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「日々坦々」サイトより転載。
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マスメディアは「事実を伝え、真実を語り、そして後は主権者たる国民の皆さんが判断する」 by 小沢一郎 :岩上安身インタビュー
2010⁄12⁄24(金) 09:05
昨日の岩上安身氏による小沢一郎インタビューは、ニコニコ動画で視聴者は78859人だった。
ナマで見られなかった方も、岩上安身オフィシャルWEBで観られるので是非視聴されることをおススメする。
小沢さんは、このインタビューの中で、政倫審、国内政治、日米、日中の国際関係や現政権について、大変多くのことを語ったが、その中でもマスメディアについては随所で出てきたので、それを今日はピックアップしてみたい。あとは、ロッキード事件について印象に残ったことを抜き出してみた。
●記者会見について
僕は20年以上前(自民党幹事長時代)から「どなたでも」と言ってきた。
それが大手メディアから、「あの野郎はけしからん」となったと思う。
旧体制で既得権を持っていた人は反発するのは決まっているんですね。
一番多くの既得権をもっていたのが大きな新聞テレビ等の大手メディアだった。
いろんな意味で独占的な既得権をもってますから。
「小沢一郎は、旧体制・既得権にメスを入れるかもしれない」と、彼らからみれば僕は危険人物。
民主党のクロスオーナーシップの禁止は、事実上ただのお題目になってしまっている。
これは徹底しなければならないと思います。
同時にそのテレビの電波と新聞の再販はみんな独占権になっている。
あまりにも既得権で守られているから、そこはオープンにして競争原理を入れなければならない。
だから僕は余計に睨まれる。
岩上
メディアは小沢さんに対して説明責任を求める、というのがずっと繰り返されてきたんですね。
それに対して、検察審査会も、また当の検察側も情報開示してもらわないと困りますよね。
最近、最高検でやっと取材対応というのが始まったんですけれども、今までオープンな記者会見というのがなかったんですね。
それでも、録音してはいけないとか、写真を撮ってはいけないとか、非常に規制があります。
そうした、検察や検察審査会も、われわれ国民からしたら、政治家も検察も権力ですから、全部、公明正大にオープンに情報開示してもらいたい、会見なんかはフルオープンでしてもらいたいと思っているんです。
小沢
一番の権力は新聞テレビの大きなメディアですよ。
それが正確に伝えさえすれば、かなりの部分がオープンになると思うんです。
最近特にですが、僕のことについて書いているものは、ほとんど事実と相違してしまっている。
最近の記者は、ある事実を耳にしたら、昔はちゃんと本人なりに裏をとるというか、聞きにいって、「この事実は本当ですか、どうですか」と言って取材を結構丁寧にやっていた。
ところが今の記者たちは、ほとんどしなくなって、パッと聞いてみんなで同じように、そのまんまを鵜呑みにして、あるいは都合のいいようにバアっと報道しちゃいますから。
ぼくはね、政治や行政や一般の会社でも、大きなメディアがもっと真実を報道してくれたら、今の仕組みの中でもかなりオープンになると思いますよ。
●可視化について
日本の社会を、もう少しオープンなものにしようということの一つでしょう。
特に、検察だけではなくて行政も一つの権力ですから、それをなるべく少なくする、というのが民主主義の基本ですから、公権力があまり政治やあるいはプライベートな生活に踏み込まないように、というものの一貫だと思っていますが・・・。
しかし、今言ったように、大きなメディアがもう少しキチンと勇気をもって真実を語れば、日本の社会はもっともっとね、かなり透明なものになると思いますよ。
やっぱり自分自身が既得権をもってますから、それをやりきれないんですね、きっと。
********** **********
●ロッキード事件について
悪いことをすればね、どんな権力者であれ誰であれ、ルールに従って罰せられると、それは当然なことです。
ただ、政治というのは日本の領土と国民の生命や暮らしを守る、という大きな役割がありますから、ただ単にロッキード事件でもお金の問題に矮小化されて、スケープゴードに誰かを立てて、その場を通り過ぎようとするという、日本の社会ではそういう傾向があると。
ロッキード事件であれ、なんであれ、ではどうしたらいいのか、というところに大きなメディアが議論をもっていこうとしない。
こいつが悪いんだ、悪いんだと、こいつがいなくなれば、あとはみんあいいんだ、という話になっちゃう。
それは結局、旧体制における既得権を守る、ということが根底にあるからそうなっちゃう。
だから、自分自身の既得権を手放すこともあるかもしれない。
しかし、新しい活動ができるんだと、だから、こういう仕組みを変えて、本当にみんなの為になる世の中をつくろうという発想になれば、そんなに怖がる必要はないと思うんですけれども。
どうしても誰か一人、その時々に不遜な事件が起きると誰かをスケープゴートにしちゃうと、で後は口をぬぐっちゃうと・・・。
その繰り返しでね、ほんとに日本の場合は、特に政治の世界は、悲劇だと思いますね。
ですから、もっともっと本当のところに迫っていくと、というのを是非、まあ、インタネットの話に戻りますけども、
事実を伝え、真実を語り、そして後は主権者たる国民の皆さんが判断する。
そういうことでやってもらいたいと。
岩上
ロッキード事件で暴力的な違法な取調べをしたというのが、つい最近、今頃になって新聞などで取り上げていますが・・・。
小沢
あの時は最高裁判所の裁判官会議で、アメリカのコーーチャンを免責したんですね。
それは日本のシステムには無いことをやっちゃったんですね。
これは非常に司法に大きな汚点を残したと思いますね。
田中先生の事件うんぬん、お金がどうのこうのということよりも、大変大きな、民主主義国家日本としては問題点だったなあと、あの事件を振り返ってぼくは思いますね。
岩上
法治国家としての瑕疵といいますか傷、汚点ですよね。
小沢
あれがいいっていうんだったら、全部免責して勝手なことしゃべらせるということになっちゃう。
岩上
無責任な証言。中にはニセモノの証言もあり得るということですね。
小沢
裁判官がらみでやる、ということは、日本の制度になかったものでしょ。
だけど、そんなことが行われたということは、あの時、ものすごく疑問に思いましたね。
(私のコメント)
やはり、今のマスメディアの在り方が、日本社会を歪め、全ての問題の諸悪の根源になっている、という認識をあらたにした。
マスメディアこそ日本社会のガンである、と。
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