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『「ジャーナリスト同盟」通信』2010年12月25日 本澤二郎の「日本の風景」(639)から下記を転載投稿します。
=転載開始=
<危険・右翼大連立への蠢き>
92兆円余の巨額借金予算案を閣議決定、一方で無駄の最たる防衛費の削減を回避するための中国敵視の防衛大綱見直し、しかも消費税大増税路線など、松下政経塾主導の菅内閣の暴走は、遂に極右政党「たちあがれ日本」との連立工作へと突き進んでいる。来るところまで来たような永田町の狂乱ぶりである。右翼大連立への助走というのであろう。要警戒である。
<ナベツネー中曽根秘密工作>
政界の黒幕・ナベツネの撒いた種が早くも表面化した。あろうことか極右政党との連立に岡田幹事長が始動していたことが発覚、永田町に動揺が広がっている。
これは「野合」レベルの話ではない。極右の芽が民主党内に存在することの方が重要であろう。まだ国民の中には「市民派」出身の菅直人の民主党といった評価がある。そうした立場からだと、まさに石原慎太郎や中曽根康弘らが誕生させた極右政党との連立は、驚きの対象であろう。
筆者にはそうは見えない。一連の前原外交や、そこから具体化する改憲軍拡志向の防衛政策、軍縮予算に目をつむる野田財政は、まさに極右路線そのものである。軍拡に大増税が加味すれば、過去の軍国主義時代と合致しようか。
今回の動きは、大連立を策す中曽根―ナベツネの野望第一弾と捉えるべきだろう。何故の大連立か、戦争の出来る日本大改造である。戦前の天皇制国家主義への回帰だ。そのためには日本国憲法9条を駆逐しなければならない。日本の唯一の誇りを放棄する戦略である。改憲に必要な国会議員3分の2の確保である。
<PHPと政経塾と世論誘導>
極右政党を接着剤にして民主党と自民党の改憲派大連立を強行しようというのであろう。その前に立ちはだかる壁が小沢一郎と鳩山由紀夫である。小沢排除に執拗にこだわりを見せる菅と岡田であるが、彼らの背後には政経塾の前原が控えている。
前原にはPHP研究所からの指令が出ていると見られている。財閥・PHPとナベツネが連携していると理解して間違いない。中曽根のセガレは自民党参院議員幹部である。人脈からすると、大連立は国民が油断し、警戒を怠ると、いつでも表面化する。マスコミが彼らの配下といえる現状から、世論操作は簡単だろう。
<マスコミの独占>
日本の不幸は、マスコミがごく一部のメディアに支配・独占されているということである。朝毎読が連携すると、瞬く間に右傾化世論を形成してしまう。恐ろしく危険なマスコミ状況である。
最近の例では、普天間報道である。ワシントンの言い分を取り上げて、鳩山内閣を追い込んでしまった。鳩山と小沢の問題もマスコミの一色報道によって撃墜されてしまった。小沢の国会招致もそうである。数紙が連携報道をすると、系列テレビも右に倣う。活字と映像で国民の意識を一定の方向に引きずってしまう。
門外漢には理解できないのだろうが、世論誘導は日本マスコミにとって簡単なことである。ところが、外国の日本研究者はこのことさえ理解できていない。この辺の理解に強い関心を抱いてきた政治家が中曽根である。中曽根がナベツネを重用、ナベツネも中曽根を利用して政界の黒幕を演じてきている。
お互いの弱点を補って余りある二人である。老害でしかないのだが、油断すると、国民は予想外の被害を被ってしまうのだ。
<新聞読まない・テレビ見ない>
世論誘導から逃れる手段の一つは、新聞を読まないようにすればいい。テレビを見ないようにするのである。そうすれば、国民に奉仕する判断のできる人間になれるだろう。
近年、新聞を読まない家庭が増えている。朝日の右傾化に失望した人たち、生活困窮の人たちに顕著だ。テレビを見ない者も。ともかく一言で言うと「下らない番組」だらけなのだ。世の中を知らない人物が、政治などを論評している。質が低いのだ。
新聞の購読を止めて6年ほどたつ。生活に不都合なことは何もない。インターネットで見られる情報で十分である。怪しげな解説記事を読まなくて済む。ためにする怪情報に惑わされないで済む。其の分、精神にゆがみを生じない。
永田町で40年近く生活してきた賜なのかもしれないのだが。マスコミの裏側と政治の裏側を透視することが可能だからかもしれない。
<9条憲法は日本・世界の誇り>
日本国憲法の9条は立派な条文である。戦争放棄・武力不保持の規定は、侵略戦争の反省から具体化したものである。アジアの人たちへの反省と謝罪も込められている。歴史の教訓が具現化したものである。
誰が何と言おうと、9条は日本人の誇り、唯一の誇りである。不偏的なる条理ゆえに世界の誇りなのである。アメリカもロシアも9条憲法を実現した時に再生するだろう。老害ごときに駆逐されるはずもない。戦争する国家改造など論外である。
2010年12月25日記
=転載終了=
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