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菅直人首相(民主党代表)と小沢一郎元代表による5日ぶりの再会談は、予想通り「挙党一致」をめぐる議論に終始した。しかし、小沢氏の国会招致を目指す首相とこれを拒む小沢氏の間で、「挙党一致」の意味するところは大きく異なる。この日は連合という最大の支援組織も同席していただけに、激しい口論こそ控えたが、その実態はさながら呉越同舟の様相だった。(原川貴郎)
カップルや家族連れでにぎわう都内のホテル。クリスマスムードいっぱいの1階ロビーとは対照的に、5階の一室は重苦しい雰囲気に包まれた。
楕円(だえん)形のテーブルを囲むように着座した16人。「四角いテーブルだと思っていたんだけど…」。岡田克也幹事長が何気なくつぶやくと、すかさず鳩山由紀夫前首相が「(会談を)丸く収めるためじゃないですか」と場を和ませようとした。しかし、そこは堅物で知られる岡田氏。「絶好調ですね」とそっけなく返し、鳩山氏を閉口させた。
会談ではまず、古賀伸明会長ら連合側が現政権へ苦言を次々と突きつけた。
「期待から失望に変わり始めている」「統一地方選に向けローカル政党が頑張っている。このままでは(票が)第三極に流れる可能性がある」
古賀氏らは「(9月の)代表選後、首相は『ノーサイド(戦いが終了すれば敵味方なしの意味)』と言った。そのことも考えてほしい」という言葉で、挙党態勢の再構築を求めた。鳩山氏がその意を引き取った。
「挙党態勢ができていないという意見をきちんと受け止めなければ。挙党態勢といえば、小沢さんが(民主党に)加わってくれたことで政権交代ができた」
挙党態勢の確立には小沢氏の存在が不可欠−。そんな空気が醸成されたところで、小沢氏が口を開いた。
「政権交代ができたのは、みんなが一つの気持ちになれて(総選挙に)臨んだ結果だ」
小沢氏はこの日最も言いたかった言葉を続けた。
「政権交代の原点に返ることが大事だ。私も民主党政権の一員として政策が実現できるよう頑張る」
明確な脱「一兵卒」宣言。菅、鳩山、輿石(こしいし)東(あずま)の3氏と自らによる「トロイカ+1」態勢への回帰を要求しているのは明らかだ。
危険を察知した岡田氏は反論を試みた。
「われわれは今も挙党態勢だと思っている。本当の意味での挙党態勢を目指して、さらに努力を重ねたい」
野党の追及材料となっている小沢氏の国会招致を実現してこそ、党の一致結束が図れるとの「菅・岡田理論」を改めて示した。
1時間余の会談は首相と小沢氏が直接言葉を交わしたり、握手したりするシーンもないまま終了した。会談直後、輿石氏は鳩山氏の携帯電話を鳴らした。
「前首相と元幹事長が来ているのに、首相も幹事長も(2人に)あいさつもしねえ。無礼だ!」
そしてこう予告した。
「代表や幹事長が挙党一致の話を27日の役員会でしなかったら、俺がやる」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101225/stt1012252039006-n2.htm
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