http://www.asyura2.com/10/senkyo102/msg/840.html
Tweet |
いよいよ「一兵卒」が反撃の舞台を整えた。民主党の小沢一郎元代表は25日、菅直人首相(党代表)らとの再会談に臨むが、連合の古賀伸明会長らが同席する点が前回会談と大きく異なる。首相と小沢氏の一騎打ちとなった9月の代表選で最後まで「挙党一致」を訴えて激突回避に動いた連合が間に入ることで、小沢氏の国会招致問題を軟着陸させようとする意図があるのは明らか。「国民への説明」を求めてきた首相は「挙党一致」の大義名分に屈するのか。(船津寛)
考えてみれば、奇妙な顔ぶれだ。25日の会談には、鳩山由紀夫前首相、輿石東参院議員会長、岡田克也幹事長が同席する。連合関係者は会談の趣旨を「統一地方選の厳しい現状について政府と党のしかるべき人に意見を聞いてほしいから」と説明するが、小沢、鳩山両氏はそもそも党執行部の一員ではない。古賀氏は24日の記者会見で「メンバーは代表経験者だ。欠けているのは、前原(誠司)さんだけだ」と説明したが、後づけの印象は否めない。
小沢氏の国会招致問題をめぐるスタンスをとってみても招致推進派は首相と岡田氏の2人だけ。これに小沢、鳩山、輿石3氏が反対する構図。もし多数決をとれば2対3の反対多数で国会招致は否決される。
しかも連合幹部が12〜13人出席するとの情報がある。古賀会長をはじめ、連合幹部の多くが小沢氏にシンパシーがあり、会談は首相包囲網となりかねない。
会談のきっかけは16日、首相と古賀氏の面談にさかのぼる。小沢氏の国会招致問題をめぐる民主党の内紛に業を煮やした古賀氏はこう切り出した。
古賀氏「いつまでもゴチャゴチャしているのはやめてもらいたい。地方からも不満が出ている。小沢氏も交えて話し合いませんか」
首相「向こうがいいと言えば、いいですよ」
首相の言質を取った古賀氏はすぐに小沢、輿石両氏に報告した。小沢氏は「ありがとう」と満足そうだったという。
こうした経緯を追うと、今回の会談は、小沢氏側が仕掛けた巧妙なわなのようにもみえる。少なくとも会談は誰もが異論を挟めない「挙党一致」論に終始する公算が大きい。
ここで重要なのは、小沢氏が考える「挙党一致」とは、菅、鳩山、小沢、輿石の4氏が政権運営を主導する「トロイカ+1」態勢への回帰を求めていることだ。逆に言えば、「脱トロイカ」態勢を主導してきた仙谷由人官房長官らの更迭を意味する。
古賀氏も統一地方選の障害について「小沢さんの問題だけじゃない。あえて言ったら叱られるが、いろいろある」と明言する。「いろいろ」に参院で問責決議された仙谷氏が含まれるのは言うまでもない。
9月の代表選前夜も首相はトロイカ+1の復活にいったんは同意した。これを一夜にしてひっくり返したのは仙谷氏だった。
24日夜、東京・赤坂の日本料理店。北沢俊美防衛相は、またもトロイカの呪縛に捕らわれようとする首相を切々と諭した。
「連合との会談はやめた方がいい。民主党が壊れちまうぞ…」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101225/stt1012250115000-n1.htm
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK102掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。