http://www.asyura2.com/10/senkyo102/msg/770.html
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今日は常岡浩介さん(@shamilsh)の里帰り講演会が島原復興アリーナというところであって、ぜひとも聴きに行きたかったのだが、残念ながら大事な仕事でどうにもならなかった。600人も集まったって本人がびっくりしていたそうだけど、まー、ゆっくり故郷を満喫してほしいなと思う。クリスマスは長崎県警から事情聴取らしいし。
さて、12月21日午前零時をもって、福岡高裁の諫早湾開門調査判決は確定したわけだが、これは不当判決ではない。もちろん長崎県知事をはじめとする開門反対勢力はこれからもギャーギャー騒いで管直人を責め立てるだろうし、それがみっともないことだというのも、ここに転載する松阪まさお島原市議会議員の発言に言い尽くされている。
だからおおいに責め立てればいいんだと思う。みっともなさを晒すほどにことの本質が明らかにされていくだろう。まっとうな議論が地元でなされなかったこと。諫早湾干拓推進勢力の中枢がある時点から、事業の正当性をきちんと説明しようという、あるいは疑問や反対意見に耳を傾けようという意思を完全になくしていたということ。すなわち確信犯だったということだ。そして民主党長崎県連はこの確信犯と手を握ってしまっていた。かなしいことに福田えり子はそのメルマガで、「すでに完成している諫早湾干拓事業では、開門するにあたって、新たに700億円ほどの予算が必要となります。有明海再生の為に、何をすべきか。新たな被害や争いが起きない為に何をすべきか。地元住民にとって最善の策は何か。それらを考え、行動し、発言していくつもりです。」と開門調査反対の姿勢を現わしているが、すでに完成している事業が今後どれほどの不幸・不利益をもたらすか、そちらの可能性の方が大きいのだ。人間の「生命」に直結している「海洋」の問題を金の問題にしてしまうのは、これまでの彼女の主張をねじまげてしまうことになる。防災という点で住民の不安に怯える声があるとも言っているが、ならば、開門しないことの防災的意味をきちんと筋道だてて説明してほしいものだ。むしろ水害に恐怖する住民心理が意図的に煽りたててられてきたのではないか? 最善の策は何か?それは地元住民が考えて決めていくべきことで、別にそんなことを彼女が考えてくれなくても、福田えり子にはもっとやるべきことがあるだろう。「小沢一郎先生を支持します」ともういっぺん言ってみることだ。争いの海がいやなら、争いをきちんとした交渉にもどすことのできる政治家はだれか、答えはおのずと明らかだと思うのだが、小沢一郎以外にはいない。
おそらく小沢一郎は非常に冷静な覚めた目で長崎県をながめている。
だから、長崎県知事も金子原二郎参議院議員もいちど小沢一郎に会ってみればいいのだ。もしも、小沢一郎が開門調査はいけないなんて言い出したら、ぼくは小沢一郎を信頼し支持もしているが、「小沢さん、それはちがう」ともちろんはっきり言うけど。
おっと、珍しく前置きがながくなってしまった。
以下転載責任 みちばたの蝶@長崎県島原半島
http://mmatusaka.exblog.jp/15646583/
2010年 12月 22日
裁判所は無視ですか?
エイズの時も肝炎の時も、最後は政治決断だった。裁判は客観的な判断であって、その判断を受けて「どうするか」が問題だからだ。
裁判は長引く場合がある。白になろうが黒になろうが、それでは解決しないことがある。ここでも政治決断が必要とされる。
だから、裁判の如何に関わらず、菅さんは総理就任直後すぐにイサカン開門の決断もあった。僕ら数年来事実を検証し続けた立場からすれば、そういう政治決断は当然であるが、聞く耳を持たなくなった人たちのことを考えると、さすがに菅さんも躊躇したのかもしれない。
結果、裁判所の判断を受けての、判断となった。今回の高裁判決をじっくり見れば、これは国(農水省)の完敗である。最高裁に持ち込んでもほぼ100%負けが見えている。理屈では三審制だが、高裁の裁判官は素人集団ではない。どちらが正しいかを判断するために、徹底的に両者の意見を聞き、事実と証拠の裏づけを確認して、時間をかけている。その結果が判決である。菅さんの判断は、いわば裁判所という中立機関のお墨付きを得ての判断だったわけである。
結果、菅さんは判決に従ったまでである。長崎県知事らは「何故上告しないのか!」と大騒ぎしている。不思議なのは、この大騒ぎする人たちが裁判(所)を全く無視している事だ。裁判の結果に不服であるような主張ではある。なぜなら、相も変らぬ彼らの主張は被告らの主張そのままであり、それらの意見はことごとく裁判を通じて論破され、間違いが指摘されてきたことなのだ。なお不服なら、まずはこのような判決に対して「不当な判決だ!」と裁判所に抗議をするのが先ではないのか?
自分達の言い分が全く理屈にならない事を知ってか知らずか、負けは負けだが、認めたくない!というわけか。まったく、子どもじみている。さらにあきれ果てるのは、議会である。特に長崎県議会は最低である。議員がじっくり事実を調査したり、研究したりして考えることをしないのはある程度承知していたが、ここまで頭を使わず、誰かさんの言いなりで動く、口ばっかり太ったロボットだとは(うすうす気づいていたが・・・)なさけない。
僕は立場上(議員だから)議員がいちばん悪いと認識している。願わくば、その議員の暴走に事実報道をもって、ブレーキをかけてくれるジャーナリストの奮闘を期待したい。マスコミの垂れ流す情報が市民を洗脳する凶器になることを自覚して欲しい。
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