http://www.asyura2.com/10/senkyo102/msg/903.html
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誰も書かない東村高江区の生き地獄!凝縮された日米同盟の不条理!
http://isao-pw.mo-blog.jp/isaopw/2010/12/post_edb5.html
★誰も書かない東村高江区の生き地獄!凝縮された日米同盟の不条理!地上部隊の全面撤退、北部訓練場の全面閉鎖以外に解決策は無い。
SACO合意に基づく北部訓練場の一部返還に伴い既存のヘリパッドが東村高江区に集中して移設される問題は地元の高江区にとっては極めて深刻な、生活破壊であり人道上も許されざる暴挙であるにも関わらず東村当局も村議会も米軍施設の存続を容認し高江区を見殺しにしている。
★余りにも重いテーマで今日まで書く事を躊躇して来たが今月22日以来の防衛省と米軍が示し合わせての高江区に対する非情な仕打ちを見れば事態は既に看過できない状況を呈しており、問題の本質を広く知らしめる必要を痛感し、今日まで傍観者的立場で見過ごして来た反省の意味でも問題を放置出来ないと考えました。
★防衛局、工事を再開 反対住民いない時間に開始(琉球新報)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-171487-storytopic-1.html
反対派テント強風で損壊、米軍ヘリ ホバリングか(沖縄タイムス)
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-12-24_13134/
米軍ヘリ接近 1分間ホバリング、テント損壊(琉球新報)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-171540-storytopic-1.html
★大宜味村議会反対意見書可決 県内議会で初(琉球新報)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-163332-storytopic-3.html
沖縄県議会も県内市町村議会も(地元の東村を含めて)これまで高江区のヘリパッド問題は見て見ぬふりをして来た。真っ先に問題提起すべき東村当局、議会が米軍施設の存続容認の立場から高江区の苦境に目を瞑って来た事で情報が遮断されている。
★何よりも重要な事は大宜味村議会の決議にも示されている様に問題の解決策としては米軍施設の全面返還以外に選択肢が無いのである。
SACO合意以来、日米同盟の深化の為に沖縄の過重な基地負担軽減として北部訓練場の過半の返還、嘉手納基地以南の大部分の米軍施設返還が謳われ、普天間基地返還の条件としての辺野古移設が注目されて来た。
★名護市長選挙、名護市議会議員選挙、県議会議員選挙、県知事選挙と選挙の度毎に辺野古移設問題が争点となり、11月の県知事選挙で再選された仲井真知事もが選挙戦術とはいえ辺野古移設に反対し「県外移設」を称えた事で県民の意志は辺野古移設反対で統一されつつ有るのが現状である。
★しかし辺野古移設反対を称えるだけでは普天間基地の継続使用を容認する事になる危険性も有る。
普天間飛行場 仙谷氏、継続使用も(沖縄タイムス)
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-12-23_13088/
私が度々、繰り返し指摘して来た様に米軍が普天間代替施設を辺野古に求める理由は米軍地上部隊の訓練施設が沖縄本島北部に存在するからである。
★主権国家の気概が問われる普天間問題!
http://isao-pw.mo-blog.jp/isaopw/2010/08/post_3675.html
この問題の本質を理解せずに普天間の県外移設を主張しても解決は不可能である。
仮に沖縄側が辺野古移設を拒否し普天間基地の閉鎖を求めた場合に米軍側が北部の訓練施設を継続使用する手段として大浦湾に強襲揚陸艦を常駐させる可能性も有る。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%82%B9%E3%83%97_(%E5%BC%B7%E8%A5%B2%E6%8F%9A%E9%99%B8%E8%89%A6)
★この様な状況となれば従来の米軍が周辺住民との関係で「良き隣人」たらんと努力して来た建前が崩壊し現在よりも遙かに危険な状況が予見される。
すなわち現状の米軍と沖縄県民との関係は基本的に友好国として認識され米軍兵士も公務外は安心して過ごせる環境に有る。
★しかし普天間代替施設の代役として強襲揚陸艦が海上に浮かぶ状況では米軍の認識では敵地に取り残された部隊への補給支援、救出訓練が想定され周辺住民は敵意に満ちた危険な存在として現在のイラク、アフガニスタンと同様に米兵の心理的圧迫となって暴発の要因となる可能性が高い。
★この様な状況となった時には東村高江区の人々は米兵から反米テロリストと認識される危険性が生じ、正に生き地獄に追い込まれる。上の記事でのホバリング事件は既にその兆候が見られる事を証明している。
従って一刻も早く高江区の人々の危険性除去の為に東村民、北部市町村、沖縄県民全体が問題を正しく認識して解決策を求める必要が有る。
★私が度々、繰り返し指摘して来た様に陸軍グリーンベレーを含む米軍地上部隊の全面撤退と米軍訓練施設の全面返還を早急に実現する方策を日米両政府に要求する事であり、その実現までの暫定的な道程として普天間代替施設を一定の使用期限付き、基地機能の制限付きで認めざるを得ない。
★抑もSACO合意では米国も暫定的な施設として辺野古に移設する事に合意しており、戦闘機の運用を想定せず1300mの滑走路は一定の期間使用後は撤去可能と認めていた筈である。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/hosho/saco.html
米軍再編ロードマップでも「戦闘機の運用を想定せず」は踏襲されている。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/g_aso/ubl_06/2plus2_map.html
★問題は日本政府側が辺野古の施設をヘリ基地に限定せず戦闘機の運用可能な1600m(オーバーランエリアを含むと1800m)の滑走路として神奈川県厚木基地から山口県岩国基地へ移転する空母艦載機の夜間離着陸訓練が実施可能な施設としての建設を目論んでいる事である。
★昨年9月の政権交代後、鳩山由紀夫の意に反して岡田外務大臣はゲイツ米国防長官との会談で自民党政権が結んだ日米合意の見直しには踏み込まず結果的に米国の意向に従った。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/visit/gates_0910/gk_gai.html
続く日米外相会談でも同様に鳩山由紀夫の意に反して米国に迎合し
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/g_okada/us_canada_10/us_gk_gaiyo.html
結果的に日米首脳会談でも米国側の譲歩は引き出せず
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/visit/president_0911/sk_gaiyo.html
鳩山政権崩壊へと導いた
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/visit/1005_gk.html
★最早、沖縄側は普天間代替施設の県外移設を主張して日本政府は米国の意向に従って辺野古移設を強行するか普天間基地の継続使用で沖縄が諦めるのを待つしかない。
この間にも次々と政府側は沖縄を懐柔する為に姑息な手段を繰り出して来る。
名護に再編交付金なし 09・10年度分16億円(沖縄タイムス)
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-12-24_13121/
★今や菅直人政権に期待しても無駄である。彼らは全て官僚機構の操り人形であり政治主導能力は皆無である。
今後の展望は予断を許さないが菅直人政権が現状のままでは来年4月の統一地方選挙で惨敗し衆議院解散総選挙に追い込まれて民主党政権は崩壊する。
唯一の希望は小沢一郎氏が復権して米国との合意見直しに踏み込めるかどうかである。
★2010年12月23日、岩上安身の小沢一郎衆議院議員への単独インタビュー。
http://vimeo.com/18123772
★2008/12/9から新規ドメインに統合した私のサイトです。
http://www.isao-pw-okinawa.ecweb.jp/
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