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オレは、小さなバイク屋のオヤジ。晩酌がてらニュースは見るが、世の中の動きなんかはあんまり興味は無い。誰が大臣やろうが、五十歩百歩。あしたは明日の風が吹く。
二ヶ月ほど前から始めた、SUSUKI CSX400のレストアが昨日やっと仕上がった。我ながらよく出来たと思うので、日誌の一部を紹介したい。
S君は、通信制高校に在籍し、夜はウチで買った中古のQPX125に乗って、ファミレスのバイトに行く。そこの先輩のAは、暴走族とも付き合いのあるワルで、S君からたびたび金を借りていて、もう20万は超えている。返済を催促したいのだが、女の子を紹介されていることもあって、とても言い出せなかったらしい。
族からも借りていたAは、返済を迫られ、S君が「ゆうちょ銀」に預けていた35万に目を付けた。それは念願のビッグスクーターを買う為にコツコツ貯めた金だ。S君は、意を決して断った。すると、Aは、バイクレースで決着を付けようと言ってきた。仕方なくS君はそれに応じてしまったのである。
S君は納屋に置かれていた古いバイクを思い出し、オレに電話してきたのだ。すぐにS君と納屋に行き、奥の方からそいつを引き出した。降り積もった埃以上に驚いたのは、持ち上がったヘッドライト、狭いハンドル、背もたれ付きシート、そう、暴走族仕様バイク、いわゆる「族車」だったことだ。背もたれには『日本書”記”』と古風な文字で書いてあった。
「なんだこりゃ。普通『夜露死苦』とかだろ」「ええ、これは、叔父のバイクだったんですが、『不比等』に盗まれて戻ってきたらこうなっていたんです」「あいつは『東亜連合』だったな。ヘッドの『大唐』に認めてもらおうと、目一杯改造したんだろう」
「直せますか」「エンジンとかフレームはよさそうだ。問題は改造部品のスペアが見つかるかだ。」
「支払ですが…」「よし、勝てば10万、負けたら無料」 S君の顔が輝き、バカ二人の作業が始まった。
取りあえず、エンジン・テストがしたいのでキャブレターをオーバーホールし、プラグを交換した。ブースターケーブルを接続し、セルを回す。「ブルルル」という音がして排気管から白煙が出た。
「どうですか」「OK、OK、後はキャブのセッティングだけ」ニードルバルブを1/4回転だけ回し、再びセルを回す。「バリ、バリ、バリ…」という轟音が直管マフラーから響き渡る。S君が親指を突き出し、ハイタッチをした。
レンチで一つ一つ部品を外し、ラストリムーバーでサビを落とし、品番とサイズを確かめた。メーカーに純正品を発注し、品切れのものはヤフオクで探すことにした。しかし、フレームの切断でどうしても装着できない部品もありそうだ。
「残りは作るしかないな」「純正品でなくて大丈夫ですか」「サイズを測って、何度もテストするから心配ない。大事なのはレースに勝つことだろ」「そうですね」
〜〜〜〜〜〜改造部品マニュアル〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
No.1 名称:ロケットカウル L3型 品番:TRH8888 通称:【聖徳太子】
593年、聖徳太子は、推古天皇の摂政となり、大臣の蘇我馬子と協調しながら政治を行った。
594年、聖徳太子は、仏教をさかんにするため、仏教興隆の詔を出し、四天王寺や法隆寺を建てた。また、経典を研究し、注釈書「三経義疏」を著した。
603年、聖徳太子は、冠位十二階を定めて有能な人材を役人に登用した。これは、氏姓制ではなく才能を基準に人材を登用し、天皇の中央集権を強めることが目的であった。
604年、聖徳太子は、十七条の憲法を制定し、豪族たちに臣下としての心構えを示し、天皇に従うことを強調した。
607年、聖徳太子は、小野妹子を遣隋使としてつかわし、対等の国交を開いた。
<取付け方>
@馬子(AH352)をペンチで折り曲げ、本体を押し込む。その後、アジャスト・ボルト(3NB24719)を回し、隙間を調整する。
A聖徳太子(WB684)の上下に金モール(5DS49674)を貼り付ける。
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「これだけデカいと迫力あるね」
「すげえ金ピカ、こんなドハデな物売れたんすか」「ある組織の力で何百万も売れた」
「Y組とかですか」「いや、表も表の国家組織だ。こんなヤバイ品掴まされたヤツは災難だな」
「リコールとか無しすか」「あっはっは。リコールねぇ。こっそり対応品と交換したらしい」
オレとS君は、昨日届いた補修部品をチェックした。
〜〜〜〜〜〜補修用部品マニュアル〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
>>No.1 名称:ロケットカウル L3型 品番:TRH8888 通称:【聖徳太子】
≪純正品 名称:ヘッドライトセット DT32 品番:UJ83267…販売終了≫
*代替品 名称:ヘッドライトセット DZ37 品番:LM60973
574年、厩戸皇子が誕生した。
600年、騎馬民族系の大王、蘇我馬子(アメ・タリシヒコ)は、遣隋使を送り、「北極星を祀る蘇我氏と、太陽を祀る秦氏が協力して政務を行っている」と報告した。
603年、蘇我馬子は、冠位十二階を定めて有能な人材を役人に登用した。
607年、蘇我馬子は、隋の煬帝に国書を送り、騎馬民族同士として対等な交易を求めた。
608年、隋使・裴世清が明日香ヤマトを訪れて蘇我馬子に会い、交易品製造工場の視察をした。
<取付け方>
@馬子(AH352)が中心に来るように調節ネジ(7EW38277)を回す。
A秦SGU(FT761)にアナライザを接続し、電流のピーク値が570mAになるようVR408(9SC75490)を調整する。
<メーカー>
書き換わる聖徳太子像(東京新聞) http://blog.goo.ne.jp/momotaro-1941/e/6cb172a06496f3196c929cbbf4838fe2
聖徳太子はいなかった・・・ http://www.abaxjp.com/syotk-taisi/shotk-taisi.html
聖徳太子とは誰のことか http://www.nagaitosiya.com/a/shotoku.html
釈迦三尊の光背銘に、聖徳太子はいなかった http://www.furutasigaku.jp/jfuruta/syakamei/syakamei.html
「聖徳太子」はいなかった http://homepage1.nifty.com/sawarabi/shoutokutaishi.htm
聖徳太子はいなかったの? ウソだろ・・・ http://gksoccerpremiership.blogspot.com/2009/01/blog-post_1198.html
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「馬子って淡いブルーでイケてますね」「中央アジア製だからな。超高輝度LEDが使ってあるんだ」
「この秦SGUって何ですか」「秦技研の高性能電流コントローラーだ。古代エジプト製土木建設用ソフト搭載のマイコンと花郎騎士団型大電流IGBTが入ってる」
「早く見たいな」
ロケットカウルのナットを緩め、慎重に取り外した。
「こっちの馬子はペッタンコですね。」「ああ徹底的だな」
交換部品のサイズを確かめてから取り付けた。「よし、いいだろう。ライト点けてみて」「はい」
S君が勇んでスイッチを入れると、凄まじいライトブルーの光が作業場に溢れた。
「何アンペア?」「550です」
「純正品は500だから520位にしとこう」
====レース用微調整部品====================================
【1】607年、[蘇我馬子]は、隋の[煬帝]に国書を送り、騎馬民族同士として対等な交易を求めた。
〈 ナポレオン 毛沢東 田中角栄 〉
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「これは何ですか」「下の部品を[ ]の部品と交換してみて、Aの弱点を探るんだ」
「こんなチャチいもんで効果あるんすか」「まあまあ、やってみろ」
「ええと。こうですか」「いいかもね。そのままレンチで締めといて」
時計を見ると、4時を過ぎている。「今日のバイトは?」「5時からです」
「じゃあ、今日は此処まで。後はオレがやっとこうか?」「いえ、待ってて下さい」
「他の仕事やってるからメール入れといて」「出来るだけ早く連絡します」
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