにも「一つのオプションとして頭の中に入れておかなければいけない」と含みを残した。参院で問責決議を受けたことはすっかり忘れたかにみえる。
ただ、自民、公明両党の協力を取り付けるには「小沢切り」だけではなく「仙谷切り」も必須条件となる。それでも仙谷氏は居座るつもりなのか。それとも党要職で辣(らつ)腕(わん)を振るうべく手はずを整えたのか。仙谷氏は出演者に「仮免許首相の助手席に座る指導教官のようだ」「陰の総理が表になることもあるのか」と煽(おだ)てられ、こう答えた。
「菅さんを見ててよくやるなと思う。儀礼といえば怒られるが、外交的な日程が半分ぐらいある。これは大変ですよ。だから朦(もう)朧(ろう)となる…」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101226/stt1012262311005-n1.htm
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