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25日、都内のホテルで菅首相・岡田幹事長・鳩山前首相・小沢前幹事長・輿石参議院会長と連合会長を含む連合幹部との会談が行なわれた。仙谷官房長官と前原外相は呼ばれなかった。岡田幹事長は、立場上強硬姿勢を崩さなかったが、小沢氏を政権交代の功労者と云う等、軸足に変化が見られる。12月3日の臨時国会閉会以降激しさを増していた、所謂『小沢切り』の茶番劇場は終幕した。小沢氏は、「首相筆頭」に統一地方選を勝たねばならないと余裕の発言だ。
おそらく政倫審や証人喚問が新たに取り組まれることは無いと見ている。来月半ばには、通常国会が始まる。それに前して、党大会もある。通常国会では、既に問責決議が出ている仙谷官房長官と馬淵国土交通相は、野党が本会議や委員会での出席拒否を表明しており、国会開会前の辞任は止むを得ない情勢だ。
その場合、通常国会開会前までに菅首相は内閣改造を行い、支持率を上げた上で、国会対策や統一地方選への弾みとしたい。だが、依然として3分の2の再可決も社民党と国民新党両党の出方が定まっておらず、その成立が確保されているわけではない。合わせて2011年4月に実施される予定の統一地方選挙をどう戦うかも、菅民主党執行部の大きな課題である。
なぜなら、菅執行部は参議院選挙以降選挙という選挙に全敗しており、年が明ければ、猛烈な突き上げが菅執行部を襲うハズ。つまり、具体的かつ説得力ある党としての方針が求められるのである。連合との会合はその意味合いもあった。なぜなら連合系列からも候補者が出るからだ。
党執行部はこの課題を解決する義務がある。しかし現実は、菅総理は行き詰ったように見受けられる。確かに内閣改造をすれば一瞬は世論操作の虚偽支持率が上がるが、それは嘘であるから、選挙の勝利に繋がらないし、すぐメッキが剥げ落ちよう。先の参議院選挙に於ける消費税増税発言のように。一方、内閣の要であった仙谷官房長官は、国務大臣として問責されており、法相留任も難しい。
最大の問題は、菅首相の顔で選挙が戦えるのかと云う話が出て来る。なぜなら選挙連戦連敗の原因には、菅首相の現実的政策路線が関係しているからだ。つまり現在、選挙で連戦連敗しているのは、政権交代時に約束したマニフェストを殆ど実現出来ていないからである。今回の来年度予算も省庁から出てきた予算案をホッチキスで止めただけのものとなった。
後は、せいぜい一律カットという旧態依然とした政治しかなく、有権者国民は、このような菅政権の政治姿勢に失望しているから、支持率が低下しているのである。通常国会は予算に関するものだから、野党は一斉に菅首相に襲い掛かる。三百代言の仙谷官房長官はいない。残された野ブタ財務相や前原突撃外相では早晩野垂れ死にである。
つまり、国会対策という野党方面、支持率回復という国民世論方面、挙党態勢確立という党内方面、その三方面のどれも閉塞しており、これを行き詰ったと表するのが最も適切ではないか。5者+連合会談後の菅首相の顔の表情を見て頂きたい。皆さんの感想もお待ちする。
http://www.olive-x.com/news_ex/newsdisp.php?n=101822
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