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産経新聞 12月25日(土)1時38分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101225-00000507-san-pol
民主党の岡田克也幹事長がたちあがれ日本の平沼赳夫代表、与謝野馨共同代表と22日に会談し、連立入りを打診していたことが24日分かった。菅直人首相は、平沼氏を副総理格で、与謝野氏を社会保障の与野党協議座長での起用を念頭に置いているとされる。
関係者によると、会談で岡田氏は消費税率引き上げを伴う社会保障制度改革にたちあがれ日本の協力が不可欠だと伝えた。ただ、たちあがれ日本には「首相は信用できない」(園田博之幹事長)などと否定的な声もあり、27日に議員総会を開き、方針を決める見通し。
衆参ねじれを受け、民主党は来年の通常国会で予算関連法案などの成立のめどが立たない。首相は先月18日と今月4日に与謝野氏と会談、岡田氏も10日に与謝野氏と会談した。たちあがれ日本は衆参各3人の計6人だが、閣僚経験者が多く野党との仲介役も期待できると考えたとみられる。
首相は24日夜、内閣記者会のインタビューに応じ、消費税率引き上げを含む財政再建に関し「年明けの段階で未来に向かっての方向性を示したい」と表明。「1党だけで実現するのは困難な課題だ」と語り、通常国会開会までに野党に連携を求める考えを示した。たちあがれ日本への連立打診は「いろいろな方がいろいろな形で意見交換している」と言葉を濁した。
民主党の小沢一郎元代表の衆院政治倫理審査会出席に関しては「政治家として約束は守ってもらいたい。一日も早く決断してほしい」と強調した。
一方、首相は25日に小沢氏と都内で再会談する。連合の古賀伸明会長が仲裁を務め、岡田幹事長、鳩山由紀夫前首相、輿石東参院議員会長が同席する見通し。小沢氏は政倫審出席拒否の構えを崩しておらず、物別れに終わる公算が大きい。
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