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押し寄せるグローバル化の波にさらされ
疲弊の極みに苦悩する多くの国民の悲鳴は何処にも届かず
虚偽に満ちたまつりごとが横行する。
国民の耳目であるべきマスコミは使命を忘れ為政者におもねる。
その為政者は、為政に刃向かうものを粛清し、権力維持のためには犯罪も隠蔽する。
こうして国民は何の真実も知らされることなく
何とはなしに現実を受容する。
他国の話ではなく、我が国の現実が赤裸々になった。
此れほど虚しい年の瀬があったであろうか。
此れほど矛盾を感じた時があったであろうか。
否、斯く言う私自身が平和ボケをしているのであろう。
いにしえの世に生きる術なく放浪していた諸人を思え、
戦後の焼け跡に呆然としていた同胞を思え、
迫害に苦しむ民族を思え。
一時期の繁栄に驕り高ぶっていた束の間の出来事
気がつけば、なすべき人はなすべきことを見出せず、
国民は正義を失い、正義を追求することなく
自侭に自我に篭っている。
代わりに興ったのは、人気と興味を満喫する風情である。
それ故に、満足と自足に閉じこもる多くの人の中、
民主主義の名の下に、ああでもない、こうでもないという議論は花盛り。
議論で社会が変わるなら、維持できるなら
とっくの昔に理想郷が出来ていることを考えはしない。否、必要としない。
民主主義を主張するためか、現代社会には
社会の矛盾を正す英雄、リーダーが生まれない、育たない。否、必要としない。
こうして社会は合いも変わらず混沌と喧騒と停滞の中に存在する。
社会が疲弊していることに気つくことなく。
何時まで続くのか、この不毛の国土。
商品、情報は溢れていても、
人々の心の灯火は消え行くばかり。
過去の困難な時代、心の火は嫌が上にも燃え盛っていたであろう。
それを想うと、虚しく、寂しく、情けない。
気がつけば、そんな大地に佇んでいる我を観た年の瀬である。
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